めんどくせぇことばかり 『まんがで学ぶ 世界の宗教』 相澤理

『まんがで学ぶ 世界の宗教』 相澤理

ホテルに就職して4年目の上川ちとせが、このまんがの主人公。病気で入院した父に代わり、実家の旅館、“ひつじ屋”に帰ることになる。ひつじ屋では、父親が始めた英語のHPの影響か、外国人の客が増えていた。

そんな設定で、海外からのお客様へのおもてなしに追われるちとせは、おもてなしのためにも、お客様たちの宗教にも、正面から向かい合うことの必要を感じるようになる。そんな中、インドネシアから、イスラム教を信仰するご家族のお客様が・・・。そして、他のお客様からは、それを不安に思う声も・・・。

こんな調子で、いろいろな宗教の本質、習慣、禁忌、ものの考え方が、非常にコンパクトにまとめられている。《世界の宗教》と銘打って、同様の紹介本がいくつもあるけど、それらのなかで比べても、質が高い本だと思う。

いろいろな宗教と向かい合いながら、ちとせが、実際には、自分自身と向かい合っていく様子に、とても好感が持てる。お姉ちゃんが、かわいいしね。


あさ出版  ¥ 1,200

イスラム教は怖い?キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の神様は同じ!? 日本人は無宗教?
第1章  イスラム教は怖くない?
第2章  日本人は無宗教!?
第3章  南無阿弥陀仏の意味
第4章  日本には神様がいっぱい
第5章  宗教はなんのためにあるのか
エピローグ
一話一話の話のたびに、そこで取り扱われている宗教について、まんがだけでは描ききれない、ちょっとした解説がついている。さらに、“エピローグ”のあとにはプラスアルファの解説もついている。

啓示宗教であれば、第5章のように「宗教はなんのためにあるのか」という疑問は、通常であれば表に出ない。それを提示したのは、イギリスの雑貨商のショーンさん。イギリスの雑貨商のショーンさんもクリスチャンらしいけど、どんな宗教でも、宗教がために殺し合いをするほど馬鹿馬鹿しいことはないからね。

本編のまんがで扱われているのは、イスラム教、キリスト教、仏教、神道。200ページ弱の本で、しかも、まんがだから、これだけで宗教を理解できるわけじゃない。それは最初から当然として、あとは自分で勉強すべきことだろう。ただ、この5章「宗教はなんのためにあるのか」があることは、この本の内容を分厚いものにしている。

日本人は無宗教じゃない。そりゃ、啓示宗教なんかと比べれば、日本人の信仰心は宗教とは呼べないものになってしまうが、神様がいて、経典があってってだけが宗教じゃないでしょ。人を超越する何らかの存在を前提に、それは人と人の関係をつないだり、人と物、人と自然の関係をつなぐ。考え方や生き方そのものに大きな影響を与える。

そういうものの前で、あるいは、そういうものの前ではなくても、そういうものの存在を前提に、常に真摯であろうとし、言行を慎もうとする精神なら、おそらく日本人は、十分に持っている。

ただ、時々調子に乗って、山を削ってゴルフ場を作ったりする。・・・ゴルフ好きな皆さん、ごめんなさい。私の住んでいるところは、右を見ても、左を見ても、馬鹿と阿呆の絡み合い。ちょっと、あまりにも多すぎて




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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