めんどくせぇことばかり 『出雲と大和 古代国家の原像を訪ねて』『「神社」で読み解く日本史の謎』『古代史 50の秘密』 

『出雲と大和 古代国家の原像を訪ねて』『「神社」で読み解く日本史の謎』『古代史 50の秘密』 

岩波新書  ¥ 907

大黒さんとも呼ばれて民間に親しまれてきた大国主神信仰の背景には・・・
序章 三輪山幻想
第一章 出雲王国論
大国主神の分身たち   磐座祭祀をたどる  『出雲国風土記』の地政学 四隅突出墓をたずねて
第二章 邪馬台国の終焉
北九州の古代遺跡を歩く 邪馬台国はどこにあったか  邪馬台国と大和朝廷  邪馬台国の終焉  
「神武東征」説話
第三章 大和王権の確立
「国譲り」とは何だったのか 伊勢神宮の成立 出雲系諸氏族の動向  出雲系葛城氏の動向  
大和王権と吉備
第四章 出雲国造 その栄光と挫折
国造の世界  「神賀詞」奏上  熊野大社  出雲国造の本拠  出雲大社はいつ創建されたか  
国造家の歴史に陰り
終章 再び惣社へ 
なぜ、大国主はじめ、大和朝廷以前の神々が、全国の神社に祀られているのか。本拠地大和においてさえそうである。それが、著者の探求の動機だったそうだ。


PHP文庫    ¥ 756

「清盛出生の謎」、「桶狭間合戦の実相」、「家康が将門を尊崇したわけ」・・・神社からしか知り得ない“真実の歴史”
伊勢神宮は八咫鏡の祀りどころ。八咫鏡は天照大神の御霊代だから、伊勢神宮は天照大神が祀られたということ。この本は『なぜ伊勢に神宮が置かれ、式年遷宮が生まれたのか』と名付けられた第一章で、その辺のところに触れています。

新潮文庫  ¥ 529

気鋭の歴史作家が埋もれた歴史の真相を鮮やかに解き明かす。文庫オリジナル

その36番めの秘密として語られるのが、『天照大神は女神なのか?ー伊勢神宮の謎』

『神話の中で天皇家の祖神天照大神は、最初、大日孁貴(おおひるめのむち)として登場する。これは太陽神を祀る巫女で、いつの間にかこの巫女が天照大神と名を変えて、太陽神そのものに化ける』

著者は他の本でもそう書いているけど、やっぱり持統天皇を天照大神に、孫の文武天皇を天孫ニニギになぞらえて、その系譜の正当性をアピールするものだったのかな。だとしても、面倒なことをしてくれた。悪者は悪者らしく、越後屋は越後屋らしくしといてくれれば、こんな面倒な事にはならなかったのに。

天照大神には斎宮が奉仕する。斎宮は天皇の親族で、未婚の女性が任命され、任を解かれても生涯独身を通すことが原則だったという。これって天照大神の妻になるということだよね。

鎌倉時代の僧、通海が書いた『通海参詣記』には斎宮の寝床には、毎夜伊勢の神が通ってきて、毎朝かならずウロコが落ちているという。

「独り身で寂しい」と泣き言を言う天照大神のために、朝夕の御饌を奉る神として丹波から豊受大神という女神が勧請され、外宮に迎えられた。

いずれも、天照大神が男性神であることを示している。

そう言えば、日本神話の中に、もう一人、蛇の姿になって女のもとに現れた神がいましたね。倭迹迹日百襲姫命は三輪山の神、大物主神の妻になったが、蛇になって現れた夫の姿に悲鳴を上げ、夫に恥をかかせたっていう話。大物主神は大国主神の和魂であるという。


謡曲『三輪』は、三輸山の麓に庵室をかまえている玄賓僧都のもとに女姿の三輪明神が現われ、三輪の妻問いの神話を語り、天照大神の岩戸隠れの親和を物語って神楽を奏で、夜明けと共に消えてゆくという話。その最後に歌われるのが次の歌。
天乃岩戸を、引き立てて神は跡なく入り給へば、常闇(とこやみ)の世と、はやなりぬ。八百萬の神達。岩戸の前にてこれを歎き、神楽を奏して舞ひ給へば、天照大神その時に岩戸を、少し開き給へば、また常闇の雲晴れて、日月光り輝けば、人乃面しろじろと見ゆる 。おもしろやと、神の御聲乃妙なる始めの、物がたり。
思へば伊勢と三輪の神、思へば伊勢と三輪の神。一體分身乃御事今更何と磐座や。
その関の戸乃夜も明け、かくありがたき夢の告。覚むるや名残なるらん、覚むるや名残なるらん。

「天照大御神と大物主大神は本来一体の神で、そんなことは言うまでもない」・・・ですってさ。




 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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