『朝15分でできる丼弁当』 きじまりゅうた
丼弁当。つまり、“おかず一品だけの弁当”ってことですよね。
弁当を作る立場にないんです。作ってもらってます。ただ、なかなか、心の底から昼の休みを楽しんで食べられる環境にはないもので、いつもおむすび二個と魚肉ソーセージ一本です。かつてはおかずを作ってもらってたんだけど、食べてる途中で中断しあり
ほんの短い時間に食べなきゃいけなかったりでね。おむすびみたいなものじゃないと、気がついたら二時過ぎとか、三時過ぎとか・・・。それで、自然とおむすび弁当に・・・。
魚肉ソーセージは、・・・前はりんごを一個持ってって、ナイフでむいて食ってたんですよ。やっぱり同じ理由、・・・忙しないので、なんとなく魚肉ソーセージになっちゃいました。
だから弁当の参考にしようと思ったんじゃないんです。あくまで、一般的な料理の参考にね。だけど、弁当だからこそってところがあるじゃないですか。そう、そう。食いやすくって、味がはっきりしてて、なによりも作るのに手間がかからない。まさしくそれは、私ン求める料理像に一致するわけです。
この本に惹かれたのは、“弁当”よりも、当然“丼”の方。とは言え、そんなに期待もせずにペラペラめくってて、やがて釘付けになりました。これって、子供が喜びそうなもんばっかり。まだ早いかもしれないけど、孫が少年野球でも始めたら、昼飯に作ってやろう。
そんなこと考えて手元においたんですが、孫がまだ少年野球を始める前に“時価”の本になっちゃいました。ということで、遅ればせながら焦って紹介。ネットなら、かえって安く手に入るかも・・・。


要点をまとめておこう。どっちにしろ、“時価”状態の本なんだからいいや。弁当にするという部分を除けば、濃いめの味付けのたれを準備しておくことと、片栗粉・小麦粉でジューシーさととろみを確保すること。
濃いめのたれのバリエーションとしては、《味噌・砂糖・水》、《しょうゆ・砂糖・みりん・水》、《酒・オイスターソース・砂糖・しょうゆ》、《麺つゆ・水》、《しょうゆ・酒・カレー粉・砂糖・水》、《しょうゆ・酢・砂糖・水》、《トマトケチャップ・酢・砂糖・しょうゆ・水》、《酒・しょうゆ・砂糖・みりん》とかって感じ。あとは流れで、適当に。
私なら、“甘酒”を砂糖や水の代わりに使う。そうそう、“水”が決め手になってるのが分かるよね。濃いめの味にしても、水を混ぜてあると、簡単に全体に味が回るんだよね。
この本を読む以前からの得意料理、・・・料理ってほどのもんじゃないけど子どもの頃から食ってるおふくろの味があって、夏場の定番《夏の油いため》。なすを油でいためつける奴。なすの腰がなくなるまで痛めつけないといけない。冷やして食うのがいい。どんぶり飯にぶっかけて、ガーっとかき込む。
子どもの頃、畑でなす作っててね。夏場と言えば、なすときゅうりばっか食ってた。兄たちは嫌がってたけど、私は好きでね。これにピーマンが入っててもうまいよ。唐辛子が入ってるとパンチがでる。ごま、かつお節はお好きに。青じそもさっぱりする。
きゅうりの料理なんかもっとひどい。きゅうりを薄く切って、味噌入れて、もむ。・・・もむ。・・・もむべし、もむべし、もむべし。その勢いは、矢吹ジョーほどでないといけない。水なんか入れない。きゅうりの水分だけで、うどんが食えるくらいまでもむ。これを“きゅうりもみ”と言います。汁ごとご飯にかけて、ほとんど腹の中に流し込みます。
ごめんなさい。ちょっとの間、井上陽水の「少年時代」が響いてしまいました。今、戻ってまいりました。
第一章と二章に挟まれた、アイデア丼弁のシリーズの中で使えそうなのがあった。前半は炊き込みご飯・ピラフ系はそのままだけど、後半の使い回し系ね。こっちの方が面白い。鶏のから揚げをユーリンチーや親子丼風に使い回す。ミニハンバーグを煮込みハンバーグ丼や照り焼きハンバーグ丼に使い回す。ぶりの龍田揚げをおろし煮丼や中華炒め丼に使い回す。
ハンバーグは、鶏肉とおからのハンバーグでやってみたいな。それからぶりなんだけど、最近安く売ってるぶりの切り身を、もうとにかく、なにも考えずに煮ちゃうんだ。塩とショウガで・・・。あとから使い道を考えたりしてたんだけど、あれを使い回してみよう。そらから、もうかざめもうまいんだよね。スーパーで見つけたら、とりあえず塩煮にして置くんだけど、おろし丼や中華炒め丼ね。早速やってみる。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
弁当を作る立場にないんです。作ってもらってます。ただ、なかなか、心の底から昼の休みを楽しんで食べられる環境にはないもので、いつもおむすび二個と魚肉ソーセージ一本です。かつてはおかずを作ってもらってたんだけど、食べてる途中で中断しあり
ほんの短い時間に食べなきゃいけなかったりでね。おむすびみたいなものじゃないと、気がついたら二時過ぎとか、三時過ぎとか・・・。それで、自然とおむすび弁当に・・・。
魚肉ソーセージは、・・・前はりんごを一個持ってって、ナイフでむいて食ってたんですよ。やっぱり同じ理由、・・・忙しないので、なんとなく魚肉ソーセージになっちゃいました。
だから弁当の参考にしようと思ったんじゃないんです。あくまで、一般的な料理の参考にね。だけど、弁当だからこそってところがあるじゃないですか。そう、そう。食いやすくって、味がはっきりしてて、なによりも作るのに手間がかからない。まさしくそれは、私ン求める料理像に一致するわけです。
この本に惹かれたのは、“弁当”よりも、当然“丼”の方。とは言え、そんなに期待もせずにペラペラめくってて、やがて釘付けになりました。これって、子供が喜びそうなもんばっかり。まだ早いかもしれないけど、孫が少年野球でも始めたら、昼飯に作ってやろう。
そんなこと考えて手元においたんですが、孫がまだ少年野球を始める前に“時価”の本になっちゃいました。ということで、遅ればせながら焦って紹介。ネットなら、かえって安く手に入るかも・・・。
『朝15分でできる丼弁当』 きじまりゅうた 光の家協会 ¥ 時価 おかずは一品、ごはんにのせるだけ❢ 簡単なのに栄養、ボリューム満点❢ |
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要点をまとめておこう。どっちにしろ、“時価”状態の本なんだからいいや。弁当にするという部分を除けば、濃いめの味付けのたれを準備しておくことと、片栗粉・小麦粉でジューシーさととろみを確保すること。
濃いめのたれのバリエーションとしては、《味噌・砂糖・水》、《しょうゆ・砂糖・みりん・水》、《酒・オイスターソース・砂糖・しょうゆ》、《麺つゆ・水》、《しょうゆ・酒・カレー粉・砂糖・水》、《しょうゆ・酢・砂糖・水》、《トマトケチャップ・酢・砂糖・しょうゆ・水》、《酒・しょうゆ・砂糖・みりん》とかって感じ。あとは流れで、適当に。
私なら、“甘酒”を砂糖や水の代わりに使う。そうそう、“水”が決め手になってるのが分かるよね。濃いめの味にしても、水を混ぜてあると、簡単に全体に味が回るんだよね。
この本を読む以前からの得意料理、・・・料理ってほどのもんじゃないけど子どもの頃から食ってるおふくろの味があって、夏場の定番《夏の油いため》。なすを油でいためつける奴。なすの腰がなくなるまで痛めつけないといけない。冷やして食うのがいい。どんぶり飯にぶっかけて、ガーっとかき込む。
1 なすを焼く。素焼き。 2 味噌を水に溶いておく。濃くって飲めない味噌汁程度 3 なすがしなっとしてから、油を入れてさらに焼く。 4 2を入れる。 |
子どもの頃、畑でなす作っててね。夏場と言えば、なすときゅうりばっか食ってた。兄たちは嫌がってたけど、私は好きでね。これにピーマンが入っててもうまいよ。唐辛子が入ってるとパンチがでる。ごま、かつお節はお好きに。青じそもさっぱりする。
きゅうりの料理なんかもっとひどい。きゅうりを薄く切って、味噌入れて、もむ。・・・もむ。・・・もむべし、もむべし、もむべし。その勢いは、矢吹ジョーほどでないといけない。水なんか入れない。きゅうりの水分だけで、うどんが食えるくらいまでもむ。これを“きゅうりもみ”と言います。汁ごとご飯にかけて、ほとんど腹の中に流し込みます。
ごめんなさい。ちょっとの間、井上陽水の「少年時代」が響いてしまいました。今、戻ってまいりました。
第一章と二章に挟まれた、アイデア丼弁のシリーズの中で使えそうなのがあった。前半は炊き込みご飯・ピラフ系はそのままだけど、後半の使い回し系ね。こっちの方が面白い。鶏のから揚げをユーリンチーや親子丼風に使い回す。ミニハンバーグを煮込みハンバーグ丼や照り焼きハンバーグ丼に使い回す。ぶりの龍田揚げをおろし煮丼や中華炒め丼に使い回す。
ハンバーグは、鶏肉とおからのハンバーグでやってみたいな。それからぶりなんだけど、最近安く売ってるぶりの切り身を、もうとにかく、なにも考えずに煮ちゃうんだ。塩とショウガで・・・。あとから使い道を考えたりしてたんだけど、あれを使い回してみよう。そらから、もうかざめもうまいんだよね。スーパーで見つけたら、とりあえず塩煮にして置くんだけど、おろし丼や中華炒め丼ね。早速やってみる。


きじまりゅうた
料理研究家。祖母は料理研究家の村上昭子、母は同じく料理研究家の杵島直美という家庭に育ち、幼い頃から料理に自然と親しむように。アパレルメーカー勤務を経て、料理の道へ。著書に『男子弁当』など、フライパンで手軽に作れるお弁当、男性や一人暮らし向けのレシピを数多く提案。身近な食材でもアイディアをプラスし、「ご飯がおいしく食べられるおかず」と評判。
料理研究家の子は料理研究家か
料理研究家。祖母は料理研究家の村上昭子、母は同じく料理研究家の杵島直美という家庭に育ち、幼い頃から料理に自然と親しむように。アパレルメーカー勤務を経て、料理の道へ。著書に『男子弁当』など、フライパンで手軽に作れるお弁当、男性や一人暮らし向けのレシピを数多く提案。身近な食材でもアイディアをプラスし、「ご飯がおいしく食べられるおかず」と評判。
料理研究家の子は料理研究家か
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