めんどくせぇことばかり ビザンティン帝国の戦略『戦争にチャンスを与えよ』 エドワード・ルトワック

ビザンティン帝国の戦略『戦争にチャンスを与えよ』 エドワード・ルトワック

「ビザンティン帝国は人類史上で最も長く続いた帝国」

おお、一般書ではじめて、この事実に向き合った本に出会った。《なんと1000年間も続いたのであり、ローマ帝国よりも遥かに長く続いた》と書かれているが、ビザンティン帝国は東ローマ帝国であり、ローマ帝国の正統な継承者であった。フランク王国や神聖ローマ帝国なんかよりもよっぽど正統な継承者だよね。共和政ローマ、いや、それ以前のローマ建国から考えれば、優に2000年を超える歴史を有する。・・・ついつい興奮した。まあ、いいや。

この本でビザンティン帝国を取り上げているのは、ビザンティン帝国が最も成功した戦略の実勢者であったという視点なのだ。


『戦争にチャンスを与えよ』    エドワード・ルトワック

文春新書  ¥ 850

国連、NGO、他国による中途半端な「人道介入」が、戦争を終わらせるのではなく、長引かせる
1 自己改題「戦争にチャンスを与えよ」
2 論文「戦争にチャンスを与えよ」
3 尖閣に武装人員を常駐させろー中国論
4 対中包囲網の作り方ー東南アジア論
5 平和が戦争につながるー北朝鮮論
6 パラドキシカル・ロジックとは何かー戦略論
7 「同盟」がすべてを制すー戦国武将論
8 戦争から見たヨーロッパー「戦士の文化」の喪失と人口減少
9 もし私が米国大統領だったらービザンティン帝国の戦略論
10 日本が国連常任理事国になる方法

エドワード・ルトワックさんがまとめたビザンティン帝国の基本戦略が7つにまとめられているので紹介する。
  1. 戦争は可能な限り避ける。ただし、いつでも戦争を始められるように訓練は怠らず、戦闘準備を整えておく。戦争開始を余儀なくされる確率を減らすことを目的として、戦争の準備を整える。
  2. 心理面を含め、敵の情報を収集し、その行動を監視する。
  3. 戦闘、特に大きな戦闘は避けつつ、軍事活動を活発に行う。活発な軍事活動は敵の説得の大きな助けになる。
  4. 消耗戦や敵地の占領は極力避け、機動戦、電撃戦、奇襲で敵をかき乱し、素早く撤退する。敵もいつか味方になることもある。それを前提に、敵を壊滅することを目的としない。
  5. 同盟国をえて勢力バランスをシフトさせ、戦争を成功裏に集結させることを心がける。外交は戦時においてこそ重要である。的に近い同盟者は有用である。
  6. 政権転覆は勝利への最も安上がりな方法である。
  7. 戦争が不可避となった場合には、敵の弱点をつく戦術を適用する。消耗戦は避け、辛抱強く相手を弱体化させる。
勝利に真に必要なのは、戦争での勝利ではなく、外交と調略である。

ビザンティン帝国、恐るべし。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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