めんどくせぇことばかり 『零戦 7人のサムライ』 森史郎
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『零戦 7人のサムライ』 森史郎

産経ニュース 2016/1/21
零戦、再び日本の空を舞う!「先人が築いた技術をみよ」 1月27日に鹿児島県鹿屋市で
http://www.sankei.com/west/news/160120/wst1601200101-n1.html
(抜粋)
零式艦上戦闘機(零戦)が今月27日、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)の上空を飛ぶ。機体を所有するニュージーランド在住の日本人と、防衛省などの調整が終わったことが20日、わかった。関係者は「日本の繁栄を築いた先人の勤勉さと技術革新に、思いをはせるきっかけにしてほしい」と語った。
と言うことで、明日ですね。零式が飛ぶの。・・・それにしてもこの人達、飛んだんじゃなくて、戦ったんだもんね。あの戦争で日本が戦った相手って、アメリカ、イギリス、オランダ、支那、ソ連だよね。「・・・この野郎、束んなってかかってきやがれ❢」って感じだよね。

なんだかんだと言っても最強だった零式。バトル・オブ・ブリテンでメッサー・シュミットからイギリスを守り切ったスピットファイアに、零式は完勝してるもんな。ヘルキャットの登場でやられちゃうけどさ。

それに零式の優秀性ってのは、本来、搭乗員の優秀性とコミで語られるべきものなんだよね。それが、ミッドウェーでは一気に、ガダルカナルではすりつぶすようにして優秀な搭乗員を失っていく。ヘルキャットとの戦いで零式が落とされていく様子は、零式に技量の未熟な搭乗員を乗せなければならなくなった時期に重なる。本当なら、この本に紹介されるような“サムライ”は七人だけじゃなかったんだよね。

つまり、戦いかたによっては、零式はもっともっとこの戦いに貢献できたはずだったんだな。・・・それは、敷島隊のような形の貢献じゃなくてね。

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世界に冠たる傑作機、零戦。鮮烈なデビューの最終幕は、・・・特攻
1  鬼と呼ばれた男  新郷英城
2  真珠湾攻撃一番乗り  志賀淑雄
3  ラバウル航空隊  上原定夫
4  英機スピットファイヤー 零戦に完敗す  鈴木実
5  山本長官護衛機の悲劇  杉田庄一
6  ある艦隊搭乗員の落日  岡元高志
7  一機一艦 体当たり  「敷島隊」の真実

最終章は圧巻だ。《「敷島隊」の真実》のところね。彼らは一九四四年まで生きのびた優秀な搭乗員だったんだね。関行男、谷暢夫、中野盤雄、永峰肇、大黒繁男の五人。その敷島隊五人の最後が語られている。なんとその資料となったのは、「米地平用艦隊司令部報告」。それに西沢飛曹長率いる直掩隊の情報を合わせて書かれているようだ。

捷一号作戦は、アメリカとの戦争の中での、日本海軍の最後のまともな作戦行動と言っていいだろう。何が何でもやり遂げなければならない作戦だった。大西瀧治郎も、そんな作戦だからこそ、統帥の外道と自らが言う“特攻”を命じもしたのだろう。命じられた五人も、空で思ったに違いない。やらなければならないって。

彼らが標的とした米護衛空母部隊は、キトカン・ベイ、カリニン・ベイ、ホワイト・プレーンズ、セント・ロー、ファンショー・ベイの五隻。敷島隊五機は、会面すれすれの高度を飛び、護衛空母隊の右舷側から接近し、急上昇する。最右翼のキトカン・ベイがこれに気づき、すぐさま対空砲火の攻撃にかかる。高度一、五〇〇~一、八〇〇で敷島隊は二つに別れた。関はカリニン・ベイをめざし、二番機の中野がこれに続いた。残る谷、永峯、大黒の爆装零戦は散開し、それぞれ手近の目標を選んだ。
セント・ロー・・・、あとは読んでみてね。関と中野はカリニン・ベイに突っ込む。残る三人は、一人がホワイト・プレーンズに向かい右舷完備ギリギリで海中に突入する。一人はキトカン・ベイに突入。もう一人はセント・ローに突入している。空母を一隻沈め、一隻を大破させた。

零式ってのは、搭乗員と含めて“零式艦上戦闘機”なんだな。そんな零式が、明日飛ぶ。



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No title

初コメです・・・。
ゼロ戦に関しては、坂井三郎さんの書かれた書籍があります・・・名前は失念してしまいましたが、なかなかの内容でした・・・。

ひげ さま

コメントありがとうございます。
『大空のサムライ』でしょうか。じつはこの本の中でも触れられておりました。
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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