めんどくせぇことばかり 『日本史の英雄』 倉山満✕おかべたかし

『日本史の英雄』 倉山満✕おかべたかし

世界史における英雄といえば、・・・。ハーイ、私にとっての、いわゆる、絵に描いたような英雄は、アレクサンダー大王。まさに、若き英雄。それまでの“世界”という概念を、根底から突き崩し、世界の地域地域に成立した文化の枠を、すべて取っ払ってしまった。ありとあらゆるものが、万人の目に、白日のもとに晒され、多種多様、善意と悪意両方に満ちた批判に晒された。・・・まさに歴史を動かした。
ハンニバルもいいな。最後の最後のところでスキピオ・アフリカヌスに敗れるけど、やはり“英雄”といえば、ハンニバルだよな。いったんは敗れたローマをギリギリのところまで追い詰めていくさまはすごいよね。そういえばつい最近読んだこの本。佐藤賢一さんの本。これも面白かったな。
それでも、最も英雄のなにふさわしいといえば、・・・やっぱりカエサルかな。塩野七生さんなら、間違いなくカエサルをあげるだろうな。“戦う”ということにおいてはポンペイウスに譲る部分があったかもしれないけど、ローマの歴史の中で伸るか反るかの重要局面で、足を踏ん張って、ローマの変貌にはっきりとした方向性を与えた。後世への影響力から言っても、それが意識されていた点においてはアレクサンダーを上回る。


そうだね。歴史は“人物”で見ていくのが、一番面白いよね。だから、学校の授業とはまったく別に、いろんな偉人伝から歴史に入った私は、とても幸運な人間なんだな。学校の歴史にはそんな魅力はないからね。学校の図書館に入ってる偉人伝は、とりあえず全部読んだんじゃないかな。信長、秀吉、家康から始まって、・・・あれ、そこからワシントンやリンカーン、それにヘレン・ケラーあたりに飛んでしまう。

偉人伝の世界にも、戦後歴史教育の影響が出ていたのかな。

『日本史の英雄』    倉山満✕おかべたかし
扶桑社  ¥ 1,620

日本史なんてよく知らない。そもそも歴史が好きじゃない。そんな人に・・・
1章  古代~中世 国作りの時代
  神武天皇 ヤマトタケル 神功皇后 仁徳天皇 聖徳太子 天武天皇
2章  中世~近世 日本らしさの創出
  菅原道真 源頼朝 北条時宗 足利義教 豊臣秀吉 徳川家康 田沼意次
3章  近代 我が国の決断
  高杉晋作 西郷隆盛 大久保利通 伊藤博文 東郷平八郎 桂太郎 昭和天皇

人選も面白いですね。同時に、こうやって日本の英雄たちを見ていくと、なんだか西洋の英雄たちと、どっか違う雰囲気を感じる。そのあたり、日本人の世界観というか、社会に対する見方の違いというか、・・・ね。

日本の歴史は、あるいは社会は、飛び抜けた英雄の登場を求めていない。必要としていないわけではない。必要としていない時代英雄は現れないし、現れそうなら潰される。英雄の登場が必要とされている時代、英雄が社会を変化させ、活性化させる。しかし、その流れに方向性が与えられた段階で英雄の役割は終わり、時代の波に飲み込まれていく。

この本に名前を連ねる多くの英雄たちもそうだ。その多くは人生をまっとうすることすらできていない。世界の英雄たちにもその傾向がないわけではないが、日本のように甚だしくはない。日本の歴史の大きな特徴だな。

学校の授業でやった歴史なんて、ほとんどの人が、大半を忘れてしまう。でも、人物だったら残るんだよね、頭に。私はそこから歴史に興味を持って行ったしね。そういう意味では、小学校や中学校の段階だね。その段階で、できるかぎり多くの人物に接しておくといいですよね。できれば、神話の段階から自然に歴史に入るのが、やはりいいだろうな。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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