めんどくせぇことばかり 『あのくたらさんみゃくさんぼだい!』 堀尾清一
FC2ブログ

『あのくたらさんみゃくさんぼだい!』 堀尾清一

なんせ、題名が『阿耨多羅三藐三菩提』ですからね。皆さんおなじみ、レインボーマンだもんね。

子供のころから、なにかと仏事の多い家なもんだから、それこそ、「門前の小僧習わぬ経を読む」ってところで、般若心経を覚えてしまった。仏様の下の引き出しが、私たち三人兄弟にあてがわれたたんだけど、ビー玉やパース(メンコのこと)に交じって、金仙寺がその都度持ってくる“心のともしび”っていう般若心経の冊子が何冊も押し込まれてた。たしか裏側は、“白隠禅師坐禅和讃”だったような気がする。

あれ、題名は『あのくたらさんみゃくさんぼだい』の間違いでした。平仮名ね。なんとなく気になって買ったけど、読み始めてみたら思っていた内容と違うので、放置しておいたものです。平仮名であることもあり、仏教の教えを易しく解説したものかなと思ったんですね。実際には、現実の生活の中で抱えたいろいろな問題を、自分がどう乗り越えてきたか、乗り越えようとしているか。そんな経験が、語られているものです。主催は、“在家仏教こころの会”。そこの機関紙、『大きな乗りもの』に、会員たちから送られた経験談が掲載されたものだそうです。

なお、一巻、二巻、同時に紹介してますが、実は読んだのは、一巻だけです。二巻が出てるみたいなんで、ネットで注文しようと思ったら、“時価”になってました。内容はさほど違うものでもないようなので、一緒に紹介します。



在家仏教こころの会  ¥ 時価

宗教ににかかわる団体の本 でも、怖がるようなものじゃありません

第一巻
お釈迦さまからのメッセージ
第一章  夫婦・・・妻の場合
第二章  夫婦・・・夫の場合
第三章  親子・・・親の場合
第四章  親子・・・子の場合
第五章  震災
第六章  自分と向き合う
第二巻
おまじない
第一章  あっ、そうか!・・・気づく
第二章  こころがほどけた・・・聞く、語る
第三章  やってみるか・・・行い
第四章  ありがとう・・・伝える
第五章  こころ穏やかに・・・幸せ

自分にもそれなりに苦しい時期があったから、この本を読んで、腑に落ちるところはいくつもありましたよ。やはり、妻とのこと、子供とのこと、近しい家族とのことが多いですね。自分の親とのことは、完全に昇華してしまった。もう、あっちの世界に行っちゃったしね。

私が苦しかったのは、どこからどこまでとは言えないけど、股関節症で山をやめたことが関係してた。心の中に、やっぱり鬼を住まわせてしまったな。いつもいつもじゃないんだけど、どこかで心が弱くなると、そいつが顔を出すんだ。そういう時は家族と一緒にいても、いや、一緒にいるからこそ苦しかった。

鬼を追い出すことができたのは、股関節症が進行して、ときどき、妻に支えられるようになってからだな。病気の進行が、自分自身を見つめなおすことにつながった。素直に、妻に頼れるようになった。決定的だったのは、妻から杖を進められて「お前、杖して歩けるかよ」って言ったとき、いとも簡単に、「歩けるよ」と言われた時だな。実際、そのあとウォーキングポールで一緒に歩いたしね。

手術で股関節症は治った。とりあえず、暖かくなったら、平日に休みを取って、筑波山でも一緒に登ろうと思う。
こういうものが、機関紙としてではなく、一般書として発行されることは意義深いですよね。仏教っていうのは、その第一の仕事は、葬式を取り仕切るものではないでしょうからね。

書いてあるのは、いずれも大したことじゃあないんです。大したことじゃあないけど、それでも生きていれば、ちょっとしたことで鬼を住まわせることはあるからね。大したことじゃあないことを読んでみる価値は、けっこう大きいと思うな。

でも、所詮は宗教団体ですから、私がお付き合いするのは、“この本を読む”というところまでです。ここから一歩踏み込むと、何かとめんどくさいからね。
 



にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事