『世界史までわかる日本史』 島崎晋
多くの場合、歴史を支配するのは“偶然”であって、“必然”ではない。“たまたま”、こんなんなっちゃったんだ。そして多くの場合、人生も、またそう。“たまたま”、こんなんなっちゃったんだ。力があれば、違う道があったかもしれないけど、力が足りなかったんだったら、仕方がない。人のせいにすることじゃない。今を土台に、やるべきことをやっておくことだ。
『世界史までわかる日本史」という題名以外は、中身をめくりもせずに買ってしまったが、時系列を追って、その時代層のなかで、日本や世界にどのような歴史が展開されていたかを提示している本。これまでにも、何度かこういう本を読んだ気がする。取り組み自体は面白いと思う。新しい切り口で、それだけの新鮮味もある。
それだけに、しっかり読んでいけば新しい発見もあるだろうし、シナプスによる情報伝達で立体的な知識が構成される場合もあるだろう。だけど、いつか訪れるかも知れないそういった悦びを期待して最初から読み始めるには、私の忍耐力は弱小過ぎる。だから、ついつい「このあたりは・・・」ってつまみ食いのような読み方になってしまう。
そうだな。面白い取り組みなんだけど、私みたいなパターンもあるし、場合によっては、《一挙両得》と受け取ってもらえず、《前門の虎、後門の狼》みたいに攻められてる気分になっちゃう人もいるかも。ブームのようだけど、歴史は、・・・とくに世界史は、けっこう敬遠されてると思うよ。


気候変動ってのは、いつだって地球規模の問題だから、それに影響された歴史は、時には“必然”性をたかめる。最終氷期の終了であるとか、古墳寒冷期であるとか、ラキ火山や浅間山の噴火がフランス革命の背景にあったとかね。
・・・ったく、人間社会が気候変動に影響を受けるのは当たり前のことで、それは太陽活動や火山活動に原因があること。二酸化炭素は無罪だよ。・・・それなのに・・・。
(ウワッ❢ すごく横にそれましたね。ほとんどビーンボールに近い。もとに戻します。)
気候変動から来る必然性は、特別取り上げられてないみたい。それから、第五章以降に関しては、もう世界が一体化しているから、日本史を世界史の中の“地域史”と位置づけて、そこから世界に関連させていくことができるよね。でも、特に、意識してそれを狙っているようでもないですね。
だから、古代から近代までを網羅した、日本史と世界史の“同時代史資料”としての役割を意識したものだろうと思う。それなら、そういうものとしての活用法もあると思う。
それから、各章の最初に“まとめ”があり、その“まとめ”の方向性にそって章ごとの、各項目が設定されている。だから、“まとめ”だけを抜き出して読んだだけで、古代から近代までの、世界史の流れと日本の状況がわかることになる。これはやってみました。簡潔で、いい内容でした。
それから、各章の最後には“人物比較”というコラムがあって、「清盛とサラディン」とか、「信長とフリードリヒ2世」とか・・・。これもけっこう面白いよ。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
『世界史までわかる日本史」という題名以外は、中身をめくりもせずに買ってしまったが、時系列を追って、その時代層のなかで、日本や世界にどのような歴史が展開されていたかを提示している本。これまでにも、何度かこういう本を読んだ気がする。取り組み自体は面白いと思う。新しい切り口で、それだけの新鮮味もある。
それだけに、しっかり読んでいけば新しい発見もあるだろうし、シナプスによる情報伝達で立体的な知識が構成される場合もあるだろう。だけど、いつか訪れるかも知れないそういった悦びを期待して最初から読み始めるには、私の忍耐力は弱小過ぎる。だから、ついつい「このあたりは・・・」ってつまみ食いのような読み方になってしまう。
そうだな。面白い取り組みなんだけど、私みたいなパターンもあるし、場合によっては、《一挙両得》と受け取ってもらえず、《前門の虎、後門の狼》みたいに攻められてる気分になっちゃう人もいるかも。ブームのようだけど、歴史は、・・・とくに世界史は、けっこう敬遠されてると思うよ。
『世界史までわかる日本史』 島崎晋 SB新書 ¥ 864 大化の改新の頃、ササン朝が滅んだ 「タテ」「ヨコ」つかんで歴史を一挙両得 |
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気候変動ってのは、いつだって地球規模の問題だから、それに影響された歴史は、時には“必然”性をたかめる。最終氷期の終了であるとか、古墳寒冷期であるとか、ラキ火山や浅間山の噴火がフランス革命の背景にあったとかね。
・・・ったく、人間社会が気候変動に影響を受けるのは当たり前のことで、それは太陽活動や火山活動に原因があること。二酸化炭素は無罪だよ。・・・それなのに・・・。
NHK NEWS WEB 2017/01/27 カーボンプライシング 本格導入に向けて検討へ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170127/k10010855061000.html (抜粋) 排出した二酸化炭素に価格をつけて、企業や家庭に排出量に応じたコストを負担してもらう「カーボンプライシング」と呼ばれる制度について議論する、初めての会合が開かれ、国内で本格的に導入するための課題について、今後、検討を進めることになりました。 (続きを読む)に全文 |
気候変動から来る必然性は、特別取り上げられてないみたい。それから、第五章以降に関しては、もう世界が一体化しているから、日本史を世界史の中の“地域史”と位置づけて、そこから世界に関連させていくことができるよね。でも、特に、意識してそれを狙っているようでもないですね。
だから、古代から近代までを網羅した、日本史と世界史の“同時代史資料”としての役割を意識したものだろうと思う。それなら、そういうものとしての活用法もあると思う。
それから、各章の最初に“まとめ”があり、その“まとめ”の方向性にそって章ごとの、各項目が設定されている。だから、“まとめ”だけを抜き出して読んだだけで、古代から近代までの、世界史の流れと日本の状況がわかることになる。これはやってみました。簡潔で、いい内容でした。
それから、各章の最後には“人物比較”というコラムがあって、「清盛とサラディン」とか、「信長とフリードリヒ2世」とか・・・。これもけっこう面白いよ。


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