めんどくせぇことばかり 『日本人が気付かない世界一素晴らしい国』 ケビン・M・ドーク

『日本人が気付かない世界一素晴らしい国』 ケビン・M・ドーク

著者のケビン・M・ドークさんは、日本との戦争が終わってから15年目のアメリカに生まれた。17歳で日本に留学し、その時の体験、経験を原点として、アメリカ人の立場で日本研究に取り組んだ。そのまま氏は日本研究者となり、現在はジージタウン大学で近代日本しの教鞭をとっておられる。

日本研究者としての出発点が日本留学での日本人との交流にあり、人としての原点がイリノイ州の片田舎で11人兄弟の3番めとして、裕福ではなくとも健全なカトリックの家庭に育ったことが、総合的に今の氏を作った。なにしろ、ミシシッピ沿いのロックアイランドで、マーク・トウェインの小説に出てくるような少年時代を送ったって言うんだから、折り紙つきといっていいでしょう。アメリカ人としても良質であり、日本研究者としても良質である。

日本に対してよりも、アメリカに対して、より強い危惧感を隠そうとしていないところにも、そんな良質な部分を感じる。

WAC  ¥ 972
アメリカ人の日本研究者が教えてくれる日本人の知らない「日本の素顔」
第1章  十七歳の日本体験記
第2章  日本のナショナリズム
第3章  「天皇」「靖國神社」「奇跡の経済成長」
第4章  アメリカを蝕む病
第5章  日本の長所と弱点
第6章  家族が見た日本
全体の構成は、著者の日本体験と、日本研究を軸に進められる。主に語られるのは日本近代史であるから、それは著者の専門分野であるわけで、この本自体が著者の研究成果ということになる。amazonで探して見ても、日本人向けに日本で発売されているのは、この本を除けば、2009に出版された『大声で歌え「君が代」を』だけで、このときは工藤美代子さんと共著。
・・・え? 工藤美代子さん? 『関東大震災 朝鮮人虐殺の真実』の人だ。そうか、著者はそう言ったあたりと交友関係があるのか。やはり、良質ですね。
ともあれ、大作といえるような大々的なものではないけれども、それでも著者の来し方がぎゅぎゅ~っと凝縮された濃厚な一冊といっていいでしょう。

著者の言うとおり、たしかに日本人にとっては、真実よりも気持ちの方が重要ですね。私たちはそれが真実であるか否かという以前に、心を揺さぶられるかどうかを大切にするところがある。心を大事にするところに、日本人の特質があり、それが様々な日本人的“良さ”につながっていると思う。

さかのぼれば、天災の多いこの島で、お互い助け合いながら生きていく必要性から養われたものではないかと思われる。“和”の精神といえば、手っ取り早い。しかし、その分、理性を働かせて真実を追求しようという熱意に欠けるのではないかと、著者は言う。・・・その通り。

だから、冷静に考えれば、わけのわからない行動に出る。特に政治活動に多い。著者は60年の安保闘争をあげているが、その例はいくらでもある。ある意味シッチャカメッチャカといっていい。
ドナルド・トランプ氏、日本からのアメリカ軍撤退「用意ある」

ドナルド・トランプ氏は5月4日、CNNのインタビューに答え、「日本や韓国など同盟国は、アメリカ軍の駐留費用の全額を負担すべきだ」と述べた。そうでなければ、「アメリカ軍を撤退させる準備が必要だ」と語った。

トランプ氏はこの日、「私自身は韓国と良い関係がある。韓国にビルも持っている。日本とも良い関係があるし、日本にも(ビルを)持っている」と前置きした上で、アメリカ軍の駐留費用については、各国が全額を負担すべきと話した。

トランプ氏は、「今やアメリカが世界の警察の役割を担っており、そのために各国の軍事予算を大きく上回る費用を、アメリカ側が支払っている」として、各国が「アメリカを助けるべきだ」と持論を展開。各国は費用の100%、全額を負担すべきで、「なぜ、我々(アメリカ側)が支払う必要があるのだ」と疑問を呈した。

さらに、「私には退く用意がある」と、トランプ氏は強調。「我々を適切に扱わないなら、どうなるのか。簡単なことだ。彼らは自分で自分を守らなければならくなる」と語った。

また、「多くの人が『トランプは日本を武装させたいのだ』といっているが、私は(日本に)武装を望んでいない。ただ、少なくとも、経費は払って欲しい」とコメント。「アメリカは借金国だ。自動車やらなんやらで、経済対大国となった日本に、補助金を出し続ける訳にはいかない」と主張した。
http://edition.cnn.com/videos/politics/2016/05/04/donald-trump-full-interview-part-2-wolf-blitzer-tsr.cnn/video/playlists/situation-room-highlights/

シッチャカメッチャカなのはトランプか? 彼の言ってることは、そんなにおかしなことか? アメリカ人なら当然あっていい考えじゃないのかな。普天間基地反対運動にかかわる人たちは、理屈から言えばその動きに同調していくわけだよね。<トランプだから・・・>って感じが蔓延してるけど、あれはアメリカを代表する意見だと思うよ。安保法案反対運動にかかわる人たちもさ。もちろん真剣に取れ得てくれてるんだろうね。それともまた安保闘争の時みたいな、ただのシッチャカメッチャカか?

氏の“憲法理論”も、極めて健全。憲法の究極的な目的は、国民の生命と財産を守ることにある。九条であっても、憲法の基本的な目的と矛盾することは許されない。極めて健全。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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