めんどくせぇことばかり ザビエルの見た日本人『異人たちが見た日本史』 内藤孝宏
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ザビエルの見た日本人『異人たちが見た日本史』 内藤孝宏

《ザビエルのインド人観》
この地方の人々は、私が見ている限り、一般的に言って極めて未開で、自分たちの無知な習慣に都合のよいことでなければなにも知ろうとしません。神のことについて、また自分の救霊について、耳を貸そうともしません。自然の強烈な力が彼らを支配し、すべての徳を破壊しつくしています。彼らは数々の罪の中で生活し、異常なまでに無節操でほとんど真実を話しません。(1549/1/14)

《ザビエル アンジロウについて》
私はアンジロウに、もしも私が彼とともに日本へ行くとしたら、日本の人々は信者になるだろうかと尋ねました。彼は、彼の郷里(鹿児島)では、すぐに信者にならないだろうと答えました。そしてさらに、日本人はまず初めに私にいろいろと質問し、私が答えたことと、私にどれほどの知識があるかを観察するだろう。とくに私の生活態度が私の話していることと一致しているかどうかを見るだろう。そして、もし私が二つのこと、すなわち彼らの質問によく答えて満足させ、また私の生活態度に咎がむべきことを見出さなかったら、半年ぐらい私を試してみた後で、領主(島津貴久)や貴族(武士)たち、また一般の人々も、キリスト信者になるかどうかを考え、判断するだろうと言いました。彼が言うには、日本人は理性によってのみ導かれる人々であるとのことです。(1548/1/20)

《ザビエルの依頼でポルトガル人商人ジョルジュ・アルバレスが作った日本に関する報告書》
日本人は中背でずんぐり型。労働に強い体格で、肌は白く容姿端麗である。日本人は誇り高く、小さなことでもすぐ怒る癖があり、武器を大切にする。彼らは西欧の国々の国情をひどく知りたがる。私たちの船に来るときには、御馳走になり、見たいと思うものを見せてくれることを期待し、歓迎されることを望んでいる。盗みを極度に嫌う。
・一日に三度食事をする
・酒を好むが酔うとすぐ寝てしまうため理性を失うものを見たことがない
・日本人は妻を一人持つだけで、金持ちや貴人が女奴隷を持つ場合もある
・僧侶は妻帯を禁じられ、それを見つけられれば殺される
・僧侶は肉食をせず、芹や野菜だけ食べ、魚も食べない



洋泉社  ¥ 時価

ユニークだとされる日本人の気質、宗教観、自然観など浮き彫りする、もう一つの日本史
PART1  中世に来日した外国人・・・宣教師と商人の時代
PART2  江戸前期に来日した外国人・・・朱印船とオランダ商館の時代
PART3  江戸後期に来日した外国人・・・研究者と侵略者の時代

ザビエルが日本人を高く評価したからってありがたがるつもりは毛頭ないんだけど、ただ、当時の日本人に、今の私たちとのつながりを発見できることは、大きな喜びである。人は、自分と同じ地平にあるものであれば、それがいかに離れていようと判断することは可能である。そういう意味で、日本は西洋と同じ地平にあった。だから、ザビエルは、それを評価することができたんじゃないかな。その証明に、ザビエルは、インドを全く評価できてない。ザビエルにとってインドは、次元の違う世界なのだ。・・・さてさて、それでは、ザビエルの日本人観を見てみよう。

《ザビエル最初の日本人観》
私たちが交際することによって知りえた限りでは、この国の人々は今までに発見された国民の中で最高であり、日本人より優れている人々は、異教徒の間では見つけられないでしょう。彼らは親しみやすく、一般に善良で、悪意がありません。驚くほど名誉心の強い人々で、他の何物よりも名誉を重んじます。大部分の人々は貧しいのですが、武士も、そうでない人々も、貧しいことを不名誉とは思っていません。(1549)

《ザビエルの日本人観》
彼らは地球が丸いことを知りませんでしたし、太陽の軌道についても知りませんでした。彼らはこれらのことやその他、たとえば、流星、稲妻、降雨や雪、その他これに類したことについては質問しました。それらの質問に私たちが答え、よく説明しましたところ、大変満足して喜び、私たちを学識のあるものだと思ったようです。そのことは私たちの話を信じるためには少しは役立っています。(1551/4)




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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