めんどくせぇことばかり 王立軍『習近平の中国』 林望

王立軍『習近平の中国』 林望

王岐山は、現在、党中央規律委員会書記を務める。習近平政権のもと、“汚職摘発”の名のもとに江沢民派を摘発し、習近平の政権基盤を毛沢東並みに高めていくという重要な役割を任されているおじさんだ。9月に行われる共産党大会は次の5年の大勢固めだけではない。ここまで政敵を有無を言わさず葬り去ってきた習近平であるから、権力から離れれば、その時点で瞬殺されるのは間違いない。だから、終身に渡り、報復を許さない大勢を創り上げることが、習近平が生きていくためには必要だ。党大会は、そのための一里塚となる。

習近平が毛沢東並みの化物になるか、倒されて違う道を歩むか、実はそんなに興味はない。いずれにせよ、シナ人のやることだ。ただ、中国共産党独特の嘘八百は、もういい加減あきあきした。シナ人もそろそろ、本当のことを語りながら生きたいと思わないものだろうか。

さて、その、いずれにせよ、しばらくは習近平と運命をともにせざるを得ない立場の王岐山が、米スタンフォード大のフランシス・フクヤマ教授のインタビューに答えた様子が掲載されている。中共独特の嘘八百を承知の上で、紹介しておく。


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五年に一度の党大会を前に、その一強体制を盤石にしたように見える習近平指導部

序章  習近平の描く夢
第一章  勃興する大国、波立つ世界
第二章  中国式発展モデルの光と影
第三章  十三億人を率いる党
終章  形さだまらぬ夢

《欧州の歴史を理解するのも難しいが、中国は欧州以上に複雑です。中国の歴史は長く、人口も多い。中国の歴史を外国人がしっかりと理解するのはとても難しいことです》

これを読んだだけで、この言い分を受け入れている以上、私たちはシナ人の作り出した混沌の中に引きづりこまれ、彼らの助け無くしては、立っていることさえままならないような不安感にとらわれることになるのです。“複雑”なことなど何一つないし、“長い歴史”など微塵もない。“外国人がしっかりと理解することはとても難しい”と言われても、微塵もないものを理解することなど、花から不可能だ。そもそも、“中国”そのものが彼らの作り上げた幻想で、あの大陸の過去のどこを動作がしてみても、“中国”を見つけることは不可能なのだ。有りもしないものを追いかけようとするから、足場を失いような不安にさいなまれることになる。そんなことを考えながら、彼の発言の続きをどうぞ。

《二〇一三年に我々は新しいスタート地点にいました。五千年の歴史を持つ国が新たなスタートラインに立てたというのは、大変なことなのです。ここまでには長い時間がかかった。この文脈でわれわれのガバナンス能力、全面的な改革、依法治国を理解していただきたい。この国を率いる党が新しいスタート地点に立つ時、そこに十三億の民がいることを忘れるわけにはいかない。これが中国の特色なのです。あなた方が言っていることやあなた方の尺度を我々は理解していますが、中国が一つの方向に進む時、十三億人に切り立った崖の上を歩かせるわけにはいきません。中国のことは、まだまだ慎重に進めねばならないのです》

“中国”という国は、アメリカの間違いで一九四九年に誕生した中華人民共和国という国の略称です。その前に中華民国の時代があったと言われるが、それは軍閥抗争による内乱の中の一大勢力だった。その時代には日本も関わったが、“日本の侵略”なんてよく言えたもので、こっちは巻き込まれて迷惑を被った側だ。

その中国が“五千年の歴史”だからね。“大変なこと”は〈嘘で塗り固める〉ことで、十三億はていのいい人質で、「ニ~三千万くらい死んでもかまわない」ってことは毛沢東も言っていた。シナの、事件事故の対応を見ていれば、それが冗談ではないくらいシナ人の命が軽く扱われているのがよくわかる。・・・ああ、腹立たしい。

彼も必死なのだ。習近平が倒れれば、自分も運命をともにするのだから。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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