めんどくせぇことばかり 『世界の名前』 岩波書店 辞典編集部

『世界の名前』 岩波書店 辞典編集部

えっ、ウサマ・ビンラディンもそうなのか。・・・“そう”っていうのは、この間書いたこと。そう、「・・・の息子」。ウサマ・ビンラディンも、「・・・の息子」だったんです。誰の息子かというと、ラーディンさんの・・・。だから、「・・・の息子」にあたるのは、“ビン”。正式にはウサーマ・ビン・ラーディンという彼の名前は、「ラーティンの子ウサーマ」という組み立てになっている。

どうも、アラビアに行っても、「・・・の息子」という名前は、ごくごく当たり前のものなんですね。そこに見られる一族の絆の強さ。それは、“家”を重視する日本と違って、あくまで“血”を重視するってことなのかな。

さらにビックリ❢ この「ビン」はアラビア半島風で、地域によっては「イブン」にもなるって・・・。じゃあ、イブン・バトゥータも?イブン・ハウドゥーンも、イブン・スィーナーも、みんな「・・・の息子」なのか。ああ、でもこれは苗字みたいなもんでしょ。つまり意味合いとしては、「バトゥータの血を引く」という意味を持った「イブンバトゥータ」という苗字と考えれば良さそうですね。

実際に家をあらわす場合もあって、アール・サウードと最後に付ければ、「サウード家の・・・」という形になるんだそうだ。

『世界の名前』    岩波書店 辞典編集部
岩波新書  ¥ 864

世界の地域、言語、神話、物語について、名前の仕組みや込められた意味を・・・
1 古代のひとびと
4 歴史を遡る
7 歴史の中の名前
10 神話・伝承の中の名前
2 名前の仕組みと形
5 名付けの想い
8 多言語社会では
3 姓はどこから?
6 いくつもの名前、変わる名前
9 名前にまつわる習俗
この本は、どっちかって言うと、史料としてまとめられたような感じの本ですね。丹念に拾い上げれば、面白いものをたくさん見つけることができるけど、“資料”ですから、起承転結もないし、ラストに向けて盛り上がっていくわけでもない。いわば、総花的であって、かといって一つひとつはないがしろにできない内容を持っている。

春のこの時期、一年を“年度”のリズムで仕事をする者にとってはとてつもなく忙しい。そういう時期に読むには、ちょっと不適当でしたね。本棚に置いといて、ちょっとした一仕事片付いた頃に手にするにはいい本だな。内容は面白いんだからね。

ドイツも、“らしい”ですね。職業性が極めて多いってことが特徴なんだそうだ。ミュラー=粉屋、シュミット=鍛冶屋、シュナイダー=仕立屋、ヴェーバー=織り工、ヴァーグナー=車輪工。・・・さすが職人の国。

日本の苗字は、おそらくドイツ以上にいろいろで・・・、でも職業名はどうなんだろう。ああ、結構あるわ。東海林さん。東海林は、もとは庄司だろうから、荘園の管理人。服部さんは、もとは機織り部という職能集団で、服部とかいて「はたおりべ」と書くようになり、やがて読みから「べ」が消えて、服部とかいて「はっとり」と読むようになったんでしょう。あれ、もしかして服部さんは、テイラーさんの仲間? 高橋さんの「橋」は、川に掛けるんじゃなくて、天と地の間にかける、つまりハシゴ。だからハシゴの“髙”という字が本来。地と天をつなげる神職から来た名前かな。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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