めんどくせぇことばかり 『未承認国家に行ってきた』 嵐よういち

『未承認国家に行ってきた』 嵐よういち

この本に紹介されている『クリミア共和国』、『沿ドニエストル共和国』、『アブハジア共和国』に加えて、『南オセチア共和国』、『ナゴルノ・カラバフ共和国』は、いずれも旧ソ連に所属した未承認国家である。それらの地域では、旧ソ連による民族政策が原因となって、さまざまな衝突が発生した。ソ連崩壊は、それとともに各共和国のロシアからの離脱を促した。急激に離脱を遂げたところもあれば、緩やかに離脱を試みているところもありと、いろいろだ。

ただ、旧ソ連は、各共和国にロシア人を移住させ、場所によってはロシア人多数化工作が行われた。そういうところでは、その共和国がロシアから離脱しようとすると、ロシア人だけがロシア共和国の磁力に反応する現象が起こる。早くにロシアから離脱した共和国でも、そういうところは安心できない。

また、その共和国がロシアから離脱しようとするとき、ロシアの力を利用してその共和国からさらに離脱しようとする民族が登場する場合もある。

前述の旧ソ連内の未承認国家は、そのいずれかのケースに該当する。

この本の中に再三登場する“ロシア人の無愛想”は一体何を意味するのか。力で押し通すやり方への自信の無さの現れか。あるいは、孤立への不安を虚勢で隠しているのか。どのロシア人をとっても、リトルプーチンの金太郎飴のようなものか。

彩図社  ¥ 1,296

そこに住む人達はどのように暮らし、国はどうなっているのか。興味は尽きない
第1章  激動のロシア編入『クリミア共和国』
第2章  謎の未承認国家『沿ドニエストル共和国』
第3章  失われた待ちを行く『チェルノブイリ・ツアー』
第4章  ほとんどの日本人が知らない『アブハジア共和国』
第5章  111カ国が承認する『コソボ共和国』
第6章  北と南でなにが違うのか『北キプロス・トルコ共和国』


この本を読めば、つい先ごろまで戦いの行われた場所であっても、それが終われば、そこには人々の生活がある。彼らにとって見れば、どちらでもいいのだ。必要なのは、家族とともに子供を育てられる環境だ。読んでみて、それがよくわかった。

こういう国をあえて訪れたいという旅行者もいるんですね。いったいどんなところに魅力を感じているのか、私にはよくわからない。“未承認”であるということは、その対立の原因は、解決されていないということだ。原因が残されている以上、状況によっては戦いが再燃することもあり得る。そうなれば、《家族とともに子供を育てられる環境》なんて、いとも簡単に消滅する場合もある。

そんな刹那の平穏の中に生きる人々に、直に触れてみたいということなのか。

著者の旅が、緊張感に包まれたものであることは、文章の端々から感じられる。それだけの警戒も、準備もした上での旅行のようだ。それでも、おそらくこれまでも、危ない目にあったこともお有りでしょう。どうぞ、お気をつけて。

JIJI.COM 2017/06/16
北朝鮮の残酷な扱いに怒り=帰国大学生の父-米
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061600303&g=int
(抜粋)
【ワシントン時事】北朝鮮当局から約1年半ぶりに解放され、昏睡状態のまま帰国した米国人大学生オットー・ワームビア氏の父フレッドさんは15日、オハイオ州で記者会見し、「息子が長期間、残酷な扱いを受けたことに怒りを覚える」と北朝鮮を非難した。
(続きを読む)に全文
北朝鮮から帰国を許されたアメリカ人の青年は、やはり、北朝鮮なんか行くべきじゃなかった。・・・ここで引き合いに出すのは、ふさわしくなかったかもしれませんね。ごめんなさい。
ソマリランド。ここも未承認国家の一つですよね。それがなんでも、とても治安が安定しているとか。ソマリアと聞いただけで震え上がってしまうのに、・・・謎多き、治安良好のソマリランド。ぜひ報告してもらいたい。



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JIJI.COM 2017/06/16
北朝鮮の残酷な扱いに怒り=帰国大学生の父-米
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061600303&g=int
(全文)
【ワシントン時事】北朝鮮当局から約1年半ぶりに解放され、昏睡状態のまま帰国した米国人大学生オットー・ワームビア氏の父フレッドさんは15日、オハイオ州で記者会見し、「息子が長期間、残酷な扱いを受けたことに怒りを覚える」と北朝鮮を非難した。
 
オットー氏が昏睡状態に陥った経緯に関し、フレッドさんは「ボツリヌス中毒になって睡眠薬を服用したからだという(北朝鮮当局の)説明は信じない」と主張。さらに、「これほど長い間、息子の状態を隠し、高度な治療を拒否し続けたことについて何の釈明もない」と北朝鮮への不信感をあらわにした。
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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