めんどくせぇことばかり 『刀伊入寇 藤原隆家の闘い』 葉室麟

『刀伊入寇 藤原隆家の闘い』 葉室麟

この本を読んだのは、2か月近く前のことなんです。股関節の手術で入院中です。そう言えば、手術を受けたのが10月27日だから、あれからまだ、2か月しか経ってないんだよね。もう、ずい分前のことのような気がする。

・・・そうそう、入院中ね。手術から1週間ほど経った頃のことです。思いのほか、術後の足の回復具合がよく、患部は痛いけど、歩いてたしね。あとは患部のガーゼくらいって状況で、「早ければ術後2週間で退院って言われたけど、今、退院でも大丈夫そう」とかって思ってたんです。

ところが、ちょうど術後1週間の日にした血液検査で、肝機能が以上の低下してしまって、とても日常生活を遅れるレベルにないってことになっちゃったんですね。なんか、肝機能を補うための、体中からニンニクの香りが漂うようなぶっとい注射されて、様子を見るってことになっちゃった。

これが痛いとか、ここが苦しいっていう自覚症状があってのことではないので、なんか悶々としてしまって、頭も痛くなきゃ、熱もないんだからね。原因は薬剤性のもので、どうもアルコール分解酵素が薬剤を余計に分解して、肝臓に影響を与えたとか、与えないとか。アルコールということになると、また連れ合いが過敏に反応するしね。結局、私の入院は、術後3週間まで続き。最短予測から1週間オーバーですんだんだけど、職場復帰期日は迫るしね。悶々・・・。

気がつけば、本が足りない。隣のベットの若いやつと違って、パソコンというのは自宅のこたつに座らなきゃ動かない私ですから、お手上げです。図書館の本なら外れてもお金損するわけじゃないから、連れ合いに、「文句言わないから、適当に借りてきて、・・・もらえたら嬉しいです」って頼んだの。その中の一冊がこれでした。その時に感じたことがメモに残してあってね。それ見ながら、あの時のこと、思い出しながら書いてるの。・・・看護婦さん、ありがとう!


実業之日本社文庫  ¥ 690

日本国存亡の危機 かつてなき国難に立ち向かった実在の貴族の闘い!



30ページほど読んで思い出した。この本は読んでる。まあ、いいや。面白いし、・・・面白いし、・・・面白いから

“刀伊入寇”っていうのは不思議な出来事で、刀伊っていうのは女直でしょう。半島北方の女直が、なぜ高麗をすっとばして玄界灘を渡るのか。彼らが日本に襲いかかるモチベーションって、いったい何なのか。それから、まさに摂関政治真っただ中。それも、中枢中の中枢に藤原隆家のような男が存在したことも不思議なことだな。

叔父、藤原道長との清掃に敗れ、中関白家が落ちぶれていく中、道長が栄華を誇る京の都を後に、太宰権帥として九州の武士団を率いる隆家のモチベーションは・・・?

隆家は、九州における戦いの中で、京都での日々を思ったはず。権力の座をめぐっての争いの醜さ。同時に、だからこそ、誰もが美しいものを求めてやまない心を持っていた。敗者の悲しみや切なさに発露される美しさに心惹かれ、栄華の周辺で悲哀に沈む女たちを慈しんだ。そんな雅の心こそ、命を懸けて守るに値する。隆家なら、そう考える。

“一所懸命”の武士の思いが固まるには、まだちょっと早いからね。

著者は、この物語の中に、自らの思いを書き込んでいる。『国は侵さず、侵されず』・・・。以前、このブログでも葉室麟さんの書いた『日本人の肖像』という本を紹介した。そこで触れた、著者の考えに合致する。だけど、この時代の、この話にはふさわしくない。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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