めんどくせぇことばかり 中東ーその3『続 まんが パレスチナ問題 「アラブの春」と「イスラム国」』

中東ーその3『続 まんが パレスチナ問題 「アラブの春」と「イスラム国」』

連発ですが、過去記事です

『続 まんが パレスチナ問題 「アラブの春」と「イスラム国」』 山井教雄

講談社現代新書    ¥ 799

まんが? なめてかかると大変だよ。新聞やテレビの報道ではわからない、かなり良質のパレスチナ問題もの

結局、ハマスが政権を握ったことが気に入らなかったんだろうけど、ハマスは、世界の要求に沿って、ちゃんと手続きを踏んで実施された選挙でパレスチナに成立した正当な政権だからね。アッバスが大統領になったからって、ハニーヤが内閣を組織したからって、それが気に入らないからって、最初からテロ組織扱いして相手にしないって言うのはね。

ガザを返還したシャロンが倒れて首相の地位に就いたオルメルトが輪をかけてひどかった。ハマスはガザ返還以来、テロは控えていたし、イスラエルに対する要求も、以前に比べて現実的なものになっていた。
①グリーンライン(第一次中東戦争の停戦ライン)を国境とする。分離壁には反対。
②パレスチナ難民の自由な帰還。イスラエル内にある自分の家に帰る権利を認める。
③全イスラエル入植地の撤廃
④エルサレムをパレスチナの首都とすること

二〇〇七年のガザ内戦は、パレスチナ人を失望させた。イスラエルとアメリカにすりゃ、ハマスとファタハが手を組んだ状態で、パレスチナが一つになることが一番怖かったはずなのに。

ガザはもはや、「天井のない刑務所」という状態だそうだ。

二〇〇八年、オルメルトはサイドのガザ侵攻を決行。一二月二七日から一週間の空爆で四五〇人もの死者を出した。年が明けると地上部隊を導入して市街戦となった。パレスチナ側の死者は一四三四人。三分の二は民間人。イスラエル側の死者は一三人。イスラエルは撤退直前の一二時間で、故意にガザの生活基盤を破壊。

これはオルメルトの人気取り政策で、二月に実施される総選挙対策。ここまでやってオルメルトは敗れ、政権の座をネタニヤフに譲り渡す。
朝日新聞デジタル 2015/10/6
イスラエル軍が13歳射殺 パレスチナ人と衝突、急拡大
http://www.asahi.com/articles/DA3S12001339.html
(抜粋)
5日、イスラエル軍が13歳のパレスチナ人の少年を射殺した。西岸のトルカレムでは4日、イスラエル軍が18歳のパレスチナ人男性を射殺する事件も起きた。

このニュースは、つい最近のもの。 ネタニヤフは限定的なパレスチナ国家容認に言及したものの、パレスチナ難民の自由な帰還を認めなかったり、イスラエル軍の駐留だの、パレスチナ国の非武装だの、ハマスよりもはるかに非現実的にすら思える。

どうにも今の流れ、・・・
追い込まれつつあるのはイスラエルに思える。
 「つい最近のもの」って言ってたのが十五年十月。それでいて、この間紹介した記事。 
産経ニュース 2016/4/18
負傷したパレスチナ人の頭撃つ、イスラエル軍兵士を起訴 擁護の声も
http://www.sankei.com/world/news/160418/wor1604180042-n1.html
この展開、もっとも大きな問題は、「イスラエルに解決しようって意思が微塵も感じられない」ってことになりはしないかな。

この中東の問題、アラブの春だの、イスラム国だの、ヨーロッパ在住イスラム系住民によるテロだの、難民だの。なんだかんだと言いながら、必ずパレスチナに帰ってくる。周期的に帰ってくるたびに、スパイラルしながら問題が大きくなって、解決が困難になっていく。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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