めんどくせぇことばかり MRJ 飛翔❢ 『翔べ❢MRJ』 杉本要

MRJ 飛翔❢ 『翔べ❢MRJ』 杉本要


ついこの間、八月に紹介した記事ですが・・・


零式かつて、日本は航空機大国だった。・・・「かつて」とは、大正から昭和の初期まで。この間日本は航空機大国の名をほしいままにしていた。しかし、1945年の終戦とともにGHQから航空禁止令が発せられ、日本の航空機産業は消え去った。隼
旅客機は開発段階における初期投資が大きく、回収には10年、20年といった年数が必要となる。しかも、YS-11の失敗もある。・・・2008年3月、三菱重工は取締役会でMRJの開発、生産を正式決定し、「事業化」を決断した。同時に、4月1日付けで外部の資金も募り、事業会社「三菱航空機」を設立する。資本金1000億円。出資比率は次の通り。▽三菱重工業64%▽三菱商事10%▽トヨタ自動車10%▽住友商事5%▽三井物産5%▽東京海上日動火災保険1・5%▽日揮1.5%▽三菱電機1%▽三菱レイヨン1%▽日本政策投資銀行1%

プロジェクト構想や研究開発の場面での国の関与を考えれば、「オールジャパン体制」での船出となった。
『翔べ、MRJ』  杉本要

日刊工業新聞社  ¥ 1,728

世界の航空機市場に挑む「日の丸ジェット」・・・2015年、半世紀ぶりの国産旅客機が日本の空を舞う
第一章 MRJはどんな飛行機なのか
第二章 MRJで変わる航空機産業のモノづくり
第三章 「航空機大国」の栄光と挫折
第四章 YS-11の登場と失速
第五章 競争激化する世界の空と、MRJのライバル
第六章 「生みの苦しみ」を越えて 三菱の航空機事業
第七章 飛行機を売るという難しさ
第八章 ロールアウト、そして初飛行へ


日本には「YS-11」という記憶がある。

航空機業界では、1945年の航空禁止令の公布から52年の航空機製造許可までの7年間を、「空白の7年間」と呼ぶという。時期的には、世界でジェットエンジン化が本格化する時代、日本の航空機業界の光だけが消えていた。

YS-11の開発構想が打ち上げられたのは56年である。集められた設計者には、「零式」の堀越二郎、「飛燕」の土井武雄、「紫電改」の菊原静男、「隼」や「疾風」の太田稔らもいた。開発製造の主体として官民出資の特殊法人「日本航空機製造」が立ち上げられた。

66年、アメリカでの最初のデモ飛行が行われた。世界最大の民間機メーカー、ボーイングの技術者がYS-11の視察にやってきた。メンバーが、パイロット、整備員、技術者であることから明らかに日本の飛行機の品定めであったという。彼らは「完璧だ。安定性もバランスもいい。こんな飛行機は見たことがない」と評価したという。

しかし、YS-11の事業は失速する。日航製は「よい飛行機を作り、売る」ことまでしか想定していなかった。しかし、事業として必須の顧客支援体制は、全く確立されていなかった。さらに、「官」の比率が高かったことから、コストダウンが進まず、累積赤字が深刻化した。そのため、YS-11の記憶は苦いものとなってしまった。

このところ、MRJ関連のニュースが出るたびに、「延期」の文字がついてくるような気がする。そのたびに心がうずく。それでなくても、“国産機”っていうだけで、無意味に余分なことを考える連中もわさわさいる。でも、自分に言い聞かせる。MRJは世界の空を飛ぶ。・・・必ず





 


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難しそうですね

YSの時も発動機はローイスでしたし、今回もP&Hですね。
ここが純国産??・・・・。
IHI他が純国産発動機を開発中だそうですが、世界中にサポート拠点を用意しなければならず、コスト的にも難しそうです。
本邦では、前大戦の頃より機体に関する技術は優れていたようですが、当時よりネックは発動機だったそうです。
三菱、富士重、新明和・・・IHI、頑張って欲しいですね。
未だ彼の国の本心では、本邦は敵国でしょうからねぇ。
本邦が開発した、自前の発動機を搭載した商用機が世界中で活躍する事を夢見ております。

MK さま

空軍は平時でも兵隊を戦死させますよね。戦死して改良、戦死して改良ですからね。新型機の開発ってそういうものだし、かつての日本もそうだった。開発意欲旺盛な国って今でもそうしてますよね。日本で開発して、戦死だけ彼の国ってわけにも行かないでしょうからね。どうんも・・・ですね。

ありがとうございました



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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