『熱風の日本史』から《維新を戦った隠岐の志士たち『神と語って夢ならず』松本侑子》
とても仕事が忙しくて、・・・それにこの三連休は、二歳の孫を迎えに行って、はじめて一人で“じいじ”のうちにお泊りだから、ブログに関わる時間もなさそうなので・・・、言い訳がましいですね。つまり、・・・過去記事です
この本の冒頭の《明治篇》、さらにその最初が《旧物破壊の嵐 明治維新、文化財に牙》。『明治政府は旧弊を打破し、文明開化により新しい次代を開くという機運が異常に高まり、行き過ぎた前時代の否定が行われた。』・・・ということで、ここでは廃仏毀釈や廃城令による、寺院や城郭などの文化財の破壊が紹介されている。
著者は「愚昧な指導者によって無謀な戦争に突き進み国家を滅ぼした時代」なんて言葉を平然と吐くような人物。残念ながら、素直に同調はできない。今も昔も国際社会は複雑怪奇。無理を承知で、少しでもそれを見極めようとする絶え間ない努力と、清濁併せ持つ冷徹さこそが必要で、かつてそれを持てなかったことこそ反省に値する。
戦争というなら相手のあること、相手を思考から外し、自らのみを省みて《条件さえ整えば何度でも同じ過ちを繰り返すだろう。「国を滅ぼした」歴史を二度と繰り返してはならない》と考えるなら、その責任を「愚昧な指導者?」に帰すようなマネは、それこそ愚かな行いだ。
と、まあ、この本に関する私の意見はこのくらいにして、とりあえずここでは、廃仏毀釈の時代の“隠岐自治政府の樹立”にまつわる物語を紹介する。
どうも私は、“誰が書いたか”ってことにはこだわりがなくて、なさすぎてね。松本侑子さんは、翻訳家でもあるんですね。それも『赤毛のアン』の翻訳を手がけておられるんですね。村岡花子さんをモデルにしたドラマを思い出しました。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
『熱風の日本史』 井上亮 日本経済新聞出版社 ¥ 1,944 集団での愚行を繰り返さないために、歴史を正視することは自虐ではない |
著者は「愚昧な指導者によって無謀な戦争に突き進み国家を滅ぼした時代」なんて言葉を平然と吐くような人物。残念ながら、素直に同調はできない。今も昔も国際社会は複雑怪奇。無理を承知で、少しでもそれを見極めようとする絶え間ない努力と、清濁併せ持つ冷徹さこそが必要で、かつてそれを持てなかったことこそ反省に値する。
戦争というなら相手のあること、相手を思考から外し、自らのみを省みて《条件さえ整えば何度でも同じ過ちを繰り返すだろう。「国を滅ぼした」歴史を二度と繰り返してはならない》と考えるなら、その責任を「愚昧な指導者?」に帰すようなマネは、それこそ愚かな行いだ。
と、まあ、この本に関する私の意見はこのくらいにして、とりあえずここでは、廃仏毀釈の時代の“隠岐自治政府の樹立”にまつわる物語を紹介する。
どうも私は、“誰が書いたか”ってことにはこだわりがなくて、なさすぎてね。松本侑子さんは、翻訳家でもあるんですね。それも『赤毛のアン』の翻訳を手がけておられるんですね。村岡花子さんをモデルにしたドラマを思い出しました。


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