日韓の違い(覚書)『「反日韓国」の苦悩』 呉善花
韓国では、同じ会社に長く勤める人は低く評価されるんだそうす。能力のある人は数多くの会社を渡り歩いて、高い地位や収入を目指すんだって。日本人労働者の平均勤続年数が12年強なのに対して、韓国人は5年だそうです。
日本人は、“金を借りる”ということに、結構高いハードルがありますよね。金融機関から借りるならともかく、自分の人間関係の中で金を借りっていうのは、よっぽどのことですよね。その感覚が、韓国人にはないらしい。友人同士のお金の貸し借りというか、やり取りは当たり前のことで、韓国人の友人に貸した金の返済を頼んだら、人格を疑われたなんてことがあるらしい。
個人のレベルでも、国家のレベルでも、“嘘”が蔓延る。騙された側が騙した側を非難すると、周りの韓国人は騙された方が間抜けだという評価を下す。
おそらく、以前からあった韓国人の国民性が、IMF管理下の合理化、自由化、競争主義の流れの中で、増幅されちゃったんだろうね。しかも、金大中政権も、安易にそれをあおって押し流した。
それから嫌老社会ね。韓国は年長者を大事にする国だと思ってたから、びっくり。若い人たちは老人を蔑視する傾向が強まってるんだってね。金大中が推し進めたIT化や英語偏重の副産物って、呉善花さんは言ってる。
合理化、自由化、競争主義の流れで削り取られて、多くの家庭が、かつてのままではいられなくなってるんだな。仕事を失って、または収入が減少して、離婚も急増してるそうだ。離婚に至らなくても、以前のような、家庭における倫理的環境は変化を余儀なくされているだろう。そんな中で、IT化や英語偏重は、老人を“できない人”に変えてしまったらしい。
自殺の多い韓国でも、とりわけ老人の自殺率が高いというのは、そういうところに原因があるらしい。貧乏だって生きていけるからね。だけど、疎外は厳しい。人生の終盤で、IT化だの、英語偏重だのって言われてもね。
《「汗を流すことが貴い」日本、「汗を流すことはみじめ」の韓国》という小項目がある。日本は、ずっと昔からものづくりの国だからね。戦国から江戸初期の鈴木正三って方は、悉皆仏性の立場の方。その仏性をしっかり磨けば、誰だって成仏できる。僧侶は僧侶なりに、農民には農民なりの磨き方がある。もちろん、職人にだって職人なりの磨き方があるわけで、高い技能を身につけるために、ひたすら、「汗を流す」わけですよね。
仏性を磨くために、一つのことに“ひたすら”になる。日本人にとって、真剣に仕事に打ち込むって、どんなことでも尊いことなんだよね。その姿勢って、“道”という言葉として表されますよね。柔の道、剣の道、お茶の道、いずれも“ひたすら”になって人間性を磨き上げてく。・・・剣なんて、本来、人を殺す技術のはずが、“ひたすら”になることによって、人を生かす道に通ずるわけです。
どんだけ汗を流そうが、はたまた、汚物にまみれようが、それが人様のためになることならば、卑しいものなどありえない。《職業に貴賎なし》ですね。でも、韓国では、職業にはおのずから貴賎があるわけです。汗を流す仕事は卑しいと、そう思われているようです。
サムスンがどんだけ売り上げを伸ばしても、それを支えてるのは日本の部品メーカーってことだな。結局、韓国は、労働力の安売りでしか勝負できない。安売り合戦では、さらに安いシナには勝てない。それが韓国の現状ね。
でも、安心してていいかな。日本でも、最近はずいぶん“成果主義”が幅を利かせているように思うんだけどな。とても仕事とは呼べないような、人の顔を札束としか思わない、卑しいふるまいも見かけられるんだけどな。ちょっと前のバブル時代には、平気で山を削ってゴルフ場作るしさ。今は今で、太陽光発電のパネル並べて、無味乾燥な世界を広げているし・・・。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
日本人は、“金を借りる”ということに、結構高いハードルがありますよね。金融機関から借りるならともかく、自分の人間関係の中で金を借りっていうのは、よっぽどのことですよね。その感覚が、韓国人にはないらしい。友人同士のお金の貸し借りというか、やり取りは当たり前のことで、韓国人の友人に貸した金の返済を頼んだら、人格を疑われたなんてことがあるらしい。
個人のレベルでも、国家のレベルでも、“嘘”が蔓延る。騙された側が騙した側を非難すると、周りの韓国人は騙された方が間抜けだという評価を下す。
おそらく、以前からあった韓国人の国民性が、IMF管理下の合理化、自由化、競争主義の流れの中で、増幅されちゃったんだろうね。しかも、金大中政権も、安易にそれをあおって押し流した。
それから嫌老社会ね。韓国は年長者を大事にする国だと思ってたから、びっくり。若い人たちは老人を蔑視する傾向が強まってるんだってね。金大中が推し進めたIT化や英語偏重の副産物って、呉善花さんは言ってる。
合理化、自由化、競争主義の流れで削り取られて、多くの家庭が、かつてのままではいられなくなってるんだな。仕事を失って、または収入が減少して、離婚も急増してるそうだ。離婚に至らなくても、以前のような、家庭における倫理的環境は変化を余儀なくされているだろう。そんな中で、IT化や英語偏重は、老人を“できない人”に変えてしまったらしい。
自殺の多い韓国でも、とりわけ老人の自殺率が高いというのは、そういうところに原因があるらしい。貧乏だって生きていけるからね。だけど、疎外は厳しい。人生の終盤で、IT化だの、英語偏重だのって言われてもね。
『「反日韓国」の苦悩』 呉善花 PHP研究所 ¥ 999 貧困、経済苦による自殺の増加。拝金主義に、横行する被害者ビジネス |
第一章 老いも若きも希望が持てない不信社会 第二章 韓国に蔓延る「拝金主義」 第三章 ここまで違う日本と韓国の国民性 第四章 韓国人がノーベル賞を取れない理由 |
仏性を磨くために、一つのことに“ひたすら”になる。日本人にとって、真剣に仕事に打ち込むって、どんなことでも尊いことなんだよね。その姿勢って、“道”という言葉として表されますよね。柔の道、剣の道、お茶の道、いずれも“ひたすら”になって人間性を磨き上げてく。・・・剣なんて、本来、人を殺す技術のはずが、“ひたすら”になることによって、人を生かす道に通ずるわけです。
どんだけ汗を流そうが、はたまた、汚物にまみれようが、それが人様のためになることならば、卑しいものなどありえない。《職業に貴賎なし》ですね。でも、韓国では、職業にはおのずから貴賎があるわけです。汗を流す仕事は卑しいと、そう思われているようです。
サムスンがどんだけ売り上げを伸ばしても、それを支えてるのは日本の部品メーカーってことだな。結局、韓国は、労働力の安売りでしか勝負できない。安売り合戦では、さらに安いシナには勝てない。それが韓国の現状ね。
でも、安心してていいかな。日本でも、最近はずいぶん“成果主義”が幅を利かせているように思うんだけどな。とても仕事とは呼べないような、人の顔を札束としか思わない、卑しいふるまいも見かけられるんだけどな。ちょっと前のバブル時代には、平気で山を削ってゴルフ場作るしさ。今は今で、太陽光発電のパネル並べて、無味乾燥な世界を広げているし・・・。


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