めんどくせぇことばかり 『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』 江崎道朗

『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』 江崎道朗

1995年の、「ヴェノナ文書」の公開で、ルーズベルトとコミンテルンの戦争責任を追及しようという視点から、近現代史の見直しが始まっている。同時に、歴史の修正に対する攻撃も強まる。慰安婦問題に絡んで、安倍首相はアメリカメディアから“歴史修正主義者”というレッテルを貼られた。

“歴史修正主義者”という言葉のなにが悪いのかよく分からない。歴史は本来、修正されるべきものであるからだ。しかし、世界の常識は違う。なぜ、“修正”してはならないか。それは歴史が、勝者の書いたものであるからだ。

ヨーロッパ人の間では、よくこういう言い方をする。「“歴史修正主義”とはヨーロッパ人にとって、ヒトラーを賛美したり、ユダヤ人の虐殺を肯定する行為に等しい」と。

でも、おそらく違う。勝者として糊塗したはずの自分の過ちを、あるいは過去の悪行を、いまさら暴き立てられてたまるものか。そんなことは許さない。安倍晋三はヒトラーを賛美しようとしているに等しい。ユダヤ人の虐殺を肯定しているに等しい。せっかく巧妙に過去を闇に葬り、それができない分は敗者の責任に押し付けて作り上げた勝者の歴史なのだ。逆らうことは許されない。こんなことなら、あの時、跡形もなく滅亡させておくべきだった。最初はそのつもりだったのに。

フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、反共を唱える独日に敵対的外交を開始した。ドイツとイギリスの戦争がはじまると、ハーバート・フーヴァー前大統領、ロバート・A・タクト上院議員、ハミルトン・フィッシュ下院議員、アメリカ第一委員会のスポークスマンを務めたチャールズ・リンドバーグらが、ルーズベルトが導入する武器貸与法に反対する立場での発言を繰り返した。

「自国の安全保障に密接に結びつくわけではない外国の戦争に、アメリカはできるだけ関与すべきではない」

さらに、対日敵対政策に対しても、高発言している。

「強い日本を維持することが、アメリカの利益につながる」

今も昔も、アメリカの中にも様々な意見があるということをよく認識すべきで、この保守派の勢力と連携が取られていたら、明らかに違う結果がありえたろう。彼らはけっして親日派ではない。アメリカの国益を第一に考えた場合の結論が、アジアに強い日本を維持することが望ましいと考えたのだ。
  1. アジア太平洋地域は、ソ連の膨張主義や中国の排外的ナショナリズムによって、大きく混乱している。
  2. 上記1を理由として、それを抑止するために日本はやむを得ず中国大陸で戦争をしている。そして、日本がソ連の膨張主義と戦ってくれているおかげで、アメリカはアジア太平洋地域で戦争をしなくてすんでいる。よって、「強い日本を維持することがアメリカの利益となる」(タイラー・デネット教授)
  3. アメリカが日本に対して経済制裁を実施して日本を圧迫すれば、日本は弱体化し、ソ連の膨張主義がますます強まる。その場合、アメリカがアジアの戦争に関与しなければならなくなる可能性がある。
  4. 初代大統領ジョージ・ワシントンは、「戦争は、必然的に政府への権限の集中を生み、個人の自由を制限する全体主義へ発展しかねない」として、対外戦争に干渉することを極力避けようとした。これこそ、アメリカの伝統的外交原則であった。
  5. 日本を弱体化したらアジアの混乱は助長され、アメリカ政府としてはアジアの戦争に関与しなければならなくなる恐れがある。アメリカ政府がアジアの戦争に関与すれば、政府に権限が集中し、国民の自由が損なわれる。
  6. そのため、アジアの戦争に関与しなければならなくなる可能性のあるルーズベルト民主党政権の「対日圧迫外交」には反対である。 
当時、上記のような保守派の考えは多くのアメリカ国民に共通するもので、1936年の大統領選において、「満洲国」にかかわることは、なんら争点にならなかった。逆に、民主党ですら、「対外戦争に関与しない」ことを公約に掲げなければ、勝利することができない状況にあった

