めんどくせぇことばかり 『焚き火の達人』 伊澤直人

『焚き火の達人』 伊澤直人

同じような世代の男なら、・・・いや、“私よりも年上の方”ということにしておこう。そういう方なら、誰でも、“火”にまつわる失敗の一つや二つは抱えている。昔は、農家ならば、家庭ごみの大半は家で燃やしていた。小学校の頃から、よく火の番をさせられて、退屈なもんだから、火をいじくりまわして遊んだ。

その時の成功体験は、何か男としての誇らしさに通じた。そして失敗は、夜、夢の中の私を苛んだ。

口にしてもいい失敗を上げておこう。祖母に命じられたものは、まもなく燃え尽きようとしている。私はもっと燃やしたかった。しかし、前日までの大雨のせいか、まわりのなんもかもが湿っていて火が付きそうもない。仕方がない。小屋の中のものを燃やそう。いらなくなったものが、いくらでもあるはずだ。・・・ああ、だめだ。やっぱりこれ以上は書けません。

火が、大きくなりすぎてしまったこともあった。あれも困ったな。そんなとき、男にはできることがある。できることがあるにはあるが、そのくらいでは焼け石に小便。隣の大工の若い衆が来てくれたとき、私はまだ、必死の形相で、燃え上がる炎に小便をかけている途中でした。

時効が来るのを、指折り数えて待ったと言えば、・・・やはりここまでにしましょう。


『焚き火の達人』    伊澤直人

地球丸  ¥ 1,296

寒さと恐怖に震え、挫けそうになる気持ちは、焚き火のおかげで何とか持ちこたえられた
第1勝  焚き火とは?
第2章  焚き火の基礎知識
第3章  焚き火の準備①薪について
第4章  焚き火の準備②火をおこす
第5章  焚き火実践術①薪の組み方
第6章  焚き火実践術②薪の組み方
第7章  焚き火のあと始末
第8章  焚き火の道具
第9章  全国の直火が楽しめるキャンプ場
自分のうちでたき火をして、いもを焼いて食った。いもを焼いて食うとというと、多くの方はさつまいもを連想するんだろうが、私は、じゃがいもだ。じゃがいもを焼いて食った。幼いいとこたちが泊りがけで遊びに来た時も、よく焚き火をして、いもを焼いてやった。

ダイオキシンがどうのこうのと、言うだけ言っといて、大騒ぎして、それが大したことないと分かっても、口をつぐんだまま。・・・へっ、卑怯者め。大型の焼却炉を市町村に売りつけるためだけの大騒ぎだったのか。

でも、煙が嫌だって人は確かにいる。気になって、小さい子と一緒に花火もできない。さんまを始め、魚を焼いて食えないし、焼肉も食えない。バーベキューなんて危険極まりないし、燻製なんてとんでもない。

“市民”たちは、私から、生きる喜びを奪い取っていく。

だけど、焚き火をやろう。こうやって焚き火をやろう。そういう本だ。そうだ、まだ、こうやって喜びを味わいながら生きていく道があるんだ。どうぞ、“市民”の皆さんと一緒になりませんように。

直火ってのは、今や、キャンプ場でもできなくなってるんだ。んんん、残念だな。火が、大きすぎたことが原因じゃないんかな。だから、危険でもあるし、迷惑にもなるし、後始末も大変だし。

まあ、ずいぶん前の話になるけど、キャンプ場で焚き火をしている人を見ると、どうも、火が大きすぎる。そうに感じたな。5~6人くらいで火を囲むんなら、小さな火で十分。小さな火を、ちょろちょろと、長い時間燃やしながら、眠くなるまで飲みながら過ごすってのがいいんだけどな。

カッコつけすぎだけどさ。火を燃やすことなら、本当にけっこう自信あるよ。20年ほどやってないけどさ。たくさん失敗したからね。あの時の“火”みたいにさ。・・・もしかしたら、今日、久しぶりにうなされるかも。

ちなみにうえで紹介している小型の薪ストープ。楽しいよ~❢




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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