めんどくせぇことばかり 『ハーバードでいちばん人気の国・日本』 佐藤智恵

『ハーバードでいちばん人気の国・日本』 佐藤智恵

この間書いたけど、この本は、ハーバード大学経営大学院、ハーバード・ビジネス・スクールと呼ばれるらしいところね。なんでも、そこでケースメソッド方式、普通にいやあ事例研究方式の授業を展開しているらしいですね。世界各国の、政治、経済における成功事例、失敗事例を学ぶことで、実践力を養うということのようです。

しかも、ここに集まるのは、各国政財界要人の子女。卒業後、いずれ各国の政財界で要職につき、世界に大きな影響を与える人たち。彼らはこの、ハーバード・ビジネス・スクールで学んだ事例を参考に、“我が社”、“我が国”の利益を最大限に高めるために、粉骨砕身、働くことになるわけだ。

かつて、《金融工学》なんていう、勃起した男性器のように欲望を丸出しにした学問が幅を利かせていた頃があったよね。その頃は、ハーバードでもやっぱり“勃起した男性器”が教材として取り上げられていて、卒業生が金融不祥事に連座して、いったい何を教えてるんだってことになったみたい。

・・・で、“勃起した男性き”・・・しつこいね。もうやめる・・・に代わる新たな成功例として目を向けられたのが、“日本”だったという成り行きの模様。
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なぜ、世界最高の知性はこの国に魅了されるのか
序章  なぜハーバードはいま日本を学ぶのか
第1章  オペレーションー世界が絶賛した奇蹟のマネジメント
第2章  歴史ー最古の国に金融と起業の本質を学ぶ
第3章  政治・経済ー「東洋の奇跡」はなぜ起きたのか
第4章  戦略・マーケティングー日本を代表する製造業からIT企業まで
第5章  リーダーシップー日本人リーダーの凄さに世界が驚いた
終章  日本人が気づかない「日本の強み」を自覚せよ

実際、実にいろいろな日本企業が取り上げられている。この間紹介した《テッセイ》のほかにも、《トヨタ》、《ホンダ》、《任天堂》、《グリー》、《森ビル》、《全日本空輸》、《ANA》、《楽天》などが取り上げられていている事例が、本書に紹介されている。

企業のほかにも、日本の歴史的事柄が取り上げられていてね。史上初の先物取引を開始した《堂島米会所》の話だったり、《岩崎弥太郎》や《渋沢栄一》といった人物も取り上げられてるんだそうだ。さらには、『アベノミクス』だったり、原爆投下をめぐる《トルーマンの決定》だったり、それを受けた《昭和天皇の決定》だったりとかね。

そう言ったことを、世界のリーダーの卵たちが勉強しているんだそうだ。・・・ふう・・・。

・・・えっ?・・・今のためいき?・・・なんか、面白そうだけど、・・・ちょっと幼稚じゃないかな。NHKの『プロジェクトX』程度の話じゃないですか。・・・『プロジェクトX』は面白いよ。でも、『プロジェクトX』にしろ、ハーバード・ビジネス・スクールのケースメソッドにしろ、いくら事例として学んでもそのまま再現できることではないじゃないですか。

それは、何にしてもそうだけどさ。・・・この本は、「ハーバードでこういう日本の勉強をしてるんですよ」ってことを紹介する本だけど、今、私の思うところは、「この人たちは一体何のために勉強してるんだろう」ってことなんだよね。

世界の次世代リーダーたちが日本を肯定的にとらえてくれているっていうのはうれしいよ。でもねぇ。《楽天》の取り組みを、日本の新たなリーダーの果敢な挑戦のようにとらえているんなら、・・・この本の著者さんも含めてね。「違うんじゃないかな」って思うんだけどな。

本当に変えていかなきゃいけないものは何なのか。世界の次世代リーダーたちだったらさ。・・・ねぇ。(『「ねぇ」って言って、甘えるな』って、怒られそう)




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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