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アメリカを侵食したコミンテルンの魔手 ヴェノナ文書が明らかにした日米開戦の真実
第1章 対日政策で対立する二つのグループー「ウィーク・ジャパン派」と「ストロング・ジャパン派」
第2章 葬られた「告発」-「第一次」近現代史見直しの挫折
第3章 ついに公開された「ヴェノナ文書」-その衝撃と、歴史的意義とは
第4章 アメリカ共産党の「トロイの木馬」作戦ーコミンテルンの巧妙な戦略転換とアメリカの変質
第5章 コミンテルンに乗っ取られたマスコミー「反ファシズム」で新聞・出版を恫喝
第6章 日米開戦へと誘導したスパイたちー目的はひとつ「ソ連を守るため」
第7章 変わりつつあるアメリカの歴史観ー現職大統領によるヤルタ協定否定の意義とは
第8章 いまも続く共産主義勢力の暗躍ーオバマ大統領、謎の言動の秘密

ブラック・サースデイの株価大暴落をきっかけに大恐慌が世界を駆け巡る。共和党政権フーヴァー大統領はここで財政均衡政策をとって不況を深刻化させ、さらにスムート・ホーリー法を成立させて、世界に保護貿易主義を促した。1933年の名目GDPは1919年から45%減少し、株価は80%以上も下落した。工業生産は3分の1以下の低落。失業者は1200万人を数え、失業率は25%に達した。

ルーズベルトが大統領に就任すると、ニューディーラーと呼ばれるリベラル官僚が多数登用され、大規模公共事業による失業者対策を実施するとともに、農産物赤く維持政策を実施して農民の利益を保証し、労働者の生活向上を支援して労働者権利保護政策を実施した。このため、連邦政府の財政規模は急増し、税負担は高まった。ニューディーラーの権力が肥大化し、1933年には300万人だった労働組合員が、1941年には950万人へと膨れ上がった。こうして、ニューディーラーと巨大労組、リベラル派のマスコミが一大政治勢力となって、ワシントンを席巻した。

これを機会に、アメリカ連邦政府は肥大化した。プロテスタント的自助努力と教会を中心とする地域互助共同体といった、それまでのアメリカ社会の基盤は徐々に希薄化し、代わって大規模な社会保障への依存が高まり、これが民主党をさせえる階層として成長した。

しかし、ニューディール政策は、経済的には大きな成果を上げることができなかった。労働組合は経営陣に敵対的な立場をとってストライキやデモを繰り返した。さらには、日独への経済制裁を要求するなど政治的要求を掲げ、イデオロギー色の濃い反体制集団となっていった。

ニューディーラーには、数多くのコミンテルンのエージェントが潜り込んでいたことはヴェノナ文書が明らかにしたことでもある。さらにその一部は、敗戦国日本の占領政策にも一枚噛んでいた。

来日し、占領政策を実見した国務省政策企画部初代部長ジョージ・ケナンは、以下のように述べている。
《マッカーサー将軍の本部によって、その時点までに実施された占領政策の性質は、一見して、共産主義の乗っ取りのために、日本社会を弱体化するという特別の目的で準備されたとしか思えないものだった》

