めんどくせぇことばかり 『太平記の時代』 倉山満

『太平記の時代』 倉山満

本当にすごいな、室町時代は・・・。

《鳩山由紀夫の前世は、室町幕府八代将軍、足利義政ではないか》・・・、これは私も考えた。いや、きっと私の方が先に考えた。・・・そんなことで競争意識むき出しても仕方ないね。でも、本当に、イメージが重なるよね。チャラチャラチャラチャラひっかきまわして、「後は知らないよ~」ってところなんかそのまんま。ところが、足利義政は鳩山由紀夫に、輪を三十回くらいかけたくらい優柔不断な奴なんだって。・・・おいおい、それじゃあ、豆腐みたいにつかみどころがないどころか、豆乳みたいにどろどろで、形さえ成さない生命体か。ムーピーか。ムーピーなら私が欲しい。

義政の時の遣明使節団は、もう向こうに着くなり、港から略奪を始めたって。傍若無人、「傍らに人無きが若し」って日本に来てるチャイニーズのことじゃなくて、室町時代の日本人のことだね。1523年、寧波の乱はすごい。大内義興の勘合船と細川高国の勘合船が寧波で鉢合わせして大げんか。これって、日本国内の権力闘争を、場所をよその国に変えてまで繰り広げてたんだ。ったく、明にしてみれば、ただの降ってわいた災難。天災みたいなもんか、日本人は・・・。

そうそう、明王朝といえば北虜南倭に苦しめられたとか。北虜といえば以前ユーラシア最強軍団だし当然だけど、南倭をそれと同様に恐れたってのは、じつはこの本を読むまで納得できてなかったんだよね。たしかに、“強い”ってことにおいては、明にしてみれば規格外れだったかもね。そういうこともあって、もしかしたら北虜以上に、南倭の連中はやばかったのかもね。
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最強の日本人論 たくましい室町の人々
はじめに 佐々木道誉に学ぶ、逞しい日本人の生き方
序章  中国人が呆れた❢ 日本人が、日本人ではない時代
第1章  日本とはどういう国か
第2章  「現実主義」が国を滅ぼす~鎌倉幕府の教訓
第3章  建武の親政
第4章  婆娑羅大名の時代


やっぱりな~。北畠顕家って強かったんだ。強かった北畠顕家を倒したからこそ高師直の発言力が増したんだ。へ~、そうなんだ。

頼朝が奥州藤原氏を攻め滅ぼして、鎌倉方の御家人が送り込まれて以降の東北ってあまり語られないけど、こんど倉山さんに教えてほしいな。

この時代は戦い方がすごいよね。本当にすりつぶすように戦っていって、雰囲気的に、けっこうギリギリのところで勝敗が決せられているようだ。かと思えば、新田義貞のようにあまりにもあっけなく。・・・それも、ありうるんだよね。いずれにしろ、他の時代にはなく現実主義的だよね。

いや、この本を読む限り、“婆娑羅”で示される人物の代表格でもある佐々木道誉や高師直は、カッコいい。比叡山の焼き討ちにしろ、お公家さんの娘を側室にした話にしろ、すっきり通った理屈がある。「毛沢東やスターリンとは、・・・極悪程度が違う」って著者が言うとおり、あいつら人間じゃないからな。つでに、レーニンとF・D・ルーズベルトな。

女狂いに関しては、堤康次郎のほうがよっぽどひどいってさ。そうそう、横井英樹もそうだよな。皇籍離脱した元皇族の窮状に漬け込みやがって・・・。こいつらの方が、よっぽど人間のクズだな。吉永小百合さんはどうした。

あれあれ、副題に「最強の日本人論・逞しい」室町の人々」とあるのに、ほとんど室町時代には行ったところで終わっちゃったぞ。それに、この本の主役は佐々木道誉だって言ってたのに、まだまだ佐々木道誉の本領が発揮されてない。・・・どうなってんだ~。責任者、出てこーい❢・・・と思ったら、“おわりに”に書いてありました。「シリーズ化が決まった」とのこと。今回は四条畷の戦いで終わって、いよいよ次は観応の擾乱だな。著者が言うには、「すし屋に入ったら、すべてのネタが豚の角煮状態」だとか。・・・それっていったい、どんな状態? 楽しみにさせてもらおう。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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