めんどくせぇことばかり 『郷土汁』 飛田和緒

『郷土汁』 飛田和緒

 埼玉代表は?・・・なんだ?・・・えー❢ 埼玉代表が呉汁。なんだ呉汁が埼玉なんだんベ。北陸かどっかの方じゃねんじゃねえけ。あまつさえ、汁ものにかぼちゃかよ。山梨のほうとうじゃあるまいし。一体、埼玉のどこで呉汁すすってんだ!

まあまあ、“なすとかぼちゃの組み合わせ”は著者のオリジナルのようで、「地元では芋がらを入れてつくるようです」だってさ。貧乏くせぇよう~。悲しいよう~。

埼玉代表、もう一つは深谷ねぎ汁。ねぎの味噌汁だ。・・・文句あっか。
どうも、汁ものっていうと、お雑煮かうどんが入ってるかのどっちかで、この本は、どうもそういうものは除外してあるみたいで、そのあたり、もう一つ、生の郷土って感じじゃなくなってる。埼玉ってより、北関東は“おっきりこみ”だ。汁ものは、いつなんどきでも“おっきりこみ”だ。okkirikomi.jpg
すみません。写真は拝借です。でも、これもイメージに合わない。“おっきりこみ”って、なんか田舎風を気取られるとつまらない。鉄なべなんかじゃない。アルマイトの深いなべね。なべにはうどん用お玉が入ってて、大量に作って、汗かきながら食って、あったかくして寝る。

これじゃなきゃなあ。


『郷土汁』    飛田和緒

世界文化社  ¥ 1,512

47都道府県のとっておきの汁ものをあつめました。その数なんと102品
はじめに 基本だしのとりかた
北海道地方 三平汁、かに汁…など
東北地方 せんべい汁、けの汁、まめぶ汁、いも煮汁、こづゆ…など
関東地方 すいとん、呉汁、けんちん汁…など
中部地方 のっぺい汁、ぼっかけ、おつけ団子汁…など
近畿地方 七色汁、泥亀汁、船場汁、肉吸、ばち汁…など
中国地方 きび団子汁、太平汁…など
四国地方 そば米汁、しっぽく汁…など
九州地方 だご汁、ヒカド、冷汁、沖縄味噌汁…など

もう、何十年も前のこと、8月後半の北陸路を車で富山に向けて走っていた。気心の知れた友人たちとの一泊旅行。目指すは欅平の名剣温泉。二台に分乗して、抜きつ抜かれつの旅。ところが、高速を降りたドライブインで待ち合わせしたものの、いつまでたったもその一台が来ない。携帯電話もない時代の話。結局、私たちだけで目的地の旅館へ向かい、その旅館で情報を待つ。旅館に入った連絡によれば、高速途中でタイミングベルトが切れ、自動車がエンコ。レッカーで運ばれ、代車を頼み・・・。トロッコ電車に乗ったその先にある旅館で、トロッコ電車の最終にも間に合わず、富山で宿泊とのこと。

私たちは、予定通り、名剣温泉で名物の“骨酒”に酔いしれました。

その帰り道、富山で再開し、帰路につく。行きには気が付かなたっかたけど、夏の終わりのさびしい富山の海岸線。一人は半農半漁のさびれた漁村と表現。・・・富山の人、ごめんなさい。何十年も前の話です。そのあたり、あちこちに店に出てるのぼり旗に《タラ汁》の文字。いつしか、サブリミナル効果が効き始め、私たちの頭は《タラ汁》への興味ではちきれそうでした。

半農半漁の海岸線の店に飛び込み、全員そろってタラ汁を注文。その、うまいこと❢

この本でそれらしいものを探すと、新潟県に《スケトの沖汁》というのがある。船の上で、スケトウダラとねぎを煮込んだ漁師めしということだけど、私たちがあの時いただいたのは、ひたすら“タラ”だった。文字通り“タラ汁”だった。“タラ汁”には、飯能干魚の海岸線が似合う。そういえば、知り合いの福井県出身の方も、富山のことを“半農半漁”だよ、って言ってた。

郷土汁の奥は深い。万人をうなずかせるものは、・・・不可能だろう。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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