めんどくせぇことばかり 4兆元投資の亡霊(覚書)『北京レポート 腐食する中国経済』 大越匡洋

4兆元投資の亡霊(覚書)『北京レポート 腐食する中国経済』 大越匡洋

我々は忠誠の共産党員だ。両会開催に際し、我々がこの書簡を送り、あなたに党と国家の指導職務の辞任を要求する。この要求は党の事業、また国家と民族の前途を考慮したものである。習近平同志、あなたには党と国家を未来に向かって率いていく能力が備わっていない。総書記の職務に適任ではない。我々は党の事業の発展と国家の長期の安定、あなたとあなたの家族の安全のために、党と国家のすべての職務を辞任し、党中央および全国人民に別の能力者を選ばせて、我々を積極的に未来に導いてもらいたい。
3月4日、新疆ウイグル自治区政府系列にある「無界新聞」に掲載された習近平への辞任要求

中国共産党中央委員会総書記の任期は5年なんだよね。2012年に総書記と中国共産党中央軍事委員会主席に就任。さらに、翌2013年、中華人民共和国主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席に就任。これで、シナの最高指導者の地位を固めたわけだ。

それぞれの任期云々というよりも、シナは悪しき個人崇拝の経験から、・・・これって、あいつのことね。・・・もとい、その経験から、68歳で指導者を引退するというルールがあるんだってね。だけど、軍事委員会主席だけしがみついて、影響力を温存なんてのがあったよね。

ともかく、68歳ということになれば、習近平が68歳になるのは2023年。こんな、辞職要求出されてるようじゃ、とてもそこまで持つわけないな。かりにそこまで持ったとしても、やめた途端殺されるのは目に見えてるから、絶対やめないね。
日本経済新聞出版社  ¥ 1,728

穏やかに、だが確実に、体制の矛盾が国を蝕む

胡錦濤指導部時代、すでに盛んに改革と成長を両立させる重要性が唱えられていた。重ねてきた10%を超える経済成長率に追い立てられて、掛け声はいつも腰砕けになった。

2年前から習近平に唱えられた《新常態》とは、胡錦濤時代の“改革”に他ならない。中身を見れば、当時と同じ、鉄鋼・石炭の過剰生産の解消、赤字を垂れ流すゾンビ企業の淘汰と言った文言なのだ。

2016年1月に発表された2015年の実質国内総生産(GDP)成長率は6.9%。25年ぶりの低い水準だそうだ。名目成長率は実質成長率よりも更に低く、6.4%だそうだ。名目が実質よりも低い。それも、0.5%も。これはデフレ圧力の強さを示し、“名目と実質の逆転”は、2008年のリーマン・ショック以来のことだそうだ。

この月、鉄鋼・石炭企業を集めた席で、習近平は設備過剰の解消を強く求めた。その最後に、こうつけ加えている。『強い景気刺激策で内需をかさ上げするつもりはない』・・・リーマン・ショックの際、胡錦濤政権は、そのようにして危機を回避していたのだ。

《強い景気刺激策》とは、リーマン・ショックの際に胡錦濤政権が選択した4兆元の投資のことである。当時の為替レートで57兆円に上る巨額の景気刺激策。これが、アメリカ初の金融恐慌で窮地に陥っていた世界経済をV字回復させる救世主となった。

しかし、シナの側からすれば、この巨額の投資には、まったく別の事情があった。北京五輪後のバブルの崩壊を懸念して、胡錦濤政権は景気の引き締めにかかっていた。前年秋からの急激な金融引締めに、地方は悲鳴をあげた。2008年になると生産や投資が冷え込み、大量の出稼ぎ労働者が職を追われた。地方経済は、壊滅的打撃を被った。怨嗟の声は、胡錦濤、温家宝、二人の指導者個人に向けられつつあった。そこを、リーマン・ショックが襲った。

二人の指導者は、“リーマン・ショックによる世界的金融恐慌”に対処するために、57兆円もの巨額を、堂々と投資に回すことができたのだ。こうして、つけは先に回された。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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