いくらなんでも、マッカーサーもそのうち気がついて政策を転換することになるが、そこまでのニューディーラーの活躍で、日本には“リベラル”勢力が深く根付いた。今でも国連に巣食って日本の不利益を世界に振りまくデービット・ケイとかいう変なやつを、ひざまずいてありがたがる、どこか性的倒錯じみた人達がいる。
産経ニュース 2017/06/04
【国連反日報告】
日本の国益を毀損続ける特別報告者 ケイ氏、国連人権理事会で反米基地運動に言及するも「沖縄には行っていない」

www.sankei.com/politics/news/170614/plt1706140028-n1.html
(抜粋)
国連人権理事会の「表現の自由」に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏は12日、スイス・ジュネーブの同理事会での報告で、日本政府による報道機関への圧力や、歴史問題を議論する環境などについて強い懸念を表明した。ケイ氏の一方的な解釈に満ちた報告は、日本政府の反論にもかかわらず、事実として国際社会に拡散される可能性が高い。国連の活動に多額の資金を投じながら「嘘」をまかれ、国益を毀損(きそん)され続ける構図となる。(ジュネーブ 原川貴郎)
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産経ニュース 2017/06/04
【国連反日報告】
日本の国益を毀損続ける特別報告者 ケイ氏、国連人権理事会で反米基地運動に言及するも「沖縄には行っていない」

www.sankei.com/politics/news/170614/plt1706140028-n1.html
(全文)
国連人権理事会の「表現の自由」に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏は12日、スイス・ジュネーブの同理事会での報告で、日本政府による報道機関への圧力や、歴史問題を議論する環境などについて強い懸念を表明した。ケイ氏の一方的な解釈に満ちた報告は、日本政府の反論にもかかわらず、事実として国際社会に拡散される可能性が高い。国連の活動に多額の資金を投じながら「嘘」をまかれ、国益を毀損(きそん)され続ける構図となる。(ジュネーブ 原川貴郎)

「特に懸念しているのは、日本政府当局からのメディアに対する直接的、間接的な圧力、一部の歴史問題における限定的な言論空間、安全保障分野に関する情報へのアクセス制限だ」

ケイ氏は途中で原稿から目を離し、予定稿にはない発言を行った。放送法や記者クラブ制度、学校教科書の慰安婦問題の取り扱いなどにも言及した。

日本やタジキスタン、トルコに関する報告や質疑は約2時間続き、日本人記者団の取材に対応した後のケイ氏は、NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」の伊藤和子事務局長のもとに行って、親しげにあいさつのハグをした。伊藤氏は昨年4月のケイ氏の訪日調査前、放送法に関する情報を提供した人物だ。その伊藤氏は、13日の理事会で非政府組織(NGO)の立場で「日本政府が特別報告者の声を無視し、敵対的であることを強く懸念する」と発言した。韓国政府代表団も、ケイ氏が学校教科書での慰安婦問題の扱いに言及したことに関し、「日本政府が特別報告者の勧告に特別の注意を払うことを望む」と述べた。これらの発言に日本政府は反論した。

特別報告者は、国連人権理事会に任命され、国連とは独立した個人の資格で活動している。表現の自由のほか拉致問題やプライバシー権などを対象に、今年3月時点で計39人が任命されている。活動にはNGOなどの存在が欠かせない。

このため、日本では1980年代から国連を使って政府に圧力をかけようとする弁護士らによる働きかけの対象となった。以来、構築されたネットワークは健在で、特別報告者はこうした人脈に依存して調査している。

特別報告者の主張は、グテレス国連事務総長が安倍晋三首相に語ったとおり、「必ずしも国連の総意を反映するものではない」。しかし、一部の活動家や弁護士らは国連のお墨付きを得たとして拡散する。96年に特別報告者のクマラスワミ氏が出した、慰安婦を性奴隷と位置づける報告書がその一例で、ずさんな調査に基づいたものであることが判明している。

ケイ氏は今回の報告で、沖縄における反米軍基地運動に関するデモ規制を問題視した。だが、きちんとした調査は行われていなかった可能性が高い。ジュネーブでケイ氏を直撃した沖縄県名護市出身の専門チャンネルキャスター、我那覇真子氏はフェイスブックにこう書き込んだ。

「(ケイ氏は)僕のレポートは沖縄がメインではなく、一部に過ぎない-と前置きをして今回の調査では沖縄に行っていないし、これからも行く予定はないと答えていました」
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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