めんどくせぇことばかり 『日本人が知らない最先端の世界史』 福井義高

『日本人が知らない最先端の世界史』 福井義高

スターリンの目的は、日本を可能な限り弱体化し、ソ連から遠ざけておくことにあった。要するに、日本をシナに釘付けにし、その力を米英に向かわせるということである、結局、日本は、まさにその通り行動することになった。

スターリンに翻弄される一方、日本の情報はスターリンに筒抜けであった。ロシア人と結婚してスパイとなった外交官泉こう蔵を通じ、ソ連は外交暗号解読書を入手していた。

盧溝橋事件発生の翌月1937年8月、ソ連は国民政府と、日本を念頭に置いた不可侵条約を結び、日本軍がシナで泥沼に陥ることで、ソ連に目が向かなくなるよう、大規模な軍事支援を行う。11月18日、スターリンは国民政府に、ソ連だけでなく、米国やドイツからの武器調達の必要性を説き、英国との連携も促した。

今まで二年間続いたシナとの勝てない戦争の結果、日本はバランスを失い神経が錯乱し、調子が狂って英国を攻撃し、ソ連を攻撃し、モンゴル人民共和国を攻撃している。この挙動に理由などない。これは日本の弱さを暴露している。こうした行動は、他のすべての国を一致して日本に敵対させる。(1939/7/9 スターリン)

戦争時に先頭で勝利するには何軍団もの赤軍兵士が必要であろう。しかし、前線でのこの勝利を台無しにするには、どこか軍司令部あるいは師団司令部でもいい、作戦計画を盗んで敵に手渡す数名のスパイがいれば十分だ。(1937/3/3  スターリン)

関東軍第23師団長小松原道太郎中将は、スターリンに対してその役割を果たした。彼はソ連大使館付き武官時代にハニートラップにかかり脅された。同じ頃、海軍の小柳喜三郎大佐もハニートラップにかかったが、自らを恥じ、1929年3月に割腹自殺した。


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本書が目指すものは、歴史認識の鎖国状態の打破 敗戦のもたらした恐怖の克服
Ⅰ  「歴史修正主義」論争の正体
第1章  日独同罪論を巡って
第2章  歴史認識は処罰の対象となるのか
第3章  なぜ「歴史修正主義」は非難されるのか
第4章  チャンドラ・ボースは英雄か 傀儡か
Ⅱ  「コミンテルンの陰謀」説の真偽
第5章  「コミンテルンの陰謀」は存在したか
第6章  過去を直視しない人々
第7章  ヴェノナの衝撃
第8章  それでも「スパイ」と認めない人々
Ⅲ  大衆と知識人
第9章  大衆と知識人は、どちらが危険か
第10章  ナチスを支持したのは、はたして誰か
Ⅳ  中国共産党政権誕生の真実
第11章  毛沢東はスターリンの傀儡だった
第12章  中国共産党の「救世主」だった日本
第13章  中国共産党政権の誕生に果たした米国の役割
『私は、いまだかつて共産主義者であったことはないし、それに近づいたことすらない』と語ったハリー・デクスター・ホワイトが《ハル・ノート》の作成に関わった作戦は「雪作戦」と呼ばれる。ホワイトー白ー雪という連想による命名である。

元KGB幹部ヴィタリー・パブロフは1996年に公刊された『「雪」作戦』で、以下のように証言している。つまり、1941年5月にワシントンでホワイトに会い、日本の対ソ攻撃を回避すべく、米国が対日強攻策を勧めるようにホワイトに依頼したというのである。本書では、KGBの働きかけ云々よりも、ホワイトの自主的な判断によるものとしているが、同時に、そこまでホワイトを教育したKGBの勝利ということか。

さらに重ねているのは、いかにホワイトのスターリンに対する献身的な貢献があろうとも、それは最初から大統領の意向に沿ったものであったということだ。そう、ルーズベルトの・・・。これだけの大悪人だから、誤解のないように注意しておこう。フランクリン・デラノ・ルーズベルトという、反日・親中・容共大統領ね。

いかにスターリンが日ソ中立条約を締結しようが、ホワイトが日本を窮地に追い込もうが、対日政策においては、ルーズベルトとスターリンは、まるで言い合わせたかのように一致していた。

この時期、世界は魑魅魍魎の跳梁跋扈に委ねられていた。残念ながら、レーニン、ウィルソン、スターリン、ヒトラー、ルーズベルト、毛沢東といった化け物どもの前に、日本人では為す術もない。







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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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