めんどくせぇことばかり 『なぜ日本人はご先祖様に祈るのか』 ネルケ無方

『なぜ日本人はご先祖様に祈るのか』 ネルケ無方

厩戸皇子。「馬小屋」なんて名前をつけられて、かわいそうに。でもなあ、そんな親がいるかなあ。名前に関する感覚が違っていたとしてもね。・・・まあ今でも、キラキラネームで変な名前の若い人もいっぱいいるけどね。
それでもやっぱり、自分の子供に「馬小屋」と名付ける親はいないよね。もしもそんな馬鹿げた話があるとしたら、それはその時代、その場所で、「馬小屋」という言葉が限りなく輝いていたことになる。「馬小屋」という名が輝くケースがあるとすれば、当然、イエス生誕のエピソードと言うことになる。馬小屋
記紀が書かれた時代、すでに支那にはネストリウス派キリスト教が入り、日本にも伝えられた。貴種出生譚としての聖徳太子の伝説にイエス生誕にかかわるエピソードが重ねられたんじゃないかな。証拠主義の方には怒られそうだけど、西方の救世観音菩薩が穴穂部間人皇女のおなかに宿って生まれたのが聖徳太子とかって伝説があるよね。そこに重ねられてるのもイエス生誕のエピソードだよね。

アレクサンダー大王の時代に、ギリシャからメソポタミア、地中海東岸、エジプト、ペルシャ、アフガニスタン、パキスタンが統一されちゃって、それまで、数千年の歲月をかけて、各地域地域に築き上げられた文明、思想、宗教、伝統、生活、等など・・・、すべてが、一瞬にしてその垣根を奪われた。全てが、全ての人々に対してさらけ出されていく時代となった。

生き方をめぐる万人の万人に対する闘争が開始されたヘレニズムの状態では、地域限定の伝統的宗教観はもはや人々の宗教的感情をつなぎとめることができなくなった。人々は新たな宗教観を求めてヘレニズム社会を行き来した。いや、更にその先へ、インドへ、支那へ、・・・更にその先へ。

そう考えれば、キリスト教のエピソードが日本史の中に潜り込もうと何の不思議もない話なんだけどね。
『なぜ日本人はご先祖様に祈るのか』     ネルケ無方
幻冬舎新書  ¥886

ドイツ人禅僧が見たフシギな死生観
この本の中では、古来の神道の死生観も、ここで自然発生した独自のものと言うよりも、ギリシャから入ったものではないか。あるいは、発祥地はどこであれ地下水脈のように流れる人類共通の死生観があり、古くはギリシャ神話に語られ、日本人は今もそれに手を触れることができる状況にあるのではないかと語っている。
オルフェウスは愛するエウリュディケと結婚をする。ある日、エウリュディケが散歩をしていると、牧者アリスタイオスが、彼女の美しさに心を奪われ、彼女めがけて進んできた。逃げる途中、エウリュディケは蛇に噛まれて死んでしまう。

オルフェウスは、黄泉の国の支配者ハデスのもとへ行き、エウリュディケを連れて行きたい、と願い出た。ハデスは二人が地上へ帰りつくまで、彼女をふりむいてはならない、という条件で願いを聞き入れた。

二人は暗い小道を通って、とうとう地上へ着こうかというとき、オルフェウスは彼女がついて来ているかどうかと、つい振り返ってしまった。すると、たちまち彼女は黄泉の国へ吸い込まれるように消えてしまった。

ギリシャ神話にも冥界との境を流れる川があって、この川を渡らないと冥界に入ることができないって、三途の川とおんなじですね。ちなみにアキレウスを不可傷性の体にするために母のテティスが彼の体を漬したのもこの川だって。

ちなみにおんなじように渡し船があって、カローンという冥府の渡し守がいて、渡し賃が約六円。おいおい、ここまで一緒ならだれも文句言わないんじゃないの。






 


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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