めんどくせぇことばかり 『火竜の山 南アルプス山岳救助隊K‐9』 樋口明雄

『火竜の山 南アルプス山岳救助隊K‐9』 樋口明雄

《南アルプス山岳救助隊K‐9》の本部、北岳白根御池小屋は、最初と最後しか出てこない。舞台となるのは北信飛騨自動車道、通称ノースラインで向かう先、岐阜と富山の県境にそびえる標高2860mの新羅山。

・・・北信飛騨自動車道???? ノースライン???? へ~、そんなのができてたんだ。 新羅山2869m???????
どこかにあったっけかな~。2860mなら全国区の山だよね。知らないはずないのにな~。ちょっと、地図、地図・・・。どこよ? えっ?“幻の名峰”? “知られざる登山の穴場”? だったら、知らなくっても不思議はない?

腑に落ちね~❢

と思ってたら、全部架空のものだって。も~、地図で探しちゃったよ。・・・も~

前作の『ブロッケンの悪魔』も読んでたので、すんなり入れるかと思いきや。上記のような引っ掛かりを抱えつつ、頭に描いたのは、やっぱり御嶽山。・・・ですよね。

北岳「南アルプス山岳救助隊Kー9」の女性隊員の神崎静奈と星野夏実、そして救助犬2匹が、最近、多くの登山者を集めるようになった新羅山麓を管轄する岐阜県警狩場警察署に山岳救助の行使として招かれる。

常北大学理学部で火山地質学研究室を主宰する榎田智司は、新羅山の噴火の兆候をつかむ。

榎田の、別れた妻との間に生まれた娘、荻島沙耶は、ネットで知り合っただけの顔も知らないメンバーとともに、新羅山登山に向かう。

かすめ取ったやくざの金を返済するために政治家の息子を誘拐したチンピラカップルは、新羅山麓のロッジを隠れ家としていた。

事情が変わったやくざが、麻薬の取引と、その誘拐に絡んだすべての人間の口をふさぐために、殺し屋を差し向ける。



新潮社  ¥ 1,728

山に噴火の兆しが現れた時、人間たちの絆が試される。一気読み必至の山岳ミステリ!

物語のすべてが、火を噴く“火竜”に集約されていく。

大自然の、ちょっとした身震いに、無力な人間はなにもできない。でも、人間だから、できることもある。できることさえしない奴もいる。そんな、まさに人間が試される災害に、南アルプス山岳救助隊K-9の女性隊員二名が立ち向かう。

これ以上言っちゃあ、いけないよね。ただ、看板の言葉、《一気読み必至》は本当です。翌日の仕事は、本当につらかった。連れ合いには、「おじいさんのくせに、なんで我慢ができないの?」とか、ののしられた。・・・ひどいことを言うのう~。
噴火のシーンでは、御嶽山の噴火の時のこと、あの時の写真とかを思い出した。御嶽山でも似通った状況があったんだろうなって、思いながら読んだ。

先日、御嶽山の噴火の時のことで、ご遺族の方が国と長野県を訴えましたね。これ、私、複雑です。複雑ではありますが、〈私が当事者だったら〉と考えると、私は裁判は起こさないな。

噴火警戒レベル1から2への引き上げが問題になっているようだけど、判断は微妙なところだしね。

人の思惑とは無関係に御嶽山はそこにあるだけで、何も変わらない。裁判を始めたら、なんか、御嶽山だけじゃなくて、ほかの山にも、何だか登りずらくなりそうな気がして。

御岳
亡くした人が好きだった山に登って、その人の思いに近づきたい。亡くした人の近くに行ってあげたい。でも、それができなくなりそうな気がしてね。

違う、違う❢ ごめんなさい。私が山で死ぬんでした。火山灰に埋まって・・・。あとのことは、残された家族の問題でした。それは、私が考えるべきものではありませんでした。
というわけで、私を寝不足にしてくれた本でした。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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