めんどくせぇことばかり 大麻取締法(覚書)『縄文の神』 戸矢学

大麻取締法(覚書)『縄文の神』 戸矢学

本当に馬鹿だな、私は。こんな簡単なことでも、言われなきゃわからない。情けないったら、ありゃしない。

縄文土器の縄目の文様は、粘土に縄を押し付けて施した。日本の底辺に脈々と流れる稲作文化。それは米食だけでなく、そこから生じるありとあらゆるものに及んだ。土器に文様を施した縄も、もちろん稲藁を綯った縄。藁でさえ決して無駄にしない、もったいない文化だ。バンザーイ❢

・・・馬鹿ですみません。縄文晩期には稲作が開始されたようだけど、基本的には狩猟採集だからね。あの縄目の文様は、稲藁の縄じゃないんだ。じゃあ何の縄かっていったら、その素材は縄文時代以降も用いられ続け、残念ながら今では制限されてしまっているが、本来、日本人にとっては切っても切れないものだった。・・・麻縄。
大麻取締法は、GHQの支持によって1948年に施行された。1963年の改正で罰則が強化されるまではけっこう緩くて、あっちこっちで栽培されていたようだ。著者の戸矢さんは埼玉県寄居出身なんだそうだ。すぐ近く。私、秩父だから。そうそう、秩父線の熊谷の手前に大麻生(おおあそう)って駅がある。“麻”系の地名は日本中、あっちこっちにあるんだって。日本文化の、しかも縄文から続く、非常に重要な部分を失っていたんですね。縄文
『縄文の神』    戸矢学
河出書房新社  ¥ 1,944

よみがえる精霊信仰 縄文の名残の中にこそ、日本人の原点がある

以前に、GHQの占領政策に関わる本を読んだ時に、大麻取締法の問題について知った。内容について、そんなに覚えてないんだけど、大麻に関する危険性ゆえに成立したものではなかったようですね。日本は縄文時代から大麻と共存してきたわけですからね。もちろん、それなりの脳に対する作用はあるんだろうけど、“害”というなら煙草や酒ほどでさえないそうじゃないですか。

マリファナは、コカインやヘロインへの入り口いなるという意見がある。それに関しては、以下のようなデータもある。
マリファナはコカインやヘロインといったよりハードなドラッグの使用リスクを高める「入門薬物」だという意見があるが、それは正しくない。2008年、前月にマリファナを吸ったことを認めたアメリカ人は1520万人だった。同様の数はコカインは190万人、ヘロインは20万人だ。

2010年に同じ調査を実施したところ、マリファナを吸った人数が1740万人と増加したのに対して、コカイン使用者は150万人と減少。ヘロイン使用者の数は変化しなかった。マリファナが入門薬物であれば、マリファナの使用者増加と共に、コカイン、ヘロインの使用者も増えるはずだが、その数は連動していないのである。
元のデータはハフィントンポストなんだけど、ずいぶん前から言われていることのようです。その続きには、アルコール、ニコチン、コカイン、ヘロイン、カフェインと比べても、マリファナは、依存、離脱、耐性においてもっとも問題性が低いとか。

重ねて言いたいのは、1万年を超えて、日本人は大麻とつきあってきた。何の問題もなく、豊かな麻文化を育ててきた。その文化を守りつつ、厚く恩恵を受けてきた。

入り口論のほかにも、暴力団の資金源になるっていう意見もある。だけどそれは大麻取締法があってこその問題で、正直、瑣末なことだ。

それらを踏まえて、GHQがあえて導入したってことを考えれば、日本の繊維市場を独占するために、有無を言わせず規制したって理由が一番しっくり来てしまう。

ちょっとこの本読んでみて、麻と日本人について書かれているのは第一章のほんの少しなんだけど、大麻取締法によって失われたものの大きさに愕然としてしまう。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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