めんどくせぇことばかり アラウィー派(覚書)『異端の人間学』 五木寛之 佐藤優

アラウィー派(覚書)『異端の人間学』 五木寛之 佐藤優

セイタカアワダチソウはね。アメリカから日本に入ってきて、田中角栄の日本列島改造に乗っかって日本中に広がったんだって。根の毒性で競合するススキをどんどん枯らして、しかも背が高いもんだから周りを日陰にしちゃって雑草も生えない。日本中で憎まれちゃって、撲滅運動まではじまった。

そしたら、淘汰されたのかな。セイタカアワダチソウの背丈が低くなっていったんだって。敵視されたままでは生存できないので、背丈を低くして適応したんだって。馴化っていうそうだ。今では背を低くして、ススキなどの在来種とも和やかに同居してるんだとか。
これは五木さんが言ってることなんだけど、宗教の話なのね。ドイツに入ればゲルマン的なものと結び付き、アイルランドではケルト的なものと結び付きってね。土着のものと融合してこそ宗教って力を持つものみたいね。

 
『異端の人間学』 五木寛之 佐藤優

幻冬舎  ¥ 842

まったく違う角度からであるが、この二人はその人生のかなり大きな割合をロシアにかかわって生きてきた


この話は、佐藤さんの、シリアの支配層の宗教であるアラウィー派に関する話との関連で出てきたんだ。これがまた面白い。知らなかった私は、これを知ったことで、いくらか賢くなった。もとはトルコのアレヴィー派の話で、トルコでは異端視されているんだそうだ。祈る時も男女が同席するとか、なんといってもびっくりなのが、偶像崇拝をするんだって。イスラム教徒があまり好まない歌や踊りが大好きなんだって。
シリアのアラウィー派も虐げられてきたんだってさ。一〇〇〇年以上にわたって虐げられて、最下層に置かれてきたんだって。それがフランスの統治下で現地統治の役割を担うようになって、人口一二%の彼らがシリアを支配する下地になったんだそうだ。

いくらでもニュースで知らされたよね。この内乱の中、アサドがいかに自国民に対して過酷な攻撃を加えているか。私は同じイスラム教徒の中で、なぜそのようなことができるのか。それこそ欧米メディアがあえて流した誤報じゃないのかって思った。そういう部分は確実にあると今でも思ってるけど・・・。でも、上記のような背景を知ってやっとわかった。

アサドはアラウィー派以外をいつくしむべき国民とは思っていないんだな。

アラブの春の立役者は、どこの国でもスンニ派の「ムスリム同胞団」だったんだけど、シリアにはいずムスリム同胞団がいなかったんだそうだ。その理由は先代のアサド
大統領(元大統領の父)が皆殺しにしたからなんだそうだ。だからシリアの反政府運動は核を持たずに、かえって混乱を深めた。

そこにアサド支援でレバノンからシーア派のヒズボラが関与してきて、対抗するためにイラクからアルカイダが入ってきて大混乱。混乱便乗したのがイスラム国。・・・そう言うかなり手の込んだ、シナリオがあるとすれば、それこそ神の領域の舞台ということになる。






 


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読みました

こんにちは。

僕も「異端の人間学」を読みました。

佐藤優の対談本はいくつか読みましたが、この本が一番面白いですね。

よんちゃん さま

コメントありがとうございます。

同感です。ですが、・・・
小冊子なのに、どうにも私には、一度では消化しきれませんでした。それでも、ゲップが出るような有様。少し時間をおいてから、気軽にもう一度、ペラペラっと手にとって見ます。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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