めんどくせぇことばかり 『日本人はなぜそうしてしまうのか』 新谷尚紀

『日本人はなぜそうしてしまうのか』 新谷尚紀

特別決めつけることのない軽い書き方。かと言って軽くは扱えない、ものすごい量の資料の提示。“決めつけることのない”とはいいながら、そこに提示される豊富な資料は、自然と読むものをある方向へ導いていく。・・・そんな感じの本だな。

前から、私の欠点の一つとしてお知らせしておりますが、私、よっぽどのことがないと、書いた人の名前を憶えられません。「なんか、書き方が前に読んだ本と似てるな」なんて思いつつ、あとから気づけばいい方で、そのままスルーされてるものが多いだろうと思います。

この本もそう。「なんか、この軽めの書き方・・・」なんて思いながら、スルー寸前、「尚紀」という字に目が止まった。「尚紀」さんは、「たかのり」さんなんですよね。「なおのり」さんじゃないんです。以前この方の本読んだとき、それに気づいて、珍しいなって思ったことを思い出した。

今日、ご紹介する『日本人はなぜそうしてしまうのか』の方が、実は、前回ご紹介した『神社に秘められた日本史の謎』よりも以前に書かれた本なんですよね。近々、過去記事で紹介させていただこう。
それはそうとこの本。日本人の振る舞いの中に、日本人の心の源流を探ろうとする、けっこう意欲的な試み。


青春出版社  ¥ 833

思わずしてしまう振る舞いに、隠された日本人の気質とは
第1章  祝い事でなぜ日本人は「胴上げ」をするのか
第2章  話をしながら相手をよく「叩く」のはなぜか
第3章  眼差しの比較文化、「見る」にまつわる日本人の謎
第4章  日本人が頭を下げて「お辞儀」をする理由
第5章  「泣いて」謝る日本人、そこにはどんな思いがあるのか
第6章  笑う門には福来る、日本人にとって「笑う」意味とは
第7章  寺では合唱、神社では「柏手」、そのしきたりのワケ
第8章  日本人の「占い」好き、ブランド好き、その不思議
第9章  どうして自分の「箸」や「茶碗」が決まっているのか
第10章  日本人の特徴、それは『「私」の論理』

さて。・・・今を生きる日本人の、ごく自然な振る舞いの中に、“日本人の本質”にせまる意味が隠されてるんだな。

私に関して言えば、《第2章  話をしながら相手をよく「叩く」のはなぜか》っていう日本人です。叩くんですよ、相手を・・・。叩くだけじゃないんです。叩くよりも、どちらかと言えば、「蹴る」法がひどいんです。それはもちろん、この本に書かれているように、“祓い・清め”であり、“愛情の注入”なんです。・・・悪意のものではありえません。・・・あくまで愛情です。

へえ~、「胴上げ」にそんな意味が・・・。「お辞儀」なんか、日本人らしさがありそうですよね。「泣く」のは、日本人じゃなくてもみんな泣きそうだけど、けっこうそうでもないんだってね。いわば、人前でも、涙流せる国でもあるわけだ。

《第10章 日本人の特徴、それは『「私」の論理』》は、まさしくこの本のまとめ。「さらにこの先へ」話を進められるのは歴然なんだけど、あえてここで終わっているところが、この本の“らしい”ところなんじゃないかな。

『礼儀正しく、勤勉で、驕り高ぶらず、自然の恵みに素直に感謝し、広く神仏の加護を祈り感謝を捧げる、素朴な生活者の論理こそが、日本人の「私」の論理』

もう一歩踏み込もうとしたのが、前に紹介した『神社に秘められた日本史の謎』でもあるんじゃないかな。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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