めんどくせぇことばかり 『不思議の国のジャパニーズ』 片野優 須貝典子

『不思議の国のジャパニーズ』 片野優 須貝典子

ジジイになったのだから仕方がないんだけど、昔の日本のほうが良かった。昔の日本のほうが良かったのに、それを自分の子供達に伝えきれない、全然伝えきれていない自分も、本当に情けない。今は子供も独立して、あとは勝手に頑張ってもらいたいもんだ。連れ合いと二人の暮らしになった。この連れ合いが、実は私以上に昔の日本人で、神仏への感謝を忘れない女だ。私の人生の一番の成功は、この女を連れ合いとしたことだろう。少々強引だったが、・・・良かった、良かった。

いつだって、物事には表と裏があって、どちらが表でどちらが裏か、表裏のようでいて、実はおんなじなのだ。表でも裏でもない。同じものを、こちらの都合で、表に見たり、裏に見たりしているだけだ。“良かった”と言っている昔の日本もそうだ。

しかし、心して置かなければならないことがある。表に見えようが、裏に見えようが、生きていくために、先人たちが積み重ねた経験の上に作り上げた世間であるということだ。

戦争に負けたもので、真っ当な日本は、真っ当なものではないことになった。それが戦争に負けたあとの日本の始まりで、その前提でリーダーの地位に立ったものが戦後の日本を作り上げた。もはや、以前の日本には戻れない。

「保育園落ちた。日本死ね」

多くの外国人が、日本に魅力を感じているんだそうだ。おめでたい話だ。でも、その日本は、今の日本人が作ったもんじゃない。今の日本が壊しきれなかった日本だろう。


『不思議の国のジャパニーズ』    片野優 須貝典子

宝島社  ¥ 1,296

激動の幕末日本を訪れたシュリーマンは、平和で、秩序だった日本社会に感嘆したという
第一章 セルビアから未来の国・日本にタイムスリップ
第二章 ヨーロッパ人が日本文化を初体験
第三章 外国人がサプライズした日本人の精神性
第四章 外国人に受ける日本の名所

国民性ジョークに《もしも明日、世界が滅亡するとしたら》というのがあるんだそうだ。
アメリカ人は、軍事力でなんとかしようとする。
ドイツ人は、明日までに新技術を開発して滅亡を防ごうとする。
フランス人は、世界の終焉を芸術にしようとする。
イギリス人は、最後の午後のティータイムに誰を呼ぼうかと考える。
イタリア人は、最後のベットをともにする女性を探す。
ロシア人は、明日はウォッカを飲んでも二日酔いにならないと喜ぶ。

ハハハ・・・、面白いですね。日本人はと言うと、《会社に行って、明日までに仕事を終わらせようとする》ということです。世界は、そんなステレオタイプ化された日本人を“笑い”の対象にしている。でも、そんな日本人も、もうじき消え去るだろう。

日本に良質の関心を持つ外国人が増えているのは事実のようだ。結果として、世界を敵に回して闘い敗れた日本に、世界が関心を寄せているんだという。何だ、そりゃ。

面白いことに、世界を敵にした“悪い”日本を、日本人の中でも戦後を主導した人たちは、根っこから掘り起こして変えてしまおうと躍起になってきた。だけど、外国人が関心を寄せるのは、それでも“変わらない日本”だったわけだ。

伝えきれなかったけど、全然足りなかったけど、なんとか子どもたちに、汲み取ってもらいたいもんだな。

・・・完全に、ジジイの戯言だけどね。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ


言葉は人の心をあらわします。
「歌は世につれ世は歌につれ」と言いますが、言葉についても同じことが言えるでしょう。
これから出る本






































当ブログ内人気図書 






















































カウンター
カテゴリ
ブロとも一覧
アジシオ次郎の時事原論
はりこのはやしや 
ハシビロコウ
素足のアイドル達
うさぎ屋の四方山話
わくわく株式投資
プロモデラー林哲平のジャンクロボット創作ブログ『ケルバーダイン』
大好き!グラビアアイドル!
伊織のブログ
Re:BAD TASTE♥
QWERT 5w1h
「伝わる技術」オトデザイナーズ・坂本真一
歌と知恵でハッピーライフ^^
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
最新記事
応援して下さい