めんどくせぇことばかり 『大岩壁』 笹本稜平

『大岩壁』 笹本稜平

ナンガ・パルバット。

《魔の山》と呼ばれているそうです。《人喰い山》という呼び名まであるそうです。

由来は、1953年7月3日に初登頂するまでにドイツ隊が何度も挑み、多くの遭難者を出したことにあるそうです。標高は8125m。南側のルパール壁は、壁だけで標高差4800m。メスナーが初登頂したけど、弟を失ったところですね。
1697be1d.jpg 
ウィキペディアだと、“現在、冬季登頂に成功していない8000m峰はナンガ・パルバットとK2のみとなっている”という触れ込みだけど、登っちゃったみたいね。
AFP BB NEWS 2016/3/4
「死の山」に冬季初登頂、イタリア人登山家ら
http://www.afpbb.com/articles/-/3079237
(抜粋)
「死の山」と呼ばれるパキスタン北部の高峰ナンガ・パルバット(Nanga Parbat、標高8125メートル)の登頂に先月26日、イタリア人のシモーネ・モロ(Simone Moro)氏の登山チームが成功した。冬季の登頂に成功したチームはモロ氏らが初めて。

登山家として一番脂ののった時期は、遅くらもう過ぎてしまっただろう。そんな時期に差し掛かった立原祐二。そんな彼が目指すのが、8000m峰のなかでは、K2と並んで、未踏峰のまま残るナンガ・パルバット、ディアミール壁。チームメイトは、これまで何度かザイルをつないだ木塚隆と、ヒマラヤにおいては未知数なものの登攀技術では世界にも名の知られた倉本俊樹。

計画は順調すぎるほどに進み、最終キャンプ予定日に入ってから天候が悪化する。8000mに手が届く高所での停滞は、人の命を削り取る。一日、二日、三日、・・・倉本の様子がおかしい。高所障害の症状が明らかである。三人は、再挑戦を約して、下山を開始する。

『大岩壁』    笹本稜平
文芸春秋  ¥ 1,728

ナンガ・パルバットー5年前の失敗。大事な友を失った二人が、再度この山に挑む

約束は、立原と木塚の二人で果たすことになる。それも、亡き倉本が望んでいたルパール壁からのナンガ・パルバット挑戦である。しかし、そこに、三人目の男が現れ、パーティへの参加を希望する。兄の無念を晴らそうとする、亡き倉本の弟、晴彦であった。二人は、晴彦の兄への思いをくみ取ってやりたいと考えるが、“兄の無念を晴らしたい”という晴彦の思いは、二人が思うほど単純なものではなかった。

結局、二人は晴彦をチームメイトとして受け入れ、パーティは三人で、ルパール壁からのナンガ・パルバット冬季初登頂を目指すことになる。しかし、突然ライバルが現れる。ディアミール壁に回ると思われていたロシア隊が、急遽、ルパール壁から挑戦をするという。通常では考えられない変更。・・・ロシア隊のルート変更には、背景に時間をかけた計画が存在していた。

晴彦という未確定要素。冬季初登頂へのロシア隊の野望。倉本との約束を果たす舞台は、様々な思惑の絡み合う場へと変貌した。しかし、彼らを待ち受ける標高差4800mのルパール壁は、何事もなかったかのように、彼らを待ち受けるだけだった。
ああ、山の本を読んでかき立てられるなんて、なんて健全なんだろう。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
AFP BB NEWS 2016/3/4
「死の山」に冬季初登頂、イタリア人登山家ら
http://www.afpbb.com/articles/-/3079237
(全文)

【3月4日 AFP】「死の山」と呼ばれるパキスタン北部の高峰ナンガ・パルバット(標高8125メートル)の登頂に先月26日、イタリア人のシモーネ・モロ氏の登山チームが成功した。冬季の登頂に成功したチームはモロ氏らが初めて。

 ナンガ・パルバットは、世界に14座しかない8000メートル峰の山の一つ。標高8000メートルを超えると、人間が生存できないほど大気中の酸素濃度が低い「デスゾーン(死の領域)」に入るが、中でもナンガ・パルバットは1953年の初登頂までに30人以上が死亡するなど登山家の死亡率が高いために「死の山」の異名がある。

 今回のチームには、スペインのアレックス・ティコン氏やパキスタンのアリ・サドパラ氏といった登山家も参加。遠征には3か月かかったが、山頂での滞在時間はわずか10分間ほどだった。

 山頂からは、世界第2の高峰で、まだ誰も冬季登頂に成功していない唯一の8000メートル峰、K2が遠くに見えたという。モロ氏は「地平線が曲がって見えた。こういった光景を目にしたとき、自分の存在は非常に小さくも大きくもなり得る」と語った。

 一方、メンバーの一人だったイタリアの女性登山家、タマラ・ルンガ氏は山頂までわずか170メートルの地点で、体力の限界を理由に登頂を断念した。山頂から自分に向かって手を振るサドパラ氏らの姿が見えた。ここで諦めて悔しくないか、ルンガ氏は自問したが、選択ははっきりしていた。「山頂まで行ったら、決して家には戻れない──だから引き返した」

関連記事

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ


言葉は人の心をあらわします。
「歌は世につれ世は歌につれ」と言いますが、言葉についても同じことが言えるでしょう。
これから出る本






































当ブログ内人気図書 
















































カウンター
カテゴリ
ブロとも一覧
アジシオ次郎の時事原論
はりこのはやしや 
ハシビロコウ
素足のアイドル達
うさぎ屋の四方山話
わくわく株式投資
プロモデラー林哲平のジャンクロボット創作ブログ『ケルバーダイン』
大好き!グラビアアイドル!
伊織のブログ
Re:BAD TASTE♥
QWERT 5w1h
「伝わる技術」オトデザイナーズ・坂本真一
歌と知恵でハッピーライフ^^
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
最新記事
応援して下さい