めんどくせぇことばかり 『日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし』 千葉望

『日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし』 千葉望

♫ 夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が繁る ♫
いいですよね、季節の移ろいとともに生きる日本人は・・・。本当に恥ずかしい話だけど、今年の十一月は家と職場の往復だけで、ほとんど季節の変化を感じるゆとりもなかった。かつての日本人の生活の中なら季節の移ろいを感じられないなんて、ただのうつけ扱いだろうにね。

旧暦から新暦への改暦は明治五年。この年の十二月三日を明治六年一月一日として、そこから日本は西暦を正式な暦として採用した。ずいぶん混乱があったはずだけど、そんの幾つかがこの本の中にも書かれている。

欧米に合わせようと導入した“西暦”は“西洋暦”ですからね。なにしろ紀元はイエスの生誕。紀元前は“B.C.”と表わされるけど、これは“Before Christ”、つまり、「キリスト以前」。紀元後の“A.D.”は“Anno Domini”で、ラテン語で「主の年」。ってことは、ゴッドのイエスの年を数えてるってわけだ。ちなみに今年は西暦二〇一五年。イエスは二〇一五歳(・・・あとから+四歳ってことになってるらしいけど)。

岡田英弘さんの本を読ませてもらったところでは、《支那はいつの世でも皇帝が中心であり、皇帝が時間を支配した。暦をつくるのは皇帝の特権で、民間で暦を発行したら反逆とみなされた。年号をつくるのも皇帝と特権で、皇帝は空間を支配するだけでなく、時間をも支配したのである》と言うことで、なんか明治政府は大変なことをしてくれちゃったみたいだな。

グローバル化ってのは、本当に言ってるほど必要か。・・・安倍さん

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寒さに肩をすぼめて迎える「新春」 梅雨の最中の「七夕」 「菊の節供」は汗だくで
第一章  暦を知れば、日本がわかる
第二章  大きなずれを生んだ新暦行事
第三章  それでも残った旧暦行事
第四章  浮世絵に見る旧暦行事
第五章  文学や芸能に見る旧暦

願はくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ

君がため春の野にいでて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ

五月雨を集めて早し最上川

天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ

なんかさ。そんな歌と一緒に生きていたいよね。さすがに私の故郷では、桃の節句は四月だったな。七夕は八月だった。だから星が見えたよ。もちろんお盆も八月。十五夜にはまんじゅう蒸かしてね。すすきと一緒に月に供えた。開けっ放しでね。翌朝起きた時には全部なくなってたな。

私は昭和三五年の生まれだけど、私の親たちの世代がなんとか残してくれたものを、私は子どもたちに伝えられなかったな。残念ながら・・・。

なんて言ってる場合じゃないか、少しでも、わずかでも残しておかなくちゃ。あとどれくらいの時間があるかわからないけどね。必要なのは、自然の移ろいをもっと敏感に感じられる生活をすることだな。そしてそれに、先人たちがどのように対処してきたのかを知ること。・・・けっこう難しいけど、ちょっとずつでも、こういう本を読んでいくことだな。
・・・これを書くにあたって、今まで書いた“暦”にかかわる記事を読みなおした。けっこうなんどもこういう本を読んでるんだけど、呼んでる人間が未熟だからな。なかなか先に進まない。・・・明日は、故郷の二十三夜寺を紹介した過去記事で・・・、ごめんなさい。



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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