めんどくせぇことばかり 『日本人の肖像』 葉室麟

『日本人の肖像』 葉室麟

歴史小説家、葉室麟さんが毎日新聞に連載してた歴史話を一冊にまとめた本だそうです。『日本人の肖像』っていう題名に惹かれて読んでみました。・・・なんにも不自然ないように思われるでしょうが、実は不自然なんです。なにせ私、葉室麟さんの本をなにも読んでない。

なにしろ葉室麟さんの文章に触れた事自体、これが初めてって状態です。初めて読んで、端々からにじみ出る葉室さんの人となりに触れました。さらに、第二部《第四章 国家と宗教》、《第六章 日本人と憲法》、さらには《日本人とは何か~あとがきにかえて》で、正面から政治問題に触れている。

そこに感じた違和感は、また後に書かせてもらおうと思う。・・・ここでは本の紹介ね。

『日本人の肖像』    葉室麟
講談社  ¥ 1,296

毎日新聞連載 「ニッポンの肖像 葉室麟のロマン史談」
第一部
第一章  黒田官兵衛
第二章  宮本武蔵
第三章  坂本竜馬
第四章  織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
第五章  女帝の世紀
第六章  新撰組
第七章  西郷隆盛
第八章  源平争乱
第九章  北条政子
第十章  天皇と近代
第十一章  真田幸村
第十二章  千利休
第十三章  忠臣蔵  
第二部
第一章  大坂の陣四百年
第二章  朝鮮出兵の時代
第三章  対外交流からみた中世
第四章  国家と宗教
第五章  柳川藩 立花家
第六章  日本人と憲法

日本人とは何か~あとがきにかえて







目次にあるように二部構成になっていて、第一部は毎日新聞の矢部明洋記者が聞き役となって語られた史談集。その度ごとに人物であったり、時代や話題の出来事にテーマを定めて葉室麟さんの語る歴史話。第二部は各分野の専門家を招いての対談集。“専門家”は、二部五章の〈立花家資料館館長〉さんを除いては、いずれも大学のえらい先生方。

第一部では、たとえば《第一章 黒田官兵衛》に於いては、吉川英治の『黒田如水』、司馬遼太郎の『播磨灘物語』が取り上げられ、それぞれの描き方が比較される。吉川「如水」は1943年の執筆を反映して戦争に子供を送り出した国民の悲哀が、信長に長政を差し出した官兵衛が重ねられるーって言う具合にね。葉室麟さんは、二人の官兵衛像に共通するヒューマンな点に惹かれるんだそうだ。その自然な人間味に惹かれて、ご自身も『風渡る』、『風の軍師』で、キリシタンと言った切り口から官兵衛に迫ったとか。

いずれの章にしても、そこに取り上げられている歴史小説はあらかた読んでいるので、私の感覚と葉室麟さんの感覚を比べることもできて、その点が一番面白かった。

それにしても、司馬遼太郎さんの本がよく取り上げられてた。そんだけ国民的作家ってことだな。

勉強させてもらったのは第二部の方が上かな。《第一章 大坂の陣四百年》に於ける“秀頼の実像”とかは、興味深かったな。そして、秀頼に対する家康の危機感ね。豊臣家を滅ぼした翌年死んだ家康。やはり、二代目対決には持ち込ませられないという切実な思いが、やっぱりあったんだな。

それ以上に面白かったのが、《第二章 朝鮮出兵の時代》。これはぜひ読んでほしいけど、軍事行動としてではなく、政治行動としてこの“出兵”を捉えるってところが、とてもおもしろい。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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