めんどくせぇことばかり 『逆説の日本史 22 明治維新編』 井沢元彦

『逆説の日本史 22 明治維新編』 井沢元彦

ようやく明治に入りました。ほぼ、年1冊のペースで22巻。書き始めは1992年だそうだから24年が経っているわけだ。最初にワクワクしながら読んだのは、・・・ウワッ❢・・・32歳のときだ。

前巻までは、「死ぬまでに書き終わるのかよ」とかって思ってたけど、今は違う。井沢さんじゃなくて、自分が駄目だろう。・・・、あれ? 私はなんで、そんな弱気になってるんだろう?

まあ、いい。行けるところまで行こう。井沢さんも、とにかく長生きしてネ。
次作23巻がどういう構成になるのか分からないけど、《民生》という角度からの“明治維新”も期待したいな。やはり、現在の私たちの生活のある意味でのスタートラインは明治維新にあるもんね。

もちろん、そこで滅亡したわけじゃないけど、やはりその前の日本とは大きく変わったからね。でも、22巻を読んで納得したんだけど、“江戸時代の日本”は、長い歴史の中ではけっこう特殊な時代だったって。

私は、明治維新で日本は多くのものを失ったって思ってるんだけど、《民生》っていうレベルで考えたら、どうだったんだろうってね。その辺、井沢さんの考えを教えてもらいたいな。


小学館  ¥ 1,944

西南戦争と大久保利通暗殺のなぞ
第一章  新生国家建設への道Ⅰ 明治維新編ー近代国家へと踏み出す「廃藩置県」の断行
第二章  新生国家建設への道Ⅱ 明治政府のグランドデザイン編ー日本の骨格づくりと留守政府の奮闘
第三章  新生国家建設への道Ⅲ 明治六年の政変編ー「征韓論」とは何だったのか
第四章  新生国家建設への道Ⅳ サムライたちの反抗編Ⅰー陰謀に散った不運の男・江藤新平
第五章  新生国家建設への道Ⅴ サムライたちの反抗編Ⅱー“最強”の西郷軍はなぜ敗れたのか
第六章  補遺編

まったく、腹の立つ時代だよね。想いを寄せられるのは、結局みんな負け組だからな。それでいて勝ち組に回るのが、井上馨や山県有朋っていうんだからさ。・・・だけど、敗者と勝者が入れ替わっていたら、・・・たしかに、そりゃまずいよな。

そのあたりのことがじっくり書かれてますので、どうぞ、気をしっかり持って、我を失うことなく、穏やかな気持で読んでみてください。

これまでと少し趣が違うのが、第六章の《補遺編》。執筆をはじめて足掛け25年ということで、新資料の発見もあり、過去の記述を振り返ったもの。その後半では、《穢思想》《言霊信仰》《怨霊信仰》といった日本の歴史の特殊性への振り返りが行われている。

正直なところね。この振り返りは、それだけである視点から見た“日本史”を、完全に語っている。これを読みながら、「もしかしたら井沢さんは、日本通史を最後まで書き上げることを諦めて、この振り返りでお茶を濁そうとしているんじゃないか」って疑いを持ってしまうほどの内容のあるものでした。どうぞ、《補遺編》を“おまけ”のつもりで読み飛ばしたりしないようにね。
 銅鐸って、謎だらけなんだって。形状から、音を鳴らしたものらしいって話は読んだことがあるけどね。だいたい、“鐸”ってのも、シナで発見された遺物に似たものがあるってだけで、本当の呼び名さえわからないんだそうだ。

これが、ビックリなんだ。今に技術でも、これを作るのは難しいんだって。最大のものは高さ134cm、45kg。その厚さが3~5mmなんだって。これだけの鋳造技術、現代でも復元できないくらいの技術力だそうだ。

そして、銅鐸は、突然歴史から姿を消した。だからこそ、製造技術も、用途も、呼び名さえも伝わってない。・・・滅ぼされたものたちの、信仰の中核をなすもんだからだそうだ。それだけ重要なものだから、徹底して破壊した。痕跡を消した。

それが、平成27年、淡路島で新たな発見があった。新たに世に知られた銅鐸は、中に吊り下げて音を鳴らすための棒がついた状態で発見されたんだそうだ。この棒を舌(ぜつ)と呼ぶんだそうだ。征服者の見落としたものらしい。そう。コンキスタドールは、滅ぼされたものの信仰を、舌を抜くことで、殺した上で葬っていたということだ。
井沢さんは、銅鐸は、おそらく《振音》と呼ばれていただろうと言ってる。その理由は、・・・。そのあたり面白いよ。それに、彼らは文字も持っていたって。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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