めんどくせぇことばかり 『日本一やさしい天皇の講座』 倉山満
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『日本一やさしい天皇の講座』 倉山満

最長の元号は昭和・六十四年、次は明治・四十五年、三番目が室町時代の応永・三十五年、平成はそれに次ぐ史上四番目に長い元号になるわけですね。もちろんそれは、昨年八月八日の陛下のお言葉と、それを受けた国民の支持を背景に、支持が決定したことによる。

あのお言葉の重みは、もしかすると、次の図を見ると少し変わるかもしれない。王朝

たまげるなぁ、日本の歴史は・・・。ちなみにこの図を参照するのは著者の倉山さんの推奨です。

《我が国は、公称二千六百七十七年、少なくとも千四百年の歴史を数える。この間一度も途切れることなく続いてきました。この数字は今の地球上に存在する国の中で最古です。世界最長不倒の記録です。(本書p18)》

そう、こんな国、他にないわけです。それこそが日本の強み。“中国”五千年?いえいえ、中華人民共和国の建国は1949年。「シャルルマーニュ以来、フランスは一貫して続いている」とフランス人は言うんだそうだが、少なくとも、国王と王妃の首をギロチンでちょん切った前のフランスと後のフランスは、もう何を言っても別物よ。

「どうしてそんなに・・・」と思うほど、ギリシャに肩入れするのも、その神話をヨーロッパ共通の故郷に組み入れたいんだろうけど、ギリシャ人自体が神話とは何の関係もないよそ者。神と直接つながる日本人とは、やはり全然違う。

扶桑社新書  ¥ 821

二百年に一度の大事件 日本人として、なにを知るべきか


第一章  天皇と先例
第二章  天皇と武家
第三章  天皇と近現代史
第四章  攘夷を論じる


日本は、“唯一”なんだよね。

「皇室は洗礼を尊ぶ」・・・そして新儀を不吉とする。なにか決めるときは前例による。時代の変化により、いつも伝統を守れるとは限らない。それでもご先祖様の選択のなかに「なにが正しいのか」を探し求めて皇統は維持されてきた。

本書によれば、最近の最も不幸な“新儀”は玉音放送であろうという。しかし、昨年の今上陛下のお言葉も、東日本大震災における陛下のお言葉も、玉音放送という不幸な“新儀”を先例として行われた。

皇統は、何度も何度も危機に瀕したが、そのたびに先例をもとに、知恵を絞って乗り越えてきた。古事記や日本書紀に記された“歴史”はまさにその経緯が記されたわけだ。

本書にあるように、雄略や武烈天皇は、その名があらわす様にガタガタしてた時代のことも書かれているし、継体天皇のときなんか後継ぎがいなくなっちゃったんだから、本当に危機だったんだよね。そんな危機も、知恵を絞って乗り越えてきた。

そしてその時代、すでに万世一系の皇統を守り続けていこうという意志が、そこに存在したということだ。

私たちの時代が迎えた危機は、過去のいかなる時代の危機とも異質のものかもしれない。しかし、いかに異質なものであれ、“異質な危機を乗り越えた”先例は、山ほどある。いいなあ。過去を見つめて後ろ向きに生きていこうよ。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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