めんどくせぇことばかり 『煮もの炊きもの』 真藤舞衣子

『煮もの炊きもの』 真藤舞衣子

学校から腹を減らして帰っても、まずうちには誰もいなかった。たまに母が、機械編みの頼まれ仕事をしていた。じいちゃん、ばあちゃん、母ちゃんの三ちゃん農業だったからね。戸棚を開けると、運が良ければ、畑のものを煮た何かがあった。うかうかしてると、中の兄貴が帰ってくる。その前に、何かあった痕跡を消しておかないと・・・。

戸棚に何もないときは、漬物の樽に手を突っ込んでね。冬場は冷たいから嫌なんだよね。

この本に出てる料理が戸棚に入ってたら、うれしかったろうな。なにしろ、うまいとかってことは二の次だったからな。そのせいで、実は今でも“味音痴”なんだ。大概のものは、「うまい」と思ってしまう。考えてみれば幸せか。んんん、それにしても、煮ものとか、炊きものってのは、冷蔵庫よりも、戸棚の方が似合うね。


『煮もの炊きもの』    真藤舞衣子

主婦と生活社  ¥ 1,404

素材を鍋に入れるだけ、すぐにおいしい、明日もおいしい

第一章  さっと煮る
第二章  じっくり煮る
第三章  ふっくら炊く
第四章  手作り常備菜


《なすの翡翠煮》はうまそうですね。だしでさっと煮て、酒、みりん、薄口に、塩ね。もう、来年の時期になったら、たくさん作ろう。煮汁はそうめんのお下地にしたらどうだろう。間違いなくうまいと思うな。 

《高野豆腐の煮物》もいい。ここでは、シイタケ、さやいんげんと一緒になってきれいなこと。高野豆腐使うときは、とにかくちゃんと戻すことね。煮汁は白だし、みりん、酒、砂糖、塩。

《手羽先のさっぱり煮》はゆで卵と一緒になってる。煮汁は酢、砂糖、しょうゆと水。しょうがとニンニクで香りづけして、酢で煮るって感じだな。

どうも、私が取り上げるのは、何かと簡単そうなものばかりだけど、これにさらにひと手間、ふた手間ってのは連れ合いの領域だからね。私向けの煮物が半分、連れ合い向けの煮物が半分の本って感じだな。

それから炊きものね。主に炊き込みご飯が紹介されている。二人暮らしになって以来、もう、炊き込みご飯三昧状態の我が家。でも、うちの炊き込みご飯は、もっと自由になっていいことを、この本に教えられた。

戸棚には何もない。お釜にも残ってない。そんなときは背戸に回って、漬物の樽に手を突っ込んで、そのまま大根をかじったり。煮ものや炊きものを戸棚に見つけたときは、間違いなく私の目は輝いていただろうな。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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「歴史修正主義」とは、戦前の日独をことさら評価する史観ではない。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































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