めんどくせぇことばかり 新しい希望(覚書)『横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』 西岡力

新しい希望(覚書)『横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』 西岡力

昨年の六月に長谷川慶太郎さんの『朝鮮崩壊』を読んで記事を書いた。そのとき、拉致事件の解決を確信した。
二〇一四年三月の日米間首脳会談。米国務長官ジョン・ケリーが懸命に朴槿恵を説得したという。長谷川氏はその時のケリー国務長官の紹介しているが、激しすぎる言葉である。
カビの生えたような歴史認識問題をとやかく言うな。反日姿勢を修正しろ。
北朝鮮はいつ潰れるかわからないぞ❢ われわれ(米国)はそういう判断で東アジア政策を展開している。
大統領、いつまで北朝鮮が大丈夫だと思っているのか。まもなく北朝鮮は中国の支持を失うぞ。失ったら、北朝鮮の面倒を誰がみるのか。それは大統領、貴国(韓国)しかないじゃないか。しかし貴国だけで北朝鮮の面倒を見られると思っているのですか。その時、(中国ではなく)日本からの支援が絶対条件だ。その日本に対して、反日、抗日、歴史認識問題、そんなくだらないことを言っている暇があるのか。(朝鮮半島)危機がすぐそこまで来ているのを知らないのか。
そんな情報、長谷川氏はどこから仕入れたんだろう。日米韓首脳会談の時は朴槿恵の仏頂面ばかりが話題になったけど、でもあれ以来、たしかに韓国の論調は変わりつつあるのだ。
すでに北朝鮮は、瀋陽軍区の支配下にはない。瀋陽軍区が習近平に掌握された以上、北朝鮮は習近平の支配下にある。邪魔になれば、習近平は瀋陽軍区の顔色を気にすることなく北朝鮮を切り捨てることができる。 そんな中、本書によれば支那から北朝鮮に物資を運ぶ鉄道やトラックの数が減少しているという。年間、原油五十万トン、無煙炭五十万トン、穀物五十万トンの無償援助、これが北朝鮮の生命線だった。それが止まった途端、北朝鮮は崩壊する。

北もわかっているという。だからこそ、北は日本との関係改善を急いでいる。二〇一四年三月三日、北からの申し入れで日本との赤十字会談が再開された。その際、赤十字の実務者会談に加えて外務省担当課長の非公式会談も行われたという。

一〇日には、横田めぐみさんのご両親とめぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんがウランバートルで合った。日本側からの要望から、わずか一週間後のことである。 三〇日から三一日にかけては外務省局長級が出席する政府間協議が開かれた。 北朝鮮の危機感は一様ではない。夏には支那に切り捨てられる。そのくらいに考えていると判断できると、長谷川氏は言う。

『だから、私は近いうちに拉致被害者を全員、日本に帰すと思います。憶測ですが、今年の夏までには安部首相が北朝鮮の平壌に乗り込んで、拉致被害者全員を日本に連れて帰ることになるでしょう。(本書P30)


今年の正月に横田早紀江さんの『愛はあきらめない』を読んで記事を書いた。記事にも書いたが、拉致事件の解決を祈り続けている。
いままで、あえて避けてきた。苦しくなることがわかっているんだもの。

“避けてきた” っていうのは、拉致被害者の家族の方が書いた本を読むこと。なかでも、拉致被害者の「お母さん」が書いたものを読むことを避けてきた。呼吸することさえできないほどの息苦しさ。むねをかきむしって、皮膚が破れて、血が流れ出て、肉を引きちぎり、骨をつかんで揺さぶるほどの感情。

これを悲しみと呼ぶのだろうか。純粋な高ぶり?混じりけのない痛み?・・・でも、「お母さん」の受けた仕打ちは私なんかの思いの及ぶような半端なものじゃないだろう。そこまでの仕打ちに、私は寄り添えない。

誤解を恐れずに言うなら、それならいっそ、見て見ぬふりをした方が潔くないか?
二〇〇〇年の五月から支援者さんたちが開いている「横田早紀江さんを囲む祈りの会」で、早紀江さんご自身が支援者の皆さんに語ったことが収録されている。まったく、『苦しい』なんて言ってたのが恥ずかしい。この本は鮮烈な祈りに貫かれていた。祈りの本だった。こんなにも宗教的な本を私は知らないよ。

・・・全く恥ずかしい話で、あえて最初に恥をさらしておいた。『いっそ、見て見ぬふりをした方が潔くないか』と書いた。


だからこそ、『避けてきた』・・・と。『避けてきた』私が、あえてこの本を読んだのは、やはり事態が動いたから。北朝鮮の方から“解決”を呼びかけてきた。《夏》と期待したものの、残念ながら《秋》に持ち越され、動きが止まったまま《冬》になって年を越した。

私のような弱虫は、何事も成し得ない。かといって、この歳で生き方を変えようにも、残念ながら余力はない。できるのは、せいぜい祈ること。“冷戦の終了”、“ベルリンの壁の崩壊”、“チャウシェスクとエレナの公開処刑”、“ソ連の崩壊”。自分の生きているうちに起こるとは思っても見なかったことを幾つか経験した。老い先はさほど長くもないだろうが、まだまだ幾つかは大変化に遭遇できるだろう。まずはその最初が、“拉致問題完全解決”であることを、私は疑わない。

酔っていたが、元旦の初日の出にも祈った。ついでに二日目の日の出にも祈った。仏さまにも祈った。“解決”のその日まで祈り続ける。

もう十一月も半ば、“今年中にきっと・・・”という気持ちも、ここまで来るとくじけそうになる。そんな時この本に巡り合えた。
『横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』  西岡力
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拉致被害者は生きている。必ず全員取り戻す






 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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