めんどくせぇことばかり 歴代大統領(覚書)『大間違いのアメリカ合衆国』 倉山満

歴代大統領(覚書)『大間違いのアメリカ合衆国』 倉山満

第四章、《友情・敵対・隷属❢~日米百五十年の歴史を振り返る》を、ちょっと覚書にしておきます。
《第7代 アンドリュー・ジャクソン》
第5代ジェームズ・モンローまでの大統領はみんなバージニア州出身の大農園主で、バージニア王朝と呼ばれる貴族政だった。第6代ジョン・クインシー・アダムズは第2代ジョン・アダムズの息子でバージニア出身ではないものの、貴族政に変わりなかった。それが変わるのは、第7代アンドリュー・ジャクソンから。かれは第4代、マディソン大統領の時、負け戦の米英戦争で将軍として戦い、停戦協定が結ばれた後に奇襲攻撃を行い、勝利した。

アメリカは国防総省と国務省、CIA、FBIを除いて官僚機構がない。大統領が変わるたびに入れ替わるスポイルズ・システムを作ったのが彼。

《第11代 ジェームズ・ポーク》
マニフェスト・デスティニーを唱えてアメリカ領土をもっとも拡大させた大統領。テキサスを強引に併合し、米墨戦争でメキシコをたたきのめし、カリフォルニアを分捕った。1846年に、日本に開国の使者としてビッドルを派遣するが失敗。

《第13代 ミラード・フィルモア》
奴隷問題で分裂・内戦を避けるために苦心。日本に、開国の使者としてペリーを派遣。当時、イギリスとロシアがグレートゲームを繰り広げる中、日本にとっても、新興国家のアメリカと組めたことは有益でもあった。

《第16代 エイブラハム・リンカーン》
南北戦争で、アメリカ合衆国を統一された一国家に生まれ変わらせた。奴隷解放が評価されるが、南北戦争を有利に展開させるための苦肉の策でしかなく、しかも暗殺された後は、それさえ無視される。

《第18代 ユリシーズ・グラント》
日本が、ロシアとの交渉についての仲介をアメリカに頼んだところ、ロシアはアメリカを相手にせず、直接交渉となった。当時のアメリカは、まだまだそういった国だった。

《第25代 ウィリアム・マッキンリー》
西海岸に達してもマニフェスト・デスティニーは止まず、太平洋へ打って出る。1893年にアメリカ系移民によるクーデターでカラカウア王朝滅亡。1893年、マッキンリー大統領の時に、ハワイを併合。

《第26代 セオドア・ルーズベルト》
ラテン・アメリカを相手にした棍棒外交が有名。1899年の米西戦争でスペインをやぶる。この戦いで、アメリカはハワイに加えてキューバ、グアム、フィリピンを自分のものとして、地域大国の地位に登る。

ロシアをやぶった日本の力を評価して、「日本に勝とうと思ったら、イギリス海軍とドイツ陸軍が必要」と、アジア太平洋地域では日本が最強と見抜いていた。特使タフト陸軍長官と桂太郎総理大臣の間で結ばれた桂・タフト協定(1905)で韓国・フィリピン間の住み分けを行う。また、高平・ルート協定(1908)で、中国の門戸開放と太平洋の現状維持を確認。互いに強国として外交関係を結ぶ。

《第27代 ウィリアム・タフト》
こちらは金を振り回すドル外交。排日移民法で、日米関係に曇り。経済摩擦も、徐々に深刻化。

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トランプ大統領に備えろ 日本・自主独立のためのアメリカ史
第一章  アメリカ陰謀論の虚実~こんな大人に騙されてはいけない
第二章  アメリカ大統領選挙のルール~アメリカを近代国家だと思ってはいけない
第三章  アメリカがクシャミをすれば、日本は肺炎になる?~世界はこうなる
第四章  友情・敵対・隷属❢~日米百五十年の歴史を振り返る
おわりに ~トランプに備えよ~

《第28代 ウッドロー・ウィルソン》
最悪の大統領。大英帝国、フランス帝国、大日本帝国にケンカを売り、ロシア帝国を滅ぼし、ドイツ帝国をぶっ潰し、ハプスブルク帝国を八つ裂きにし、オスマン帝国を抹殺し、ロシア革命を助けてソ連を育てたアメリカ大統領。

《第29代 ウォレン・ハーディング》
日英同盟を切ることを目的にしてワシントン会議をひっかきまわした大統領。共和党大統領の中ではもっとも反日。同盟解消を要求されたイギリスからそれを日本に持ち込まれると、日本はすぐに受け入れて、日英同盟を解消してしまった。内田康哉(こうさい)外相、幣原喜重郎駐米大使の責任。

《第30代 カルヴィン・クーリッジ》
日本は大正デモクラシーの頃。幣原喜重郎外交。

《第31代 ハーバート・フーバー》
まともな大統領。1930年のロンドン会議で、イギリスと組んで軍縮を成功させる。日米英三国の重要性に着目した人物。不運は世界恐慌が勃発したこと。恐慌を立て直すことができず、これ以後、アメリカ国内の保守派が政治的影響力を失い、リベラル勢力に負けっぱなしになる。

自身は日米英の結束でソ連に対抗しようとしたが、容共、反日、親中のヘンリー・スティムソン国務長官を暴走させて国際関係の悪化を招く。特に満洲事変に固執して日米関係を徹底的に悪化させたのは、スティムソン国務長官。

