めんどくせぇことばかり 蝕まれるアメリカ(覚書)『日本人が気付かない世界一素晴らしい国』 ケビン・M・ドーク

蝕まれるアメリカ(覚書)『日本人が気付かない世界一素晴らしい国』 ケビン・M・ドーク

土曜日夕方の番組だったかな。けっこう年齢が行くまで見てたような気がする。貧しくても誇り高く、慎ましやかでも美しく生きる人々。アメリカっていう国は、実はこういう人たちが作った国だった。

かつて、国作りに奔走する明治時代の日本人留学生に誠心誠意の援助を送ったのも、やはりこれらの人たちだった。

そんなに遠い昔のことではない以前、そんな健全なアメリカがあった。ちょっと都会を離れれば、そんな健全なアメリカに出会うことができた。しかし、今は、そんな健全なアメリカは消えてしまったんだそうだ。かえって田舎の小さな町に行くとひどい目にあうから、中流以上の人は大都会の公害に住むしかなくなっているんだという。
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アメリカ人の日本研究者が教えてくれる日本人の知らない「日本の素顔」
《スラム街は貧しい黒人の住む危険地帯》というクラシックな観念は、もはや通用しそうにない。大体、“貧困”からくるイメージを黒人に限定してしまうこと自体が間違っているようだ。当たり前だ。かつてそれは、マイノリティーとしての黒人問題だった。しかし、今は違う。“貧困”そのものが、まるで生き物であるかのように自己拡大し、そのためにマジョリティーまでをも蝕み始めた。

貧困層でも圧倒的に多いのは、白人だそうだ。「黒人ば貧しく、白人が金持ち」なんてだけでは、とても今のアメリカを捕らえることはできない。学歴を獲得し、プロフェッショナルな仕事についた黒人は、危険を避けて都市郊外に住んでいる。貧富の格差といえば、私たちはここぞとばかり支那のことを取り上げるが、支那ほどではないにしろ、アメリカの貧富の格差も酷いことでは同じである。だから、支那と同様に、暴動の発生は日常茶飯事だという。

それに麻薬が絡んでくることにおいては、支那よりもアメリカのほうが酷いらしい。貧困による社会不安に麻薬が絡んでくると、その深化は加速度を増す。


この本を読んでいて思ったのは、問題は、上記のように現在のアメリカが抱えている問題よりも、それを原因の一つとして米を中心に世界が陥った左傾化の問題ではないかと思える。大統領選における、理解不能なまでのトランプフィーバーの背景にも、アメリカの左傾化があると思う。

政治上、左翼思想の原点はフランス革命にあるが、思想的には大陸合理論に発して、理性をもとにして自然を屈服させていった。西洋に始まる近代化の背景にはこの左翼思想があり、その延長線上にあるかつての共産主義路線や国家社会主義路線は、人工的に理性によって構築されたものに自然を作り変えることを目標として失敗した。

現代の左翼思想も、所詮はその延長線上にある。この本では、その一つとしてフェミニズムの問題を取り上げている。男と女には違いがあり、その違いに応じて社会で生きていくことにおける差異が生じる。フェミニズムの立場にたてば、その考え方は受け入れられない。それは差別しそうとして、攻撃の対象になる。

自分のことは棚に上げて、敵と定めた攻撃対象に、むやみやたらな平等を押し付けて変革を求め、それを経済活動の一環として自分の利益につなげていく。そういう点では温暖化だの、捕鯨だのに反対してがなりたてる環境団体も、あれは左翼思想の成れの果てと考えていいだろう。

本質的に、自然とともにあろうとする日本文化は、左翼思想とは相容れないものを持っている。ところが、最近の日本はどうやら違うらしい。フェミニズム運動を経済活性化につなげていくとか、わけの分からない言動が目立つ。そんなの、フェミニストが怒るだろうに・・・。本当に、安倍ちゃんは不安。

ここではアメリカのこと。いずれにせよ、現在のアメリカが抱える諸問題は、左翼的方法によっては解決できない。しかも、トランプを当て馬に、もしもヒラリー・クリントンが大統領にでもなれば、アメリカはもっと内向きになる。・・・なんか、約束された方向に向かっているようで、とっても嫌な気がするな。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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