めんどくせぇことばかり 『名字でわかるあなたのルーツ』 森岡浩
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『名字でわかるあなたのルーツ』 森岡浩

NHKの番組《人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ! 》が面白くて、よく見てる。姓氏研究家の著者は、その番組のレギュラーでもある。著者ら研究者のお陰で、“おまなえ”は、確実に歴史をたどる一つの強力な視点になってるんだな。名前は時空を超えて現れる。場所を超えて現れる。時間を超えて現れる。つまり、それを追うことで、人の動きがわかる。いつ頃動いたかがわかる。

おもしろい。おもしろすぎる。

ネタバレになるけど、面白さを伝えるために、展開の一つを紹介する。これは、日本人の名字が地名からつけられていることが多いということで、その地名はどんないわれでつけられたかを明らかにした部分。
平野の少ない日本では、山の中腹まで開墾することが多く、ここに住んだのが「山中」や「山内」。通常は田よりも高いところに住んで「田上」。棚田の場合はその下に住んで「田下」。山の麓には道が通り薪を撮るのに便利で水も得やすいので多くの人が住んだ。「山下」、「山本」、関西では「山根」が多い。山の稜線の張り出したところが「山崎」で、神社がある「崎」は「宮崎」、寺なら「寺崎」となる。この「崎」がそのまま海に落ち込んでいれば「岬」。

道が山を越える一番高いところが「峠」で、中国地方では「田尾・垰」。山を越えるにしても、鳥が山を超えるところが「鳥越」。道が交差するところが「辻」。農民の集落を「村」。商人の集落を「町」。漁村は「浦」とも呼ばれ、村は「郷」とも呼んだ。

川は山間部の細い流れのところでは「沢」。“そのあたり”という意味で「沢辺」、「沢部」と書いても意味は同じ。さらに上流では「滝」が多く、「滝川」や「滝沢」の名字が多い。その下に住むものが多いので「滝下」、「滝本」は多いが、滝上に済むものはあまり多くない。
・・・こんな調子なんだ。面白いでしょ。


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NHK《人名探求バラエティー 日本人のおなまえっ!》コメンテーターがおくる“ご先祖様の真実”
序章 名字のルーツを探る
第1章  由来でさぐるルーツ
第2章  先祖でさぐるルーツ
第3章  分布でさぐるルーツ
第4章  ルーツ探しの彼方に
韓国は5000万人今日の人口に対して、名字の数は300程だそうだ。チャイナはというと、漢民族だけで10億もいるのに、名字の数は数千だそうだ。日本の名字はどれくらいだと思う。・・・・・・・・

1億3000万弱の人口に対して、10万種類以上の名字があるんだそうだ。

名字から自分のルーツを知ろうとしたときに、この10万種類というのはどうだろうか。数は多いけど、特定しやすいというところもあるよね。ルーツ調べの方法も書かれている。

まずは図書館で姓氏辞典のたぐいを調べる。有名な名字なら、出自、発祥地が明らかになり、場合によっては系図も明らかになる。ここで注意したのは、出自、発祥地、系図が明らかにされている名字は、大名・旗本・公家・神官などの著名な一族。江戸時代の武士や公家は人口の1割。著名な一族はこの1割の内と考えればいい。


残り9割の場合どうするか。一つには、下から調べる方法。自分を起点として両親、その両親と歴史をさかのぼる。もう一つは、上から調べる方法。自分の名字がいつどこで生まれたかを調べ、そこから一族がどのような歴史をたどったかを調べる。一族の系統が多すぎると手に負えないが、それほどでもなければ調べられる。

まずは地名調査から。それが終わったら、分布を調べる。それなりの本もあるそうだし、電話帳も活用できるそうだ。自分の名字のもとになった地名と名字の分布を検討する。両方の一致と名前の分布の規模から名前のルーツを類推し、地元の郷土史を当たってみる。

私の名字の起こりは栃木県。新田氏の流れの中に、この名字が見受けられる。それが、なにがどうして埼玉県の山奥に移り住んだことやら。

・・・あと数年で定年。そしたら本腰を入れてみるかな。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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