1931年、フーバー・モラトリアムを実施するが、同時にイギリスの金融覇権潰しを行っている。

《第32代 フランクリン・デラノ・ルーズベルト》
ドイツと日本には勝ったものの、世界の半分をスターリンにくれてやった大統領。フーバーにしてみれば、そもそもやらなくても済んだ戦争だった。「アメリカの若者を一人も戦場で死なせたりしない」なんて言っちゃったもんだから、自分から仕掛けるわけにもいかず、日本から手を出させるために、徹底的に日本を挑発した。

《第33代 ハリー・S・トルーマン》
日本に原爆を落とした大統領。それもある意味ではルーズベルトの路線。それも合わせて、ルーズベルトの尻拭いをした大統領。1946年、ソ連が東欧諸国を衛星国化していくのに対して、47年にはトルーマンは[封じ込め政策]でソ連への敵愾心をあらわにし、48年にはベルリン封鎖でにらみ合い、49年には西欧諸国を糾合してNATOを結成した。

・ふぉうじょnしかし、アジアでは中国が共産化して中華民国は台湾に退き、半島では朝鮮戦争が始まり、負けに等しい引き分けとなる。

《第34代 ドワイト・D・アイゼンハワー》
朝鮮戦争を休戦に持ち込み、ジョン・フォスター・ダレスを国務長官に起用してソ連との冷戦を本格化させた。スターリンが死ぬと、フルシチョフと交渉して雪解けを試み、スエズ動乱でもソ連と組んで英仏の中東派遣を叩き、日米安保条約改定にも臨んだ。「強いアメリカ」を体現した最後の大統領。

副大統領に有能なリチャード・ニクソンを起用。

《第35代 ジョン・F・ケネディ》
公民権運動に取り組んで黒人を解放。1962年のキューバ危機は失点。キューバ革命の原因はアメリカのやり過ぎにあったし、1961年にカストロ政権転覆を謀ったビックス湾上陸作戦がキューバ危機の原因となった。キューバにおけるソ連のミサイルを撤去する代わりに、その前からトルコにあったアメリカのミサイルを撤去することになった。

《第36代 リンドン・B・ジョンソン》
ケネディの副大統領から昇格。公民権法成立。ベトナム戦争泥沼化。

《第37代 リチャード・ニクソン》
民主党の無茶苦茶を正常に戻すことに腐心。金本位制を終わらせてアメリカ経済を強くし、ベトナムの泥沼からも撤退。極悪人キッシンジャーを起用。ウォーターゲート事件で味噌をつける。

中ソ手切れでシナに接近。あわてた田中角栄がシナの言い分を丸のみにして国交を回復するもんだから、シナに対して譲り過ぎ、アメリカとの関係をぎくしゃくさせた。

《第38代 ジェラルド・R・フォード》
真っ当な人物。

《第39代 ジミー・カーター》
安全保障音痴。ウィルソンやフランクリン・ルーズベルトよりはましという程度。

《第40代 ロナルド・レーガン》
内政面では、古き良きアメリカの価値観を復活させようという意図があったものの、失敗。しかし、ソ連を潰すという大きな仕事を達成。この時代の日本の総理大臣は、鈴木善幸に中曽根康弘。鈴木善幸は「日米同盟は軍事同盟ではない」と、わけのわからないことを言ってた。中曽根康弘は親米を装うものの、本質的には親ソ、親中。ソ連のスパイの瀬島龍三、根っからの反軍政治家後藤田正晴を起用。

《第41代 ジョージ・H・W・ブッシュ》
ゴルバチョフとマルタ会談を行って、ソ連敗北を明らかにした。さらに2年後の壊滅にまで追い込んだ功績は大きい。折しもサダム・フセインがクウェートに侵攻し、湾岸戦争に突入する。クウェートを開放するという戦争目的を達成したことで引き揚げたが、サダム・フセインを殺さなかった不徹底はアメリカにすると珍しい。その仕事は、息子のブッシュ2世が引き継ぐことになる。

初代ブッシュ時代の日本の政権は竹下、宇野、海部、宮沢。

《第42代 ビル・クリントン》
人格がひどい。この本の中では、「ボスニアを攻撃するとき、研修生の女性に☓☓を☓☓らせながら爆撃命令を出した大統領」と紹介されている。“シナとズブズブで、ウォール街の回し者”がこの人の評価。その妻がヒラリー。

外政面では、1998年にケニアとタンザニアの米大使館が爆破された。ケニアからの忠告があったにも関わらずの無策が災いした。アメリカはアルカイーダによる反抗と断定し、アフガニスタンとスーダンをミサイル攻撃。攻撃を受けたスーダンの製薬工場はスーダンの薬品とミルクの需要の3分の1をまかなう重要施設だった。この事件に関与したと思われるのがビン・ラーディンだった。・・・つまり、ビル・クリントンが9・11の種をまいた。


《第43代 ジョージ・W・ブッシュ》
評判悪いけど、まともな人物だと思うんだけどな。外政面ではクリントンの尻拭い。9・11が起こっているので、勢いがついてしまってやりすぎた。

日本は小泉政権時代。しかし、2003年のイラク戦争以降、ブッシュ政権が力を落とし、2006年の中間選挙で負けてレームダック化すると小泉に続く安倍政権を支援できなくなる。以後、日本の政局は迷走。

《第44代 バラク・フセイン・オバマ》
ゴルフが大好き。歴代民主党政権のなかでもっとも反日度の低い大統領。残念ながら日本はこのチャンスを、自民党麻生政権、民主党鳩山・管・野田三代で潰してしまう。




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高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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