『偏向ざんまい』 阿比留瑠比
うちは産経新聞取ってないんで、申し訳ないけど阿比留瑠比さんの『極言御免』は、いつもネットでタダ読みさせてもらっています。“御免”。
本当のことではあっても、書かれていることのすべてが極言だから、日常を心安らかに過ごすことだけを考えている私にしてみれば、阿比留さんの書いたものは1日1回読めば上々。それがこういうふうに1冊にまとめられると、もう本そのものから妖気が漂っているのを感じてしまう。
だから最初の方はしっかり読んだんだけど、ちょっとドキドキしてきちゃったんで、あとは一気に読むことを諦めてつまみ食い。うんん、この本の読み方としては、これがいいと思います。人それぞれですが・・・。
この程度は、読みやすい方なので、私の体にはいいですね。

副題に『GHQの魔法が解けない人たち』とありますが、当時の敗戦に打ちひしがれた日本人の状況とあいまって、GHQの巧妙な洗脳は、戦後71年を経た今日においても、まだ日本人を縛り続ける。1960年生まれの私は、終戦第二世代。私の子供たちが第3世代とすれば、第四世代が育ちつつある時代に突入しているというのに・・・。
この本でも、P138に《知られざる「GHQの洗脳」》という項目を設けて、「・・・あまり知られていません」という。たしかに・・・。確かに知られていない。もっとも大きな理由は、第一世代が口をつぐんだからだ。健在の方もおられるが、第一世代の多くは、その記憶を墓場まで持って行った。みんな知っていたのにね。
なにを知っていたか。そりゃいろいろと読んだから、だいたい分かる。ロシアが《現在の領土は日本が犯した侵略戦争の結果》と買ってふざけたことを抜かすとでかい声を出したくなるけど、・・・あとシナとか、・・・あと韓国とかにもでかい声を出したくなるけどね。わかっているけど、言いたくない。歳のせいかな。
赤尾敏は言い続けたよね。でも、それを傍らに見ながら、みんな口をつぐんじゃった。そうすることを選択した。新しい日本を作ろうってね。私はそういう気持ちを慮るよ。だけど、それをいいことに、アメリカの洗脳の尻馬に乗ってでかい声で語り始めた奴らもいたんだ。《戦前の日本は、クズだった》ってね。そういう流れが、71年たった今の日本にも影響し続けているということだな。
そうそう、今の時代、自分で知ろうとすれば、それは誰でもが《知ることができる》状況なんだからね。“引き揚げ”てきた五木寛之さんが、「大学でロシア文学をやりたい」って父親に言ったとき、「ソ連は母親の仇だぞ」って言ったってさ。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
本当のことではあっても、書かれていることのすべてが極言だから、日常を心安らかに過ごすことだけを考えている私にしてみれば、阿比留さんの書いたものは1日1回読めば上々。それがこういうふうに1冊にまとめられると、もう本そのものから妖気が漂っているのを感じてしまう。
だから最初の方はしっかり読んだんだけど、ちょっとドキドキしてきちゃったんで、あとは一気に読むことを諦めてつまみ食い。うんん、この本の読み方としては、これがいいと思います。人それぞれですが・・・。
2016/08/28 産経新聞 【阿比留瑠比の極言御免】 「岡田克也代表は本当につまらない男」と言い放った民進党代表戦出馬の蓮舫氏 セールスポイントは女性とハーフだけ? 多彩な経歴、長い自分探しの裏返しか http://www.sankei.com/politics/news/160825/plt1608250002-n1.html (抜粋) 「私は岡田代表が大好きです。ただ、1年半一緒にいて、本当につまらない男だと思った」蓮舫氏は一応、「大好き」という言葉も添えてはいるものの、フォローになっていない。続けて「人間はユニークが大事だ。私にはそれがある」と述べていることから、岡田氏には独自性も欠けていると指摘しているに等しい。 |
『偏向ざんまい』 阿比留瑠比 産経新聞社出版 ¥ 1,404GHQの魔法が解けない人たち なぜ、暴言暴論がまかり通るのか |
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副題に『GHQの魔法が解けない人たち』とありますが、当時の敗戦に打ちひしがれた日本人の状況とあいまって、GHQの巧妙な洗脳は、戦後71年を経た今日においても、まだ日本人を縛り続ける。1960年生まれの私は、終戦第二世代。私の子供たちが第3世代とすれば、第四世代が育ちつつある時代に突入しているというのに・・・。
この本でも、P138に《知られざる「GHQの洗脳」》という項目を設けて、「・・・あまり知られていません」という。たしかに・・・。確かに知られていない。もっとも大きな理由は、第一世代が口をつぐんだからだ。健在の方もおられるが、第一世代の多くは、その記憶を墓場まで持って行った。みんな知っていたのにね。
なにを知っていたか。そりゃいろいろと読んだから、だいたい分かる。ロシアが《現在の領土は日本が犯した侵略戦争の結果》と買ってふざけたことを抜かすとでかい声を出したくなるけど、・・・あとシナとか、・・・あと韓国とかにもでかい声を出したくなるけどね。わかっているけど、言いたくない。歳のせいかな。
赤尾敏は言い続けたよね。でも、それを傍らに見ながら、みんな口をつぐんじゃった。そうすることを選択した。新しい日本を作ろうってね。私はそういう気持ちを慮るよ。だけど、それをいいことに、アメリカの洗脳の尻馬に乗ってでかい声で語り始めた奴らもいたんだ。《戦前の日本は、クズだった》ってね。そういう流れが、71年たった今の日本にも影響し続けているということだな。
そうそう、今の時代、自分で知ろうとすれば、それは誰でもが《知ることができる》状況なんだからね。“引き揚げ”てきた五木寛之さんが、「大学でロシア文学をやりたい」って父親に言ったとき、「ソ連は母親の仇だぞ」って言ったってさ。


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