めんどくせぇことばかり 『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』 矢部宏治

『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』 矢部宏治

本を手にするとき、あんまり誰が書いたかってのは気にしないので、著者の矢部宏治さんて方も知らないんだけど、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を書いた人の本だそうです。ごめんなさい。それも読んでないんだけど。

それでも、なんとなく、・・・ね。買わないです。この手の本。著者を儲けさせたくないしね。だから、図書館で見かけて、なかを確認するために読みました。“やっぱり”・・・な本でした。

小学館  ¥ 1,080

天皇陛下を名前で呼ぶ悪意 陛下の善意をあますところなく利用しようとする本
Ⅰ  I shall be Emperor
Ⅱ  慰霊の旅・沖縄
Ⅲ  国民の苦しみと共に
Ⅳ  近隣諸国へのメッセージ
Ⅴ  戦争をしない国
Ⅵ  美智子皇后とともに

何のためにこの本を書いたかって言うと、《私たち日本人が誇りにし、なによりも守りたいって思っている「戦争をしない国」(=平和国家)という基本的な国のかたち》が、安倍政権というたった一つの政権によって破壊されるのを防ぐために書いたんだそうだ。

見事な、天皇陛下の政治利用だな。しかも、日本という《国のかたち》に対する認識が間違っている。前提となる認識が間違っているんだから、なに考えたって迷走するのは当然。挙げ句の果てが今上陛下の涙が落ちるほどの善意を、おもいっきり私利私欲のために利用するという暴挙。

でも、まあね。“基本となる認識の間違い”っていうのね。こんだけの頭のいい人のやることなんだから、最初っから分かってやってることなんだろうしね。と言うことは、あとは人間性の問題ということかな。

「戦争のしない国」というのが日本の“国のかたち”という決め付けは、私の立場にすれば、まず悪意がなければできることじゃない。長く続いた戦争に疲れ果てた日本人にとって戦争をしないで済んだ状況はかけがえのないものとなった。それは、けっして軽いものじゃない。それは分かる。だけど、それがこの“国のかたち”というわけじゃない。なにしろ、それはただ、日本国憲法を押し付けたアメリカの意志によるものでしかなかったわけだしね。

本当に守らなければいけないのは、「戦争をしない国」なんていうハリボテじゃない。戦争をしてでも守らなければならないものがある。・・・だから戦争をしたんじゃないか。政治的に未熟な部分は多々あったとは思うけどさ。

戦後の誤った歴史教育が一般化してしまっている中で、この“国のかたち”を維持しくていくのは大変なことだと思う。私は、個人的には、著者とは違う立場で、今の政治に不安を持っている。この“国のかたち”に、さらに真剣に取り組み、考えていくのは、やはりもう一度、近現代の歴史に向き合うことしかないんだろうな。

天皇陛下に“偉い”という評価を下した本。一度、聞いてみたいな。著者にとって、昭和天皇は、どんな方だったんでしょうね。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ


言葉は人の心をあらわします。
「歌は世につれ世は歌につれ」と言いますが、言葉についても同じことが言えるでしょう。
これから出る本








































直近3ヶ月当ブログ内人気図書 






















































カウンター
カテゴリ
ブロとも一覧
アジシオ次郎の時事原論
はりこのはやしや 
ハシビロコウ
素足のアイドル達
うさぎ屋の四方山話
わくわく株式投資
プロモデラー林哲平のジャンクロボット創作ブログ『ケルバーダイン』
大好き!グラビアアイドル!
伊織のブログ
Re:BAD TASTE♥
QWERT 5w1h
「伝わる技術」オトデザイナーズ・坂本真一
歌と知恵でハッピーライフ^^
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
最新記事
応援して下さい