めんどくせぇことばかり 『孤独の読書術』 里中李生

『孤独の読書術』 里中李生

著者の里中さんは作家でエッセイスト。1965年生まれというから、私より5歳若い。《仕事、お金、人間関係、恋愛、結婚などをテーマに、時代に流されない、物事の本質を突く厳しい自己啓発論を展開している。著作は累計260万分を超え、独自の筆致は男女を問わず幅広い層から熱狂的な支持を得ている》という著者の勧める25冊の本。

読書が趣味とは言っても、実はそんなに読んでる方じゃないし、わりと社会系のものに偏っているせいか、著者の里中李生さんのものを読んでない。上記のような作家さんなら、実際、私の読書と重なる部分は少なく、事実、“25冊”に取り上げられている本にも読んでないものが多く含まれる。いわゆる“自己啓発論”という、著者の本業に関わる部分に興味が薄いんだから仕方がない。

もちろん読んでいる本もあった。“ツァラトゥストラ”、“竜馬”、“修養”、“雪国”、“乳房”、“ブラック・ジャック”、“ゲーテとの対話”、“怪死人列伝”、“スッタニパータ”、“清貧”、“そして誰もいなくなった”、“中原中也”。それらを著者が、どのように紹介するのか。大変興味深かった。

だって、“竜馬”だって、“ブラック・ジャック”だって、“雪国”だって、それこそすでに語り尽くされたくらいのところがあるじゃないですか。それをどう料理するのか。・・・実際、面白かった。

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君が1年後、急成長する25の本の読み方
01 「ツァラトゥストラはこう言った」ニーチェ
03 「社会人として大切なことはすべて
            リッツ・カールトンで学んだ」清水健一郎
05 「金持ちになる男、貧乏になる男」スティーブ・シーボルト
07 「青が散る」宮本輝
09 「雪国」川端康成
11 「ブラック・ジャック」手塚治虫
13 「ゲーテとの対話」エッカーマン
15 「日本怪死人列伝」安部譲二
17 「ブッダの言葉ースッタニパータ」
19 「道をひらく」松下幸之助
21 「快楽主義の哲学」澁澤龍彦
23 「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ
25 「鳥の不思議な生活」ノア・ストリッカー
02 「真説 長州力 1951~2015」田崎健太
04 「竜馬がゆく」司馬遼太郎

06 「修養」新渡戸稲造
08 「愛する言葉」岡本太郎・岡本敏子
10 「乳房」伊集院静
12 「パリ・世紀末パノラマ館」鹿島茂
14 「ヒトラーとナチ・ドイツ」石田勇治
16 「あなたの中の異常真理」岡田尊司
18 「聖の青春」大崎善生
20 「清貧の思想」中野孝次
22 「137億年の物語」クリストファー・ロイド
24 「中原中也詩集」中原中也



同じように、ブログで読んだ本の紹介をしてるんだから、やっぱり興味深かった。ただ、どうしたって、私には里中さんのような文章は書きようがない。それは私はどうも、里中さんのように、“生きる”ことに真剣ではないようだ。“快楽”には強い興味があったが、それも里中さんのものとは違い、もっと動物的、衝動的なものだったような気がする。

・・・「“生きる”ことに真剣でない」って、いま自分で書いて、自分でショックを受けている。私、“生きる”ことに真剣じゃなかったのか。な~んだ。

まあ、その時、その時で、「こんなもんかな~」って感じでやってきたからな。親たちと同じようであればいいだろうと思ってたし、何かと考えるのは、めんどくさいしね。その日、その日、飲んで憂さ晴らししてたし、周りの奴らもそうだったから、そのままここまで来ちゃった。・・・そう考えると、しょうがない人生だな。

自分の人生を見つめなおすのは、惨めな思いにとらわれるからやめにしよう。みなさんもやめたほうがいいですよ。私と同じように、取り返しの付かない年齢に達している人は特にね。

この本にも紹介されている『ブッダの言葉ースッタニパータ』にもあるように、「犀の角のように唯一人歩め」ってことですね。おお❢ 『孤独の読書術』にふさわしいまとめ方じゃないですか。めでたし、めでたし。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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