めんどくせぇことばかり 日清戦争に対する認識不足(覚書)『悲しい歴史の国の韓国人』 宮脇淳子

日清戦争に対する認識不足(覚書)『悲しい歴史の国の韓国人』 宮脇淳子

そうねぇ。やっぱり日清戦争に対する認識不足は認めざるを得ないね。支那にとっての屈辱の近代は、アヘン戦争によってはじまるんじゃなくて、日清戦争で始まるんだね。

もちろんアヘン戦争が支那に与えた影響は決して地位さっくないが、所詮は“利”をめぐってイギリスが仕掛けてきた戦争で、支那が大人ぶることも可能だった。しかし、日清戦争はそうはいかない。朝鮮をめぐって日本と争うとなれば、支那は決して負けるわけにはいかない。しかも、洋務運動によって西洋の“形”を取り入れたのは支那の方が先。なによりも日本は“東夷”。

それでいて負けたのだから、支那の屈辱は限りなく大きい。だから“形”ばかりではなく、制度も取り入れようと変法自強運動を開始する。科挙の無力を悟って、日本に学ぼうと多くの留学生を送りこんでくる。この屈辱を軽く見るとえらい目にあうことになるだろう。
『悲しい歴史の国の韓国人』 宮脇淳子

徳間書店  ¥ 1,080

建国神話がフィクションだから、南も北も反日競争するしかない
その屈辱を軽く見ていたから見落としていたことがある。李鴻章の動きのこと。著者は、李鴻章は、ロシアが対日講和に干渉してくるという感触を得ていたようだと書いている。だから遼東半島を日本に渡す条件をのんだと。

たしかに、ロシアは、清が賠償金をフランスの銀行から借りる口利きの代償として、満洲から沿海州まで一五〇〇キロに及ぶ東清鉄道敷設権を獲得する。そして李鴻章は、その見返りとして三〇〇万ルーブルの賄賂をとっている。

“東夷”に過ぎない日本との条約交渉にあたって下関に呼びつけられ、暴漢に狙撃されて負傷し、多額の賠償金に領土の割譲の条件まで飲まされた李鴻章の屈辱を軽く見るべきではない。
三国干渉の報酬としてロシアは旅順・大連、ドイツは膠州湾、フランスは広州湾、なぜかイギリスまでが威海衛・九龍半島を租借している。李鴻章はロシアと密約を結んで満洲を売り渡し、列強を引き入れてでも日本にひと泡吹かせることを選んだんだ。

「そこまでやるかよ」

もう一つ、心しておきたいことがある。支那の人間は、日本人みたいにせっかちじゃない。時間の流れにかかわる感覚が私たちとは違う。香港の返還の時に言われたことだけど、一八九八年の取り決めで九九年の租借が決まった。九九という数字が中国語の久久(=永久)と同音であることから、これらの租借は永久租借すなわち事実上の割譲を意味していたと言われていた。いずれにせよ、九九年間の租借といえば、相手に譲り渡したに近い。でも、支那は一九九七年に香港をイギリスから取り戻した。

日本にとっても、日清戦争は恐怖だったはずだ。《近代国家を建設して間もない時期に、始めて外国と戦争をするのだから・・・》と著者は言っているが、事実、欧米列強は日本をけしかけておいて、自らは手を出しかねていた。そのくせ日本が勝ったら、日本が得た条約の最恵国待遇を自分たちも獲得しているんだからね。本当に警戒しなけれ行けないのは彼らだ。

日本は、もし負ければ東トルキスタンと同じような地位に落とされていた可能性もある。そうなれば、一九四九年に毛沢東によって中華人民共和国に併合された“新疆ウイグル自治区”と同じように、“日本自治区”として民族浄化にさらされているところだったかも。

べつにむやみに脅威をあおるつもりはないんだけど、過去の歴史に照らし合わせて警戒を怠らないことは大切だ。実際に
チベット、新疆ウイグル、内モンゴルの三自治区で支那が行っていることは、世界に対して告発するに値することである。李鴻章の屈辱が誰かに受け継がれ、長いときの果てに今でもマグマのように支那の地下を流れている可能性を、私たちは忘れてはいけないだろう。





 


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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