めんどくせぇことばかり 『ホモ・サピエンスの秘密』 インフォビジュアル研究所
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『ホモ・サピエンスの秘密』 インフォビジュアル研究所

猿はいろいろな種類がいるのに、人間は、ホモ・サピエンス一種類しかいない。ずい分前には他の種類もいたらしいけど、みんな死に絶えた。4万5千年前の氷期真っ最中、ホモ・サピエンスはネアンデルタール人とユーラシアで同居していた。その彼らも、いつしか死に絶えた。

1万7千年前まで、インドネシアに、ホモ・フロレシエンシスというホビットがいたという話もあるが、この本の中では問題にされていない。ちょっと、興味あるんだけどな。・・・とにかく、他の人類はみんな死に絶えて、ホモ・サピエンスは、唯一の“種”になった。

《特別な存在》・・・なのかな。そうだとしても、そうじゃないとしても、・・・腹はへる。飯を食う。排泄する。欲情する。

そのうち、明日の飯の心配もする。できればうまいものが食いたい。そう、好きな女と、話ししながら食いたい。一緒に快適な時間を過ごして、楽しいことしたい。自分の子供を産ませたい。できるだけ多く産ませたい。できれば他の女にも産ませたい。一族を増やして、将来に向けて発展していって欲しい。

そのためにホモ・サピエンスは、他の人類にはなかった機能を持った脳を手に入れた。アトランダムにインプットされた情報が、ホモ・サピエンスの脳の中では見事にネットワーク化され、新たな知性を獲得することが可能になった。これを、“認知革命”と呼ぶんだそうだ。

『ホモ・サピエンスの秘密』    インフォビジュアル研究所

太田出版  ¥ 1,296

図解でわかる 最新知見を下に紐解く、おどろきの人類700万年史
はじめに  生命の進化を激変させたホモ・サピエンス。
        20万年の道のりの先に幸せはあるのか?
1  私たちはどこから来たのか
2  ネアンデルタール vs ホモ・サピエンス
3  獲得した思考の力
4  豊かな狩猟採集生活
5  農業革命の光と影
6  宗教という想像世界の始まり
7  想像世界の秩序「ヒエラルキー」
8  想像世界の秩序「貨幣」
9  想像世界の秩序「国家」
10  想像世界の拡大「帝国」
11  帝国システムの道具「数」
12  帝国システムの道具「法律」
13  帝国システムの道具「硬貨」
14  ヨーロッパ世界拡大の武器「信用創造」
15  ヨーロッパ世界拡大の武器「資本」
16  ヨーロッパ世界拡大の武器「法人」
17  ヨーロッパ世界拡大の武器「略奪」
18  ヨーロッパ世界拡大の武器「株式会社」
19  ホモ・サピエンスの20世紀
20  人類の幸福とは
あとがき  人々にとっての、次の「幸福」とはなにか
       その答えは、脳が持っている

その上で、・・・あとは目次を見てもらったとおり。かつて、人間だって捕食される側だった。その記憶はDNAに刻み込まれているみたいで、わけも分からず暗闇に恐怖するし、広ーいところに投げ出されると、ついつい身を隠す場所を探してしまう。だけど、やがてホモ・サピエンスは認知能力を発揮して、捕食者を遠ざけていった。

そのように働きかけて、無作為の自然状態を改造していったのだ。そして、うまいもの食って、いい女に自分の子供を産ませて、一族を増やし、将来の発展を期す。

そうしようと思うと、自然に対する働きかけは増える。・・・どこかで、黙示録が脳裏をかすめるが、・・・まあ、気にしないことだ。

ヨーロッパに時代になると、その勢いは加速される。加速されるものの、地球上で共生できる生命体の量には限りがある。それを超えれば、なんらかの働きで、その数が調整される。シナの歴史を見ると、その様子がよくわかる。

ところが、認知能力の高いホモ・サピエンスは、地球上に過去に存在した生命体にまで手を出した。化石燃料だ。ホモ・サピエンスの数は、それまでの限界を超えて増え始めた。・・・また黙示録が頭をかすめる。

考えてみれば、最後の審判が語られて時点で、ホモ・サピエンスの活動の拡大の限界を認識していたんだろうな。黙示録にとらわれる連中は、自らの所業に恐れおののいて、迷惑なことに、優生論に走ったりする。

自らの所業に恐れおののくのはけっこうだ。大いにおののいて、自然の前にぬかづけばいい。ただし、戒めるべきは自らの所業であって、その責任を他者に取らせようとするのは、あまりにもお門違いだ。・・・さて、この本は、そのへんをどう語るのか。





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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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