めんどくせぇことばかり 『人を奮い立たせるリーダーの力』 平尾誠二

『人を奮い立たせるリーダーの力』 平尾誠二

2006年、宿沢広朗さんは56歳の若さで亡くなった。その頃、これからの日本ラグビー界を背負って立つ逸材と言われた。平尾誠二さんは53歳だよ。いくらなんでもさ。若すぎるよね。戦い続けた彼の死は、“戦死”と呼ぶにふさわしい。・・・御託に聞こえるか?

私は、自分よりも年長の松尾雄治に憧れた。衰えを見せ始めた松尾雄治に、引導を渡すかのように現れた年下の怪物に、最初に抱いた感情は嫉妬だった。嫉妬する程度の意地はあったものの、彼の前に進もうとするひたむきさに、いつしか励まされている自分を感じるようになっていた。

《ラグビーとともに生きた平尾氏の目の向こうには、いつも日本ラグビー界の未来があった》
前書きにそうある。私は、ラグビーファンではあるが平尾誠二ファンでもあり、ラグビーを通して彼を知ったわけだが、ラグビーの世界における彼の生き方に感銘を受け、ラグビーとは無関係に、彼のファンになり、今後の彼の生き方に強い関心を持った。

「次、平尾誠二はなにをやるんだ」・・・彼がラグビーの将来のために生きることは、受け取る私たちにすれば、一つラグビーの問題だけじゃない。日本の青少年、いや、馬鹿野郎。・・・おやじたちのために生きていてくれているということなのだ。

もし、53歳が彼の人生の半分であったなら、きっと日本は変わっていたよ。・・・それとも、その分を、彼は53年間に凝縮して生きたということなのか。


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リーダーの強い意志が伝われば、それが間違った判断でも、成功する可能性は高い
第1章  強い組織をつくる
第2章  強いリーダーをつくる
第3章  強い個を育てる
第4章  強い日本人になる


「全部、出し切らないと、その先の成長なんかない」・・・平尾さんの師、京都市立伏見高等学校ラグビー部監督、山口良治さんの言葉だそうだ。あの「スクール・ウォーズ」見てたのは、いつ頃のことだったろう。

本書に、山口良治さんの、平尾誠二さんの死に対する思いが、“特別寄稿”として載せられている。山口先生は、すでに中学ラグビーでその名を知られていた平尾さんをスカウトに行ったのだそうだ。でも、公立だからね。運動ができるだけで、“合格ね”なんて、市立みたいなことはできないので、しかも、伏見工業は、テレビでやってた通りの不良高校だから、あきらめていたんだそうだ。

ところが、平尾さんは、山口良治という“人”に魅せられて、伏見工業を受験した。彼は、中学3年で、人が生きていくうえで何が一番大事なのか、直感的に知っていたのだろう。

そのうえで、彼は言葉だけでなく、行動で示すタイプのリーダーだったそうです。その姿勢を、彼は高校だけでなく、大学でも、社会人でも、代表でも貫いたそうです。

でも、なによりも大きいのは、その“意思”だろうと思う。私には、リーダーとして、周囲を引っ張ろう。そして共に、より高い次元を目指そうという“意思”がない。なぜかと言えば、“めんどぃせえ”からだ。・・・「その前に、お前には、その力量がないだろう」・・・いま、右肩後方から、不愉快な声が聞こえた。

平尾さんの師である山口良治さんが、平尾というラガーマンについて、こう言っています。

「平尾は唯一無二の選手だった」・・・と。

当然、ご家族にとっても、仲間たちにとっても、・・・ファンにとっても、彼は“唯一無二”だった。
合掌




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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