めんどくせぇことばかり 『恐怖の環境テロリスト』 佐々木正明

『恐怖の環境テロリスト』 佐々木正明

ずい分前なんだけど、『気候で読み解く日本の歴史』という本を読んだ。大変に興味深い本で、歴史の背景にある気候の変動を含む自然環境の変化を強烈に意識させられた。
気候の変動は、いくつもの人類の文明を衰退させてきた。強勢を誇った王国の力を奪い、地上から消し去ってきた。私たちは歴史の中で、それを“民族の移動”や“民族の抗争”、“国家間抗争”という現象でとらえ、その背後にある気候変動に注目することは少ない。しかし本書のいうとおり、人類の歴史は気候変動との戦いの歴史であったというのも、決して真実を踏み外していない。
人類は気候変動と必死で戦ってきた。しかし、今盛んに言われている人為的温室効果ガス排出による地球温暖化との戦い。なんかおかしくないだろうか。


“おわりに”のなかで、著者は『日の下に新しきものなし』という項目を設けている。旧約聖書の伝道の書に出てくる言葉で、「先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない」と書かれている。

さて、世界は今、人為的温室効果ガス排出による地球温暖化という新しい問題を設定し、それに対応に巨額の費用をつぎ込こんで、まだ見ぬ事態に対応しようとしている。著者がこの項目を設けたこと自体、そういった傾向への警鐘でもあるだろう。人類はこれまで、まだ起こってもいない気候変動に対処した経験を持たないし、予測できた経験もない。それに対して巨額の費用が動いている部分には政治的意図さえ感じる。

おそらく著者が懸念しているように、そういったところへ太陽活動の低下や突発的な火山噴火による寒冷化が発生すれば・・・。人類は対応を誤るだろう。その場合、温暖化による被害に比べ、はるかに大きな悲劇を、人類は被ることになるだろう。

「人為的温室効果ガス排出による地球温暖化に対処しなければならない」という論調は、自然環境を破壊し続けてきた欧米的進歩主義に対する警鐘のように見えて、優生学的差別思想を内蔵する新たな欧米的進歩主義に思えてならない。

『恐怖の環境テロリスト』  佐々木正明

新潮新書  ¥ 時価
エコのためなら人でも殺す。彼らはカルト思想と違法手段で武装した環境テロリスト

先にずい分前の記事を読んでいただきましたけど、基本的にいわゆる“温暖化の問題”と“環境テロ”の問題って根っこがおんなじだと思ってます。・・・人種差別・・・。その最後に書いたことは、この本にもそのまま適用できる。・・・そう思いませんか。・・・しつこいけど、これね。
「人為的温室効果ガス排出による地球温暖化に対処しなければならない」という論調は、自然環境を破壊し続けてきた欧米的進歩主義に対する警鐘のように見えて、優生学的差別思想を内蔵する新たな欧米的進歩主義に思えてならない。

シー・シェパードの連中が、『クジラやイルカは高等動物で、言語や家族を持っている。こうした生き物を守らなければ海は守れない。自分たちが向き合っているは文化を持つ動物である』とか主張するのを聞いたり読んだりすると、腹の底から湧き上がる怒りを抑えるのに苦労する。

えっ?お分かりいただけませんか。でしたらもう一度読んでみてください。感じませんか、「人類の数が多すぎる」って言う彼らの声を。「人類の数を減らすべきだ」っていうひそひそ話が。私の考えすぎでしたらいいんですけど、この本もその点には触れている。

『人類はガン細胞のようにどんどん増殖している。私たちはこの地球上を破滅させるもっとも大きな病巣なのです』とはポール・ワトソンの言葉だそうだ。さて、ポール・ワトソンにそんな心配をさせてしまう高い増加率を示しているのは、いったいどこ?
ウィキペディアに『国の人口増加率順リスト』っていうのを見てみると・・・。

ポール・ワトソンや彼の同類の人たちが、一体誰のことを《ガン細胞》と言っているかは一目瞭然。白人国家はアイスランドが2.15%で56位が最高。次がアイルランドの1.83%が71位。つまり、軒並み色のついた人種の国家。ちなみに日本は-0.07%で210位なんだけどね。色付きなのに白人を敵に回して、その揺るぎない支配に亀裂を入れた連中だからね。

シー・シェパードの立場で大地町に行く日本人もいるって言うからね。おめでたいのは、白人に植民地化された世界中にいくらでもいたけど、同じようなもんか。福島瑞穂さんと“事実婚”という関係にある海渡雄一さんという方は、グリーンピース・ジャパンの元理事長なんだそうですね。・・・、なんともね。


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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