ベンガジ事件(覚書)『日・米・独 10年後に生き残っている国はどこだ』 高山正行/川口マーン惠美
大統領選の間際だったですよね。クリントンの私的メール問題について、結局、訴追しなかったものの、FBIは投票日を目前に捜査を再開したことは、やはり、投票結果に影響を与えたことは、間違いないだろう。当時、オバマ大統領がFBIの捜査再開を非難した。FBIの対応もチグハグに感じられるが、FBIは、あえて、投票結果に影響を与えようとしたのかな。
《私的メール問題》ってよく分かんなかったんだけど、2012年、ヒラリークリントン氏が国務長官時代に、私的に設けたメールサーバで公的なメールを送受信していたってことでしたよね。私設メールサーバー利用は連邦記録法違反にあたる可能性があるということで捜査対象になった。「国務長官として、あまりにも脇が甘い」という問題として理解してたんだけど、・・・どうも、そんな簡単なことじゃなかったらしい。
2012年、リビアのベンガジでアメリカの領事館が襲撃され、出張で現場に居合わせたクリストファー・スティーブンス米大使が殺された。領事館と言われているが、たんなる派出所で、最低限の警備もなかった。2km離れてCIAの詰め所があった。大使は、ヒラリー・クリントンの直属の部下で、ヒラリー・クリントンの命のもと、前年にはリビアの独裁者カダフィー大佐の惨殺に成功していた。
《私的メール問題》ってよく分かんなかったんだけど、2012年、ヒラリークリントン氏が国務長官時代に、私的に設けたメールサーバで公的なメールを送受信していたってことでしたよね。私設メールサーバー利用は連邦記録法違反にあたる可能性があるということで捜査対象になった。「国務長官として、あまりにも脇が甘い」という問題として理解してたんだけど、・・・どうも、そんな簡単なことじゃなかったらしい。
2012年、リビアのベンガジでアメリカの領事館が襲撃され、出張で現場に居合わせたクリストファー・スティーブンス米大使が殺された。領事館と言われているが、たんなる派出所で、最低限の警備もなかった。2km離れてCIAの詰め所があった。大使は、ヒラリー・クリントンの直属の部下で、ヒラリー・クリントンの命のもと、前年にはリビアの独裁者カダフィー大佐の惨殺に成功していた。
カダフィーの死をおお喜びするヒラリー・クリントン。「来た。見た。死んだ❢」
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クリストファー・スティーブンス大使がなぜ、警備の貧弱なベンガジにいたのかは、はっきりしていない。もともと警備の手薄な領事館だが、再三の警備増強を却下したのはヒラリー・クリントンだった。さらに、その日は、アルカイダともつながりの深いテロ組織が領事館の警備を任されていた。・・・領事館のカメラに写っているのは、高度に訓練を施された者たちによる襲撃だった。
大使は、CIAと連携して中東各国の反政府勢力に、武器等の援助を供給する任務を受けていた。この時は、アメリカからリビアの反政府勢力に与えた武器類を回収することを任務としていた。もちろん、上司のヒラリー・クリントンから。つまり、ヒラリー・クリントンは、リビアのカダフィーを潰したあと、そこで要らなくなった武器を、シリアのアサド政権潰しに転用しようとしていたわけだな。
大使は死んだものの、大使がリビアで回収した大量の武器は、トルコを経由してシリアに運び込まれた。
つまり、アラブの春という一連の中等におけるできごと。さらには、シリア内戦とそれに続くイスラム国のやりたい放題、膨大な難民の流出。ここのところ数年間、世界に不安定化をもたらしている幾つものできごとに、ヒラリー・クリントンは主導的に、深く関わっていたということだ。
そして何より、やばい内容だからこそ、公式のメールを使うことができなかったということだ。


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