めんどくせぇことばかり 『言ってはいけない残酷すぎる真実』 橘玲

『言ってはいけない残酷すぎる真実』 橘玲

人の左脳の役割は、自己正当化。自分に都合のいい嘘をでっち上げることにあるんだそうだ。無意識に捏造された気分のいい嘘は、「意識」というスクリーンに映し出される。意識は無意識が生み出す幻想なんだそうだ。

《あとがき》にある話なんだけど、かなり怖ろしいよね。意識というスクリーンに映し出されたものを支配するのは無意識なわけだから、その意識に映しだされた自己欺瞞を指摘して、その矯正を働きかければ、意識は本来自分にないはずの責任を取らされることに、強く反発することになる。

「だから、・・・」と、著者が取り上げる例は「イスラム国のテロリストを構成させられない」というつながりなんだ。私なら、「だから、もう、韓国人に君たちの歴史の見方は間違っていると諭すのはやめよう」ということかな。
いいんだよ。『言ってはいけない残酷すぎる真実』とは言ってくれてるけど、あらかたは気づいていたからね。そりゃ、だれだってそうでしょ。・・・、「わたしみたいな、いい歳こいた奴は・・・」って前置きが必要だったかな。わたしあたりの歳にならなくても、それなりに多感な時期を乗り越えた奴なら、・・・ね。どっかで分かってたよね。確かに残酷ではあるけどさ。

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遺伝、見た目、教育にかかわる「不愉快な真実」 気安く口外しないでください
Ⅰ 努力は遺伝に勝てないのか
① 遺伝にまつわる語られざるタブー
② 「頭がよくなる」とはどういうことかー知能のタブー
③ 知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に落ちる人
④ 進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
⑤ 反社会的人間はどのように生まれるか
Ⅱ あまりに残酷な「美貌格差」
⑥ 「見た目」で人生は決まるー容貌のタブー
⑦ あまりに残酷な「美貌格差」
⑧ 男女平等が分ける「女性の幸福」について
⑨ 結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
⑩ 女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
Ⅲ 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
⑪ わたしはどのように「わたし」になるのか
⑫ 親子の語られざる真実
⑬ 「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実



蛙の子は蛙。

おお、この本、おおよそ250ページを、たった五文字で、しかも、8割方言い表してしまった。・・・どうしよう。

音楽家の子は音楽家。これは顕著だね。音楽の遺伝率が一番高くて92%っていうんだから、「やっぱりね」ってところだな。料理研究家の子供が料理研究家っていうのも目立つ気がするんだけど。だいたい、料理研究家って肩書で食っていけることがおかしいように思うけどね。

うちの子の場合、一人は貧乏な張り子作家で、一人はけっこう大手の技術職。貧乏な張り子作家は、美術を嗜んだ連れ合いの系統か。技術職の息子は、隠れた職人志望だった私の系統。いずれにしろ、高台のお屋敷のご主人の血が混ざっているということはなさそうだ。・・・良かった、良かった。

ビックリしたのは、「育ち」の方なんだ。大きく関係するのは《言語》と《酒と煙草》くらいのもんで、あとは《学力》面でいくらかね。それ以上に重要なのは、遺伝と親以外の生育環境ね。
でも、悲劇はできるだけ避けたいもんだな。努力しても逆上がりできないのもいれば、勉強できないのもいる。逆上がりできないのは大したことじゃないけど、勉強できないのは人生に関わる。できない奴までできるようにしようとするから無理が生じる。

平等に教育を受ける権利は、正直、小学校、中学校で十分よ。その先、できない奴、やりたくない奴まで追い掛け回して勉強させるからややこしいことになる。高校中退すると、公立の定時制に行ったりする。公立の定時制をやめると、・・・行くとこなんかあるのか?・・・あるんですよ、これが。私立の単位制の定時制・通信制なんてのは、単位そのものが、実質、金で変えます。

高校でてからもそう。《教育》という名のもとに、どんだけの大人が児童、生徒、青少年を食い物にしていることやら。・・・行けない、行けない。・・・私もその端くれ。

えっ?「うちの場合は、鳶が鷹を産んだ」って。・・・そりゃ、お父さん、もしかしてその子、高台のお屋敷のご主人に似てたりしません?




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イーグルス16

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「歴史修正主義」とは、戦前の日独をことさら評価する史観ではない。
米英両国の外交に過ちはなかったのか。
あったとすればそれは何だったのか。
それを真摯に探ろうとする歴史観だ。
英米独露の外交と内政を徹底検証し、二つの世界大戦が、実は「必要」も「理由」もない戦争だったことを明かす